鹿ことシロジュンがタオに来たのは、一昨年平成16年の7月だった。
中村くんと一緒にやってきた城下と名乗る青年は、人が良さそうなかんじではあったがあきらかに老けていた。
1発でウインドにハマッた城下君は中村君と共に毎週末ウインドライフをおくり、メキメキ上達? 秋にはタックのシロジュンの異名をとるまでに成長した。
冬、撃沈はするがプレーニングが出来るようになったシロジュンは波ありにもトライしだした。 最初は波で乗れなくても、へこたれなかった。
でもある日の冬の海の波はデカかった。
Kが4.2オーバーの波津屋崎で波頭。 乗馬横は頭オーッバーというハードコンディション。
その中相変わらず、能天気に5.3のセイルで出て行くシロジュン。
”オーバーだって!”言うのに”いや、1往復だけでも・・・”と出て行ってしまった。
波はテトラを超えてしぶきをあげ、テトラの周りは異様なカレントを生んでいた。
そのカレントに乗った彼は波の中に流され、ぐちゃぐちゃに まかれる。
その日以来、海には来なくなった。
ヘコむシロジュン。
やっと復活したのが、17年の初夏。
以来、壊す壊す!そして道具を壊し続けて今日に至る。
壊れた道具 : ボード3本 セイル5枚
シビックで去って行くシロジュンを見送りながら、フッと思ったことでした。
シロジュン帰ってこいよ!
今日は左サイドで1時間くらい吹いたんだよね〜。

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