拙宅最寄の新中野駅で見かけたポスター。しかしこの虫眼鏡、えらい拡大倍率だな――って思ったのと「そうか〜『過激派』ってこういう人たちなのか!」と率直な感心を覚えた途端に撮ってしまいました(笑)。そうか、みんなヘルメットに「過激派」って書いてるわけだ。わかりやすいね。
不意に「共謀罪」絡みの会合で寺澤有さんと話した時のことを思い出した。
「共謀罪の問題をいかに世間に訴えていけばいいか?」という議論をする中で、寺澤さんが「地下鉄の霞ヶ関駅の構内に『共謀罪反対』の広告を出しましょう」と言い出した。
しかし霞ヶ関っていったって、確かに役人や警察や弁護士の利用は多いけど、一般市民への宣伝告知という意味では、高い広告料金を払うだけの意味があるのか――と疑問を呈示した私だったが、それに対して寺澤さんはこう答えたのだ。
「いや〜あそこに出しとけば警察や法務省の役人にも威嚇効果があると思って」
そうか。「宣伝」ではなくて「威嚇」のため広告を出すという発想があるのかと広告業界誌出身の私としては一瞬目から鱗が落ちるような思いをしたものだ。
上記の駅張りポスターも、あるいは警察庁が同じような発想から出したのかもしれないね。「お前ら、みんな見てるんだぞ」とでも言おうとしているのかな。ただ、できれば私もこのイラストにあるような過激派の人たちには実際に取材で話を聞いてみたいので、みなさん「過激派」アジト発見にはぜひ御強力のほどをお願いします。

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