1週間のごぶさたでしたm(_ _)m
一昨日(26日)は夕方から渋谷駅のハチ公前へ。一昨年来、「
共謀罪に反対する表現者たちの会」で一緒にドカドカとやってきたミュージシャンの
ZAKIさんが、29日投票の参院選に「
9条ネット」から全国比例区に出馬しており、この日は夕方からここで街頭演説をやるというのだ。
渋谷といったら「共謀罪」問題ではZAKIさんや私も含めた「表現者たちの会」として、この1〜2年ほど街頭でさんざんいろんなことをやってきた街でもあり、中でもハチ公前は
ここにもある通り、警官とのいざこざが絶えなかった場所だ。そこを舞台に、今や参院選候補者となったZAKIさんが街頭演説をやるというのである。仕事に追われてここまでほとんど陣中見舞いにも行けなかったけれど、そうと聞いたら見に行かないわけにはいくまい。
週末の午後6時過ぎのハチ公前は例によって都内でも随一の人混み。そしてZAKIさんの地球を思いっきり叩き割るがごときパワフルなライブパフォーマンスも相変らず(さすがに喉は少々擦れてたが)だった。違う点といえばライブ演奏の場所がハチ公前のタイル上から広場に横付けされた選挙カーの上に移ったことと、すぐ目の前にある駅前交番の制服警官たちが苦虫を噛み潰したような表情で、ちょっかいも出さず遠巻きに睨みつけていたことか。
御承知の通り参院選は投票直前時点でもなお「民主優勢」が伝えられているが、それ以外の野党については必ずしも楽観できる状況にはない。ZAKIさんが候補として名を連ねる「9条ネット」にとっても、当初は選挙戦での大きな争点になると思われていた憲法問題が、年金や格差問題がのしてくる一方でマスコミ報道でも少々後ろに引っ込んでしまうなど、戦い方にはなかなか難しいところが出てきているようだ。
とはいえ、そんな外野の観測も「言いたきゃ言ってろ」とばかりに、ZAKIさんは日本で一番有名かつ往来の激しい駅前広場である渋谷ハチ公前を行く人たちに向けて必殺技的一曲「
世直しでヨロシクネっト」(←ここから聴けます)をガンガン歌いまくる。そんな威風堂々とした振舞いにも魅せられてか、立ち止まって興味深そうに耳を傾ける人も結構多い。当初から選挙戦に協力しているらしい
林克明さんが、そんな人たちを見つけてはビラを配りにまわっていた。
演奏が小休止となったところでZAKIさんから「上がってきてしゃべってよ!」と言われ、林さんも含めた3人による、選挙カー上での即席のトークセッションへと狩り出される。単に陣中見舞いのつもりできたのが、なんと生まれて初めて選挙カーの屋根に登って「応援演説」をするハメになっちゃったのであった(汗)。
しかも繰り返しますが渋谷ハチ公前ですよ? 6年前に小泉政権が発足する直前、この一帯が聴衆で立錐の余地もなく埋まってた際たまたま通りかかったことがあったが、その際に小泉純一郎と田中真紀子が車上から手を振っていたのが、今いるここと全く同じ場所だったなと思い出す。そんなわけで車上からも記念に1枚パチリ(↓)。壮絶なる肖像権侵害というやつになるのかこれは。
もちろん、トークセッションといっても主役はあくまでZAKIさんと林さんである。このところのバタバタで選挙報道には今ひとつつぶさに接してこなかった私は、なるべくボロを出さないよう、なるべく合いの手に徹する。林さんのテンションもかなり上がっていたので、編に邪魔したら迷惑になるだろうとも思ったのだ。
あ、ただ一度「ZAKIというローマ字で立候補を届け出た例はこれが初めて。選管からも最初『前例がない』と断られたのを何とか押し通しました」と林さんが言ったのに対し、「あ、なるほど〜。んじゃこれからはMEGUMIさんなんていう候補者も出てくるかもしれませんねえ」とか思わず言っちゃったが(笑)。まったくハチ公前の大群衆を前に、よくもまあ、そういう馬鹿なことが言えたもんだなと我ながら呆れた次第であるが、隣の林さんは特に表情も変えずにスルーしていた(内心さだめし呆れられたのではないかと思います。本当に申し訳ない)。
ともあれ、そんなZAKIさんの選挙戦も残すところあと1日だ。泡沫候補だとか揶揄する向きも多いかもしれない。けれども、かつて「共謀罪」問題が世の大半の人々に知られることもなかった時期から彼と一緒に反対運動に関わってきた私は「『何を言ったって世の中は変わらない』なんて思っちゃだめだ!」という彼のメッセージには凄く共感するところだ。
そう。世の中を変えるのは決してたやすいことではない。でも誰かが何か声を上げない限りは、万に一つしかない「変わる」可能性すらも手元に呼び込むことができないのだから。
さてさて選挙後の世界にははたしてどんな眺めが広がっていることやら――。

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