農家のため連休の長い清水と、もうすぐ100連休の神林さんで冬の穂高で行く。
当初の予定は、2日西穂ロープ入山、6日槍から下山の予定。
しかし、知ってのとおり年末のあの天候

事故も起きてるし、、、
いろいろな不安と期待を胸に、いざ聖地へ!
2日 西穂ロープ→西穂山荘
初日は山荘までの余裕の行程、、、のはずが! 体が重い、、、足が進まない

寝不足のせい!? 8時間もかかった運転のせい!? まさか
傷心のせい!?
いやまさか、そんなことで凹む清水ではないっす。 なんだかんだでコースタイムよりちょい早で山荘へ。 腹いっぱいに豚汁ペミ食ってフィニ。
3日 西穂山荘→天狗のコル
天気予報では2日まで悪いがその後回復傾向にあるらしい。4時半起床、6時半うす暗い中出発。
昨日の不調が嘘のように快調に飛ばす。やっぱ寝不足だったか

西穂山頂までコースタイム3時間半のとこを2時間くらいか。 とくに危なくも無い、、、が西穂を越えると急に悪い。 天気も悪くなってくるし、ロープ出したり出さなかったりで時間もかかる。
コースタイムではコブ尾根の頭に着いてもいいのだが、あいにく行き着いたところは天狗のコル。 かなり吹雪いていたので、そこでやめ

テント張ってキムチペミ食ってフィニ。
4日 半日停滞→コブ尾根の頭付近
朝起きると、吹雪

この天気でジャン越えは厳しいとの判断で停滞

昼になると晴れてきた、ジャンは無理だが少しでも進もう。ってことでコブ尾根の頭付近まで。2、3時間行動しただけ。 微妙な味のシチューペミ食ってフィニ。

ジャンやロバ耳が有名だが、それ以前でもけっこう悪いんだよなぁ。
5日 コブの頭→奥穂冬季小屋
朝起きると快晴! 風はあるが快晴!!
心配していた悪路も難なくクリア。 馬の背なんか程よい緊張感でアドレナリン出た。
悪いと思って越えた箇所も、振り返ってみると鎖が見えてたり、、、ルートファインディングがまだまだかなー
停滞をした時点で、涸沢岳西尾根で下山をすることに決めていたので、奥穂ピークが一応の目的地。 ガッチリ握手を交わす。 うん。アツい男達だ。

癒し系クライマー
奥穂の頂上辺りから急に荒れだして、視界もあまりきかなくなる。 その名も間違い尾根に入り込みそうになるのを注意!
今晩は冬季小屋を使わせてもらう。 とても快適だった。 冬山に入るとお腹の調子が悪くなる清水には

完備は天国です

カレーペミ食ってフィニ。超美味。
6日 冬季小屋→新穂高温泉
さて今日は下山の日、小屋から這い出ると吹雪?地吹雪? とにかく痛くて目を開けてられないくらいだった。 さっさとゴーグルを取り出すが、ゴーグルない子にはキビシそう
涸沢西尾根っても、頂上から西に進んではいけません。かなり北北西ですな。
んーで、下山路の蒲田富士ってーと、かなり悪いんすわ。 なんでもたまに事故があるらしい。 これ雪崩れんじゃねーの!? もう積極的には使いたくないなぁ
樹林帯あたりから快晴。暑くてしょうがない。吹雪が恋しい。
昼過ぎに駐車場に着きました。大関、岩森ペアの置手紙に涙

さんきぅ。
天気都合で槍までは行けなかったが、充分お腹いっぱいになった。 長期縦走って良いなぁ。 また計画しましょーね!神林さん。
補足あったらお願いしまーす。
補足? by KAMBA
西穂ー奥穂間は脆い岩が多くてクライムダウンが精神的に疲れました。両手で抱えていた岩がはがれたこともありました。この区間はトレースが全く無く、また2人とも夏に通ったことがないので、悪所になると尾根通しに登るか巻くかの判断をその度に迫られました。この判断が結構楽しかったりします。でもこういうところで案外時間をくってしまうんですよね。
今回出会った登山者は涸沢岳西尾根下部と白出沢出合付近の2パーティのみ。静かな山行が楽しめました。
厳冬の穂高の美しさは格別でした。断念した槍が青空を背景にして見えたときは、とても遥かにそして神々しささえ感じました。
私にとってほぼ初めての本格的な冬山縦走山行&リーダー山行でした。勉強になることがたくさんあったので今後に生かしたいと思います。今回いたらなかった点については、清水さん、ご容赦です!また付き合ってください。
P.S.「フィニ」って書くとボルダラーっぽい文章になりますね。