一柳・服部の両氏が、奥美濃の野伏ヶ岳に登り行くというので、急遽混ぜてもらった。私は昨年に続いて2回目である。
昨年来たときは、歩き始めから全くトレースが無く、ずっとそこそこのラッセルで結構大変な登山であったが、今年はトレースばっちりな上に雪がガチガチにしまっていて、靴が全くもぐることもなく、あっという間に頂上についてしまった。約2時間半。
やはり雪は少なく、山が全体に黒々している。
昨年の写真とくらべると明らかだ。 全体に1〜2mぐらい少ないかな?
穏やかな天気で、のんびりした山登りだった。

山頂にて、「チーム40代(フォーティーズ)」の面々。三人の人生を合わせると126年になる。
このメンバーでしゃべっていると、「最近、どのクライミングシューズが良いか」とか「ワイドクラックの登り方」といったクライマー的な会話には全くなるわけもなく、べたな世間話でひたすら突っ走るしかない。
以下、とりとめもなく続いていく会話の一例。
「あの真白な山は、なんだろう」
「地図によると、『よも太郎山』 かな?」
「よも太郎? 変わった名前の山だなあ・・・・・・。
ところで、100円お好み焼きの「甘太郎」ってまだあるの?」
「ありますよ。 円頓寺商店街とか。 105円になったけど。」
「へー、懐かしいなあ。当時にしては大変なコストパフォーマンスだったよね・・・・・。」
「行ったことない。」
「今度ご案内しますよ。」
「100円お好みといえば、中京競馬場駅前にもあるよね。」
「あるある。 良くアネゴが買ってきた。 競馬で勝った人は駅前の飲み屋で一杯やって、負けた人は100円お好み買って帰るんだぜ。」
「それ笑えますね・・・・・・・・。」
「中京競馬場といえば、2,3年前に猟奇殺人がありましたよね。」
「えっ、知らない。」 「いや、何かあったよ。」
「あの死体遺棄現場、まだ囲ってあって、立ち入り禁止なんですわ。 こないだ豊明マラソンで走ってたら、となりを走ってた人が、ここって教えてくれて。 ああ、そうですか、って。」
「全然知らない人が?」
「へー、服部さん、死体遺棄とか興味あるんだ・・・・。」
「あそこに上がってきたパーティーは、えらい勢いで雪に穴掘り始めたけど、何始めたんだろ?」
「死体でも埋めるんじゃない?」
「いやー、あの山きれいだね。なんて山だろう。」
「だから、よも太郎山だって。」
失礼します。