恒例の笠への撮影山行。
先週末からスタッフが上がっているので今回は小屋泊まり。当初はトレーニングを兼ねていつも通り30キロ位で登ろうと思ったが、流石に左足の小指が骨折している状態では無理しない方が無難(ヒビと思っていたらポッキリ折れてました(泣))…ということで20キロ少々に納める。
6/24
薄雲がかかる青空の中出発。久々の晴れということもあり、左股林道の途中にあるヘリポートからはヘリが爆音を上げて穂高の小屋へ機材の運搬を繰り返していた。
小指は多少痛みが残るものの硬いザン靴のお陰で登山には支障はなく順調に行動を稼ぐ。標高2200mを超える付近から残雪がチラホラ…。杓子平手前の斜面ではビッシリ雪が残っておりトラバースに気を遣った。
杓子平からは一面雪の世界。山頂手前で小屋のスタッフがマーキングをしていた。
ここからアイゼンを装着し残雪を詰め、抜戸岳へ。稜線からは撮影しながらゆっくり笠の小屋へ向かう。
小屋では例年とほぼ変わらないスタッフの方々が迎えてくれた。
夕食後から撮影開始。夜半過ぎまで月が出ているので、この日はほぼ徹夜で夜間撮影。
6/25
朦朧とする状態のまま朝の撮影を済ませ、朝食後は抜戸まで往復。天気は良いもののこの時期は太陽の緯度が高い為、山々はベタ光になってしまい殆ど画にならなかった。
昼前に小屋へ戻り、昼食の後は部屋でくつろぐ。午後からは曇りがちで撮影にはイマイチ…。夕方からは完全に雲ってしまった。
6/26
予報通り朝から雨だったので朝食後、そのまま下山。途中撮影することはなかったが、笠新道からの芽生えたばかりのダケカンバはとても鮮やかで美しかった。
昼過ぎには下山していつもの露天風呂に浸かって帰名したが、実はこの日、年に一度の「奥飛騨温泉の日」でこの地域の宿のお風呂が全て無料開放の日。「有名旅館の風呂に行けば良かった…」と後悔…。
今回は珍しく登山予定日が梅雨の晴れ間と重なりそこそこ撮れたものの、肝心の夜間撮影は夜中の間、殆ど月が出ており夜明けの時間が早い為あまり上手くいかなかった。やはり大気が澄んだ秋に賭けるかな…。
ともかく小屋のスタッフの方々には営業前なのに豪勢な食事も含め、すっかりお世話になってしまった。来月はしっかりお土産を持っていかないと…。