劇団東風
Vol.44
第34回公演
「おやすまなさい」



オフィシャルホームページは
こちら↓

http://www.tong-poo.org



代表挨拶〜コンシーアム公演パンフレットより〜  パンフのごあいさつ


ご あ い さ つ


 本日は、ご来場頂きましてありがとうございます。
3年ぶりの年2回公演、8年ぶりのアートホールへようこそ。

今から40年前。長野県警が浅間山荘に突入した2月28日に仕込みをして、さっき、やっとこさリハーサルと通し稽古をこなし、そとに出ると、こんもり雪が積もってました。
雪かきでお疲れのところ、また、お足下の悪い中、重ねてほんとうにありがとうございます。


 40年っていうとね、実はボク、今年、40歳になるんですよ。
二十歳で旗揚げしてなんたって二十年ですからね。もう「若手劇団」とかって言ってられないですね。
・・・うん。 言ってられないな・・・。前厄だし・・・。
あっ、でも「厄払い」はしませんよ。役者は「やく」を払うと良くないそうですから(笑)


 四十歳っていうと「不惑」です。
僕らにとって「不惑」というと「不惑の大砲:門田博光」です。

「アート」ではなく、「アーチ(ホームラン)」をかけるという意味で「アーチスト」と呼ばれてましたっけね。
ご存知「関西の老舗:南海ホークス」が「スーパーのダイエー」に身売りされ、九州・平和台球場に移転する1988年「福岡は遠い。子供の進学もあるから」と、3対1のトレードで関西に残る決意をしたことでも有名です。

 こんな選手いないですよ! なんという「家族想い」 しかもその3年後「子供も落ち着いたんで」と、あっさりホークスに戻ったんですから。 なんという「チーム想い」(自分勝手なだけか??)
 若い頃の野球ネタはこんなに覚えているのに、三連覇を狙うWBC日本代表の顔ぶれは全然覚えられません(オールスターよりまだ悪いもんね、実際)

 公演の一週間前だというのに先週末はWBCの壮行試合を9回ゲームセットまで観てました。しかも横になりながら・・・。あれだけ「うがい!手洗い!」と稽古場で叫んでいたのに、劇団代表自らインフルエンザにかかり「5日間の出勤停止」&「稽古場立ち入り禁止」&「自宅2階の客間に軟禁」でした。みんなごめんなさい。
 人間は「忘れることで生きていける生物だ」といいますよね?
「覚えたことは忘れる運命にある」とすれば、いつかぼくも門田博光を忘れる時がくるのでしょうか? あのゲーテさんは「若い時は”興味が散漫”なために忘れっぽくなり、
年をとると“興味の欠乏”のために忘れっぽくなる」と言ったそうですが、果たしてそうでしょうか?


 今回、念願だったくしろ高齢者劇団の皆さんとご一緒することができました。
ぼくの方は「四十にして惑わず」とはまだまだいきませんが、
皆さんは「七十にして心の欲する所に従って、 矩を踰えず」を見事に体現してらっしゃいます。
「七十になると思うままにふるまっても、それで道をはずれないようになった」という意味だそうです。一緒に稽古してて心から思いました。いい意味でも悪い意味でもですけど(笑) もう少しこういうおつきあいを続けていきましょうよ。この素敵な「世代間交流」を。


 この場を借りて、後援・協賛頂いた企業や団体の方々に、劇団員一同お礼申し上げます。
 そして、いつもいつもですが、僕らのやる気に理解を示してくれる職場の皆さん、僕らを支えてくれている家族みんなに、心から「ありがとう」と感謝し、幕をあげることにします。

 YMOの「TONG-POO」が流れますと、まもなく開演です。
 最後まで、ごゆっくりとご覧下さいませ。


平成25年3月3日
劇団代表 片桐 茂貴 
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代表のあいさつ  パンフのごあいさつ

ご あ い さ つ


 本日は、ご来場頂きましてありがとうございます。

 今回のチラシを作っていた時のこと。演出と相談して今回は「バナナ」をモチーフにすることにしました。早速、我が家にあったバナナをデジカメで撮り、加工します。「スイートスポット」と呼ばれる少し黒ずんだ斑点がある食べ頃のバナナ。美味しそうでインパクトあるいい画が撮れました。
 ところがです。翌日、その試作チラシを稽古場で劇団員に見せると、予想もしない感想が返ってきました。 「あたし、バナナってなんか貧乏臭いイメージなんで、好きじゃないですよねぇ・・」

 彼女がバナナを好きでないのは、得手不得手があるでしょうから構わないのですが「貧乏臭い」というイメージがバナナにあることに驚きました。さらに周りの同年代の団員が頷いているのを見て、そういう世代が確実にいることにまた驚いたのです。

 僕はいままで「バナナ」という食べ物に対して、さほど気にかけて生きていませんでした。まぁ、僕ら世代は特段何とも思ってないというか、バナナに対してニュートラルというか。しいて云えば、僕は親父の茶店で出してくれる「バナナジュース」は美味いなぁ。くらいのことでした。
 しかし、この「貧乏臭い」という二十歳そこそこのイメージに、さすがに考えさせられました。
だって、親父やお袋の世代は「バナナが高級品」だったというじゃないですか。小さい頃、そう聞かされた時「そうなんだぁ、今ではいつでも食べられる『普通のもの』になったんだね」と僕は思ってました。ところが、さらに何年かするうちになんと「貧乏臭い」と云われるまでになっている。かわいそうバナナ。
「日本が豊かになった」とかそういう話をする気はありません。それよりもたった3〜40年で「高級品」から「普通」を経て「貧乏臭い」にまで落ちるこの「価値観の変化」に僕は驚いたのです。

 「笑い」を語る時に、よく「構図のズレ」という言葉が用いられます。
「そうであるべき」という価値観があって、その構図が微妙にずれる時に笑いが生まれるというもの。
 漫才で「ボケ役」が奇妙な言葉を言った時「ツッコミ役」が入れる「観客と同程度の価値観」というもので笑いが出てきます。
 この「価値観」は時代、世代と共に確実に変わっています。きっと、クレイジーキャッツが「漢字が読めない総理大臣」というネタをやれば笑いを取れた時代から、「漢字検定1級の小学生が『総理大臣を越えたぜ』と叫ぶ」ネタが通用する時代へと「構図」が変わっているのです。僕が最近あまり「テレビのお笑い番組で笑えなくなったこと」と、「バナナが貧乏臭くなったこと」とは、実は関係があるのかも知れません。
 
 それぞれ千差万別の価値観をもって今日お越し頂いた皆さんに、出来るだけ多くにこやかになってもらえる作品を集めました。もちろん、秋に待っている本公演への助走ともなる番外公演です。

 毎日遅くまで会場を提供して頂いた福嶋館長あらためてお礼を申し上げます。そして、本日ご来場のお客様をはじめ、僕らを支えてくれているすべての方々に感謝し、幕を上げることにします。

 本日はご来場ありがとうございます。YMOの「TONG-POO」が流れますと、まもなく開演です。
 最後まで、ごゆっくりとご覧下さいませ。 


劇団代表 片桐 茂貴 

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演出のあいさつ  パンフのごあいさつ


笑うしかない/こともない


 プロレスを見続けて26年目になる。
 プロレスは見続けることに意味を持つジャンルで簡単にいうと「終わりのないドラマ」なんである。
 しかし、最近「これ最終回じゃん」と思える悲しいことが起きたのはプロレスに興味のない方でもご存じのことだろう。
 さようなら、三沢光晴。
 このことを書こうとすると芝居のご挨拶でもなんでもなくなるので涙をこらえて先を急ぐことにする。
 結局、三沢光晴は全てのバットエンドを自ら引き受けて去っていった。何年か前に女性のプロレスラーが同じようにリングで力尽きた時、様々な問題提起がなされる中「そういう覚悟はある」と唯一人、言い放ったのが三沢光晴だ。その覚悟についてプロレスファンの俺達はどれくらいのことを考えたのか。考えなかったのか。

 本当にそれでよかったんですかね?三沢さん。

 これからコントをやるというのにハゲづら被って(その必要はない頭なのに)鼻の穴を黒く塗って(塗ってない。後、実はハゲづらも被っていない)スタンバイしているというのに、何をブルースを心に
響かせているかという話であるが、こう、なんだろ。俺はコントをやろうとするとなぜか憂鬱な状況に遭遇して、これはなんかの防衛本能でも働いているのかと精神分析してしまう。そして考えてみれ
ば、俺がやっている芝居は大体、そういうもんだ。笑うしかないことで終わりたいのにそうは終わらないという。だから今日みたいなコントをやるのって大事だったりする。本当は東風が今、コントやる理由って別にあるんだけど、お客さんには関係のないことなんで。でもまあコントって大変だ。コントって人じゃなくて構造だから。技術的にも体力的にも普段の芝居より負担が凄い。まだ芸達者じゃないんで俺ら。必死にやるしかないんだよな。必死のコント。面白いのかそれ。いや面白くなくもない。世界は大部分が必死のコント
だから。それでもコントやったって死にはしない。オッケー大丈夫。
降ってきた石油缶の当たりどころがよっぽど悪くない限りは。

 今日は本当に本当にありがとうございます。短い時間を楽しんでください。ではでは。


劇団東風 前田 慶

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館長あいさつ  パンフのごあいさつ

「ゴメンナサイ(土下座します)」


 「コンサートホールUrari」へようこそ。館長の福嶋誠です。
すっかりお馴染みになったUrariでの「劇団東風番外公演」です。
 さて、初めての方はともかく、東風ファンのみなさんは今回の公演日程に、ちょっと戸惑われたと思います。(いつもだと、金曜日夜に初演、土曜日昼・夜2公演、日曜日昼公演が千秋楽の4公演パターンですよネ)
「楽日の日曜昼公演はどうしたの!?」と思われたアナタ。
衝撃の真相をお知らせしましょう。

 それは3ヶ月前のある日。劇団東風代表の片桐さんから7月に番外公演の予定があると聞いた私は、何の躊躇もなく、当ホールの使用をオーケーしました。ほどなくショートコントの練習が開始されました。
 しかし、パンフレットやチラシの印刷が出来上がる前日に、なんと、千秋楽が当院の日曜当番指定日と重なっていることが判明(志の輔落語の「歓喜の歌」と同じダブルブッキングですが、ちょっと笑えないシチュエーションです)
 急遽、代表の片桐さんや演出の前田さんと相談の結果、やむなく日曜日の昼公演をカットすることになったのです!!
 それからのパンフレットやチラシの訂正作業の苦労や、スケジュール変更の苦労は涙なくしては語れません!
 心待ちにしていたファンのみなさん。キャストやスタッフのみなさん。本当に申し訳ありませんでした。心からお詫びいたします。

 さて、待ちにまった「劇団東風本公演」の日程はご存知ですか?10月17日(土)・18日(日)の2日間です。次回はキッチリ日曜公演をやると思いますので、どうぞ御期待下さい。


コンサートホールUrari(ウラリ)
館長  福嶋 誠

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代表挨拶  パンフのごあいさつ

ご あ い さ つ


 本日は、ご来場頂きましてありがとうございます。

 くだらないブログを書いたり、「夕べの止まり木」や「番茶の味」「せんこん文化」を書く機会はあったのですが、公演のごあいさつを書くのは、なんと3年2ヶ月振りです。
 ということは、当然ですが、劇団東風公演が3年2ヶ月振りということです。

 ですが、僕ら「演劇活動」をして無かったわけではないのです。むしろ、今まで以上に活発でした。
前田は高校演劇の審査をしながら指導にあたり、全道・全国大会へ通用する人材を育成してきました。高野は市内の文化団体から絶大な信頼を得て、貴重なスタッフとして重宝がられています。小竹が変身するヒーローは、今さら説明の必要がないほど、地元の方々や子供達に支援され、今、こうしてる間も実は釧路の平和を守り続けているのです。僕も・・うん・・人のお世話をたくさんしています・・。

 そんな僕らには「 カッコ 劇団東風 カッコトジ 」という肩書きがいつも付きます。
 当たり前です。「劇団」なんですから(笑) 当然、「劇団」は「芝居をする団体」に他なりません。
でもです。「東風」の名前が多くの方々に認知され、話題にして頂く一方で、本来「演劇公演をする団体」であった「劇団」という名称がいつのまにか単なる「呼称」になり、そのうち「演劇公演をしてない『劇団』」という“ワケの分からないもの”になっていることに、僕自身「不安」と「焦り」を感じながらの3年2ヶ月でした。

 今回、公演するにあたり、僕の背中を押した理由が「3つ」あります。
 一つは、若い演劇人が地元で活動を続けないのは「地元の魅力的な芝居」を見てないからと内外から指摘されたこと。前田も「俺らがちゃんと芝居を見せてないのはデカイぜ」と言いますし、「東風がカッコいい芝居をしなきゃダメだよ」と言ってくれたのは北芸の加藤先生と演集の尾田さんでした。
 二つ目の理由は、今までの僕らの活動を評価して頂いた「第36回釧新郷土芸術賞受賞」の栄誉。
 そしてもう一つは、僕らが芝居を始める原動力となった鴻上尚史さんから直接、聞いた言葉です。

「大丈夫だよ。しゃあないよ。地方でやってら、結婚や出産と色々あらあな。仕事を続けながらだから人の入替わりもある。この役者がいなくなったら・・って思う事もあるさ。俺も同じだったよ‥。
でも、片桐くんにはついて来てくれる仲間達がいるんだろ?大丈夫だよ。そいつら信じて行け!!」
 僕は、涙をいっぱい溜めながら、その、おそらく「一生、大事にするだろう言葉」を聞きました。

 毎日遅くまで会場を提供して頂いた福嶋先生には、どれほどお礼を言えば良いのだろうと思います。先生には僕らが良い芝居をするのが何よりの恩返しだと思って、お膝元での公演を企画させて頂きました。サポートパートナーの劇団AtoMにも言い尽くせない恩義を感じます。創造集団である以上、劇団間の境を無くして「良い作品」を創って行かなければいけないよな。それがきっと僕の「愛の際」なのさ。それに参加してくれた「若い演劇人」のみんな。芝居っていいだろ?たまんないよな?新しい文化は「若い才能」からしか出ないんだぞ。わくわくするよな。これからも一緒に創って行こうね。
 そして、劇団員や家族を始め、僕らを支えているすべての方々に感謝し、幕を上げることにします。

 本日はご来場頂きましてありがとうございます。
 YMOの「TONGーPOO」が流れますと、まもなく開演です。
 なんせ、3年2ヶ月振りですから、いつもより少し大きい音量で流させて頂きますね。
 最後まで、ごゆっくりご覧下さいませ。  本日はありがとうございました。


劇団代表 片桐 茂貴

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サポートパートナーから  パンフのごあいさつ

 
「コンサートホールUrari」へようこそ。

 ここでの「劇団東風」番外公演も3回目となり、すっかりお馴染みになりましたが、今回の公演はちょっと特別です。
 それは、昨年「釧新郷土芸術賞」が東風に贈られた後の、いわば受賞第1回公演となる点と、東風の座付き作家とも言うべき、前田慶さんの久しぶりのオリジナル新作という点でしょう。
 ちょっとネタばらしをすると、前田さん作としては珍しいハッピーエンドのラヴストーリーなんだけど、そこは前田さんらしいチョットブラックな東風テイストが全編に充満しています。
 登場人物がいつもより多いのも特徴で、ベテランの役者にからむ新人たちも、チョットアブナイキャラを好演しています。滑舌が売りの俳優を「禁じ手」で使ったり、さらにあっと驚くプロローグやエンディングなど、見所満載です。
 どうぞ、ごゆっくりお楽しみ下さい。


コンサートホールUrari 
       館長  福嶋 誠

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サポートパートナーから  パンフのごあいさつ

 本日のご来場ありがとうございます。

 いつも片桐さんに舞台や公演全般の相談に乗っていただいていたり、演出を前田さんにお願いしたこともあったり、最近はカモメンジャーで一緒に活動する機会も多くありましたが、一緒に芝居の公演をするのは初めてです。

 劇団AtoMが生まれたとき、『まず、いろんな芝居を見ようや』と釧路で行われる演劇公演にみんなで足を運びました。はじめて劇団東風を見たときの衝撃といったら今でも忘れません、〜細かなお話は忘れてしまいましたが(笑)〜『ハートブレイク・ホテル』・・・ショックでした、舞台とか、照明とか、映像とか、その役者の声と演技のパワーとかはもちろん、なんと表現すればいいのか・・・熱気?とにかく圧倒されました。

 帰りの夜道で一人、つぶやきましたもの、“この街で演劇をやるということは、あの人たちと同じ土俵に乗ってしまったんだなあ”と。

 今回の公演、釧路で演劇をする若い社会人がやっぱりいた!と感じられた、出会えたのが収穫です。AtoMの中では特に山内大幹が大きな役を務めます。ぜひ注目を。


劇団AtoM    
団長 林 正敏

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