去年の蝶ヶ岳崩沢尾根に続いて、今年も行ってきましたラッセル山行。
目的はただ1つ。 ラッセルを楽しむこと!!
なんてシンプルで、そして楽しそうなんだ。 ただ頭空っぽにして目の前の雪を崩して踏み固めるのみ。
今回目指す山は、北アルプスの針ノ木岳や蓮華岳の南にある山。 「北葛岳」です。
まぁ、山頂に立つのが目的ではないので、どこの山でもいいんですがね、、、
雪の多そうな、人の入っていない尾根を探しました。
頂上まで標高差1500mです。
メンバーは清水、kani、7010の3人。 誘っても参加する人少ないんですよね、、、
車を葛温泉高瀬館のゲートに置いて出発。 取り付きの七倉トンネル手前までは15分くらいか。
スノーシェッドによじ登り、わかりやすい尾根道をひたすら進む。
期待していたラッセルは、雪も少なく多少締まっていたせいか楽勝でした。
去年のような、ゲロが出そうなほどのツラさは無かった。
しかし、それ以外の問題点が、、、
地図で見る限りでは、広さがありそうな尾根でも実際はかなり狭く、地図では読み切れない岩尾根が段々と出現してきた。
途中、鉄塔の管理の方が使うのであろう梯子や階段があって助けられたのだが、不安になってくる。
1708地点を確認して、さらに進んだところでとうとう岩壁に阻まれてしまった。
1850m付近か? どうにかして進もうと廻り込んだりしてみたが、ロープなしでは危険。
さっさとあきらめて引き返し、先ほどの1708でテントを張った。
ラッセルを楽しむ山行にクライミング要素は必要ないので、この尾根はあきらめることに決定。 次なる目標を探す会議が開かれました。
楽しみにしていた激ラッセルを堪能できなかったので、今シーズンまたどこか行きたいですね。
追記&写真アップお願いしまーす。
崩沢同様、基本的に樹林の中ですが、時々展望がありました(Photo by kani)
追記by kani
先週膝裏痛が悪化し、参加が危ぶまれましたが、G氏直伝のストレッチが効いたせいか、足を取られたり深く曲げないよう気を使いまくって歩いたせいか、悪化せず無事に歩けました。その代わり「てきぼり度」が3割位増してしまいましたが。まあ、相変わらずばててたのも事実ですがね、ラッセルが無いと余計追いつけん。歳も歳だしワシもう限界かも、と道中何度も弱気になってみる。
山行自体は楽しかったっす。妙な所に入り込むのはもともと趣味だしね。ただ、その代償か、石楠花はうざかった。ピッケルバンドに引っかかるし、足取られるし。そんな藪を乗り越えて進んだものの、今度は岩峰に阻まれ敗退したのは残念。なかなか美しい雪岩稜と、その向こうは立派な岩壁でしたが。ロープがいるんじゃ仕方ない、目的違うしね。んでも、今回も良い経験になりました。
タイム(おおよそかつてきぼられタイム)
1/23 ゲート8:00-1400m付近9:50-1600m付近11:00-1708mP11:45-1800m付近13:00-1800m戻る13:45-1708mP14:35
1/24 1708mP8:00-梯子手前8:55-鉄塔手前9:45-ゲート10:10
昨年に引き続き、また帰りの車…てか既にテントの中で次の候補の話題でもちきりだった…さすがラッセル社。