いつの間にか今年も金木犀がいい感じに薫る頃合になっちゃいましたけれども、そんな中で本日、当「岩本太郎ブログ」のアクセス数が(早くもと言うか遂にと言うかやっとこさと言うか)10万の大台へと到達するにいたりました! d(^-^)b
「
私はこの本の中で、大切なこと、カンジンなことはすべて省略し、くだらぬこと、取るに足らぬこと、書いても書かなくても変りはないが書かない方がいくらかマシなことだけを書くことにした」
(北杜夫『どくとるマンボウ航海記』の「あとがき」より)
10代の頃に出会った紀行文学の名著において、爽快に言い放たれていたこの一節を地で行く日記にできればいいな――と思いながら続けてきたこのブログ。2005年1月1日のスタートからここまで2年9ヶ月と12日の間、まさにくだらぬことや書かんでもいいことをわざわざ書いては大ヒンシュクを買ったり笑いものになったりソッポを向かれたり友達をなくしたり他人に迷惑をかけたり自分の首を絞めたりしたわけですけど(なおかつここ数ヶ月間は執筆も含めて何をやるにもモチベーションが上がらぬ状況が続いているために更新も滞っているんですけど)、それでも斯様な6桁のアクセス数を得るまでに至ったのは、ひとえにお読みくださるみなさまのおかげ。本当にありがとうございます!
できることならこれからも、例えば同郷出身の偉大な出版界の先輩が言う
「
ヒンシュクは金を出してでも買え!」
「
薄氷は自分で薄くして踏め!」
「
新しく出ていく者が無謀をやらなくて 一体何が変わるだろうか?」
――等々の精神を見習いたいものだ、と。なんて言うと「他人の言葉を借りてきてばかりでお前の主体性はないのか?」と言われそうなんで、以下に思いつきで「自作の銘」をいくつか挙げますれば
「無理するな、でも無茶はやれ!」
「やらなくて後悔するなら、やってから後悔しようね」
「しなやかに、かつ、したたかに生きていこうよ」
「フリーライターとオウム信者に人権はない」
「女が不浄なら、男は不潔だ」
「女心と秋の空、男心と上の空」
――というあたりになるんでしょうか(笑)。ともあれ、今後ともよろしく

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