劇団東風
Vol.44
第34回公演
「おやすまなさい」



オフィシャルホームページは
こちら↓

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同じ呼び方でも違うのよ  代表から


東京でやってる芝居と、
釧路でやってる芝居に、
「違いは無い」と最初に書きます。

昔は違ったのでしょうよ。でもこの時代です。
手に入るものは中1日かければこっちにも届くし、
話題の芝居はこちらでも見ることが出来ます。

これは「井の中の蛙」的発言では決してなくて、
東京には東京の、
釧路には釧路の芝居があり、
「田舎の遠吠え」ではなく、
そこに優劣は無いんじゃないかという意味です。


ですが、
細かいところで「違い」はあるのです。
今回、僕の後輩達の芝居をお世話して、
それを体感しました。

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(劇団ブログより転載)

こんな感じの装置を作りました。
舞台美術の熊野さんのプランです。

熊野さんと、図面と電話、メールでさんざんやり取りしたんですが、実際、現場で会った時に「ん??」というのがあったのです。


北海道で舞台装置を作る材料の定番は「一寸角(30ミリ角)」
文字通り、一寸×一寸の角材です。
一方で「垂木」と言えば「一寸五分角」
一寸五分(約45ミリ角)の材料です。

ですが、
向こうでは「垂木」というと「30ミリ×40ミリ」程度の角材を言い「30ミリ×20ミリ」を「小割」と呼ぶそうです。

指定の寸法と出来上がった寸法が微妙に違う。
だって、材料のセレクトが違うんだから当たり前です。

畳のサイズに「江戸間」と「京間」さらに「中間」があるのは知識として理解していましたが、
まさか、材料の呼び方でこんな違いがあるとは。
ていうか「垂木」という「同じ呼び方」でサイズが違うというのは、困ったことでした。

「舞台用語」に関しては「地域差」が多少出て来るもので、
僕が若い頃、
「一文字幕」を「霞(かすみ)」
「上敷」を「うすべり」と呼ばれ、
一瞬、「ん??」となったことはありましたが、
今回、久しぶりの経験でした。

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「木が欲しい」というので用意しましたが、
最初は「この冬の時期に『葉』があるのは『松』しかない」
ということで、豊頃の親戚に頼んで松を切ってもらう段取りでした。
ですが、連絡すると、
「切るのは構わないが、重たくて大人3人でもツラいぞ」
と言われました。
「こりゃあ無理」ということで、
我が家の近場に横たわってる木を見つけ、
劇団員総出で市内の百円ショップを周り、
枝を見つけてきました。

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「雑草も欲しい」というので、
これも市内を駆けずり周り、
「その辺に生えてるじゃん。こんなの」という草をかき集めました。百円ショップで5桁を超える領収書ていうのは、なかなかないです。

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こんな石段もありました。
素敵な出来でした。

自分の劇団でさえ、こんなに装置を作ることはないんですが。
最後まで楽しんで作ることが出来ました。

まだ両手がむくんだ感じなのと、
爪の間に入ってる塗料の色、
そして、体に残るいくつかの切り傷は、
千穐楽を終えたあとも、僕の手元の残る良い想い出です。
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