今年もやってきました総合雪上訓練!
参加者は、
G shimo kamba kanie shimizu hasegawa kura です。
高鷲スノーパークに7時過ぎに集合し、7時30にはごんどらにのりこむ!外は真っ白!
※注 ゴンドラは、登りだけ料金が必要で、降りは要りません!!(゚∀゚ ;)タラー
一人1500円 と、3ポイントでゴンドラに乗れる11ポイント券4000円(1ポイント追加400円)
硬い雪を登り、いつもの場所へ。
まずは蟹江講師の”雪の断面にパンチ!”のコーナーがはじまった。
2mはばで高さ1.2mほどの断面を切り出し、層を観察。上部は非常に硬く、たくさんの層があるにもかかわらず一体化しており大変強固。1mほど下は突然やわらかい層が出てきた。その層を拳骨から人差し指まで順に少なくしていき、硬さの客観的データを取る。
温度差も重要で、10cmで5℃の温度差があると弱層ができやすくなる。
さらにテストの方法。30cm角で切り出し、スコップの上に乗っけてしたから手のひらでたたく。また、30cmの角柱を作り、スコップを上に乗っけて手のひらでたたく。いずれも今回は強固過ぎてつぶれず。大変安定した層。
その切り出した雪ブロックを使ってスタンディングアックスビレイ。
さすがにただの雪の塊なのでコントロールが悪くすぐ転ぶ。やる気も感じない。
やはり人に限る。ということでいつもどうりに開始。いつも忘れてしまうのでポイントをここで抑えましょう。
ポイント
1.体をフォールライン側に開き、山側の足でアックスを押さえる。
2.アックスにつけるスリングは短く、靴からすぐビナが見える感じ。
3.そのビナは2枚にすると巻きやすい。
4.ATCとの位置関係も、巻きやすさに影響。
5.刺すアックスは、広い面を谷と山側に向けて少しでも表面積を稼ぐ。
フォールしだしたら、あまってくるロープを急いで巻いて、あまりしつこく巻かずに早めにショックに備える。とめる意識は全く要らず、自然に止まる。今回は傾斜がゆるかったので特にそう感じた。
ランニングにわざと貧弱な支点を作り、それを崩壊させないようにビレイする練習をしたが、すごくいい練習と思う。
ビーコン探索をして新型ピープスの機能を試してみる。
ちょっと釈然としない点はあったが、おおむね使える。
1.電波ボタンで全体の状況確認(何m以内には何人といった感じに出る。)
2.旗マーク長押しで近くのビーコンを無視し、残りの電波のみを探す。
3.矢印の指向性はピープスのほうがマムートよりいいのではないか?
ザックにビーコン入れて埋めてゾンデーレン。ビーコンの向きは角度により最も近いポイントにズレがある。やはり1m以下になるとあまり信頼性がなくなる。
蟹江講師談話”少人数のゾンデーレンは、25cmぐらいピッチで渦巻状に刺すとよい”とのこと。
結構ゾンデで刺されると痛い。しかし命に変えられないから我慢しろとの結論になった。
そして毎度のアンカー実験。雪が硬すぎて効きすぎるが、ロープの切れ端を拳骨大に縛って、埋める。もちろんスリングの筋をつけてよく固めて。かなり大丈夫であった。雪質を選ぶが、使えることを確認。
最後は滑落停止。バイルはやはりやりずらい。確実に身に着けたい。
寒い中充実した内容でした。みなさんごくろうさまでした。