3連休にしてG&しもで小川山方面。
7/23 朝出発して昼から登る。天気は曇りがち。
ほとんど行ったことのな屋根岩X峰方面へ。まずは「ノイズイノ」10bでウォームアップ。このルートは「ノイズ4兄弟」の末弟にあたり、顕著に結晶が飛び出たダイクを左上していく楽しいルート(本家ノイズは右上)。

ノイズイノ
続いて「私の傾斜」11d。初登者のK氏が「私の傾斜」といっているということは、私にとっても「私の傾斜」である可能性が高いと考えて楽しみにして取り付きましたが、思った通りでした。オンサイト。
11dオンサイトなんて珍しいこともあるもんだと思っていたら、しもさんも2撃。やっぱりちょっとグレードがあれかもしれません。しもさんは風邪で体調がいまいちなのでこれで本日終了。
私はつづいて隣の「風姿花伝」11bをやってこれもオンサイト。
小屋の風呂の終了時間にまだ少し余裕があったので、3匹目のどじょうを狙って「重いコンダラ」11c。これは結構難しく、ギリギリオンサイト出来ましたが、もう一回やれといわれても絶対出来ない気がするジワジワ系。会心の一本でした。
午後だけで5.11を3本一撃と、引退瀬戸際のわりには絶好調?で気分よく山をおりました。
夕食は「丸美屋 すき焼き春雨」! いかにも庶民の心をくすぐる商品コンセプトですが、適当に作ったところ非常にまずくなってしまい、なぜか笑えました。
7/24 ゆっくり準備して、千さんがアプローチ敗退した古典ルート:「国師夢想」11c 40m?をやりにいく。まずおむすびやまスラブでアップ。ラベンダー10aなのに難しい。そして暑い。 続いて国師夢想のある雀卓スラブへ行くが、このころには岩は火傷しそうなぐらいに熱々になってました。
条件は悪いけど、でも昨日の今日なので気持ち的には一撃できるつもりだったのですが・・・。あっというまにテンション。その後も苦労して、抜けるのが精一杯という感じでぐったり。

※写真の1本目ボルトは、隣のルートのボルトです。
昨日登ったルートにくらべて、難しいとか易しいとかはよく分からんけど、私がこれを登るには「適度な気温」「細かいのにきちっと立てる靴」そして「伸びたリングボルトで11cのムーブをこなす心構え」の3つが揃っている必要があると思う。今日は一つも揃ってなかったので全然ダメでした。
しもさんにフォローしてもらい、側壁を20mぐらいの懸垂で下降して取り付きに戻る。
もうあんまりやる気は残ってなかったが時間はたんまりあったので、超マイナー岩場「ロストワールド」へ。 ノイズ4兄弟の次兄にあたる「ズイノ」11bをやろう。このルートは本家ノイズが結晶の飛び出たダイクであるのに対し、クラックの中に結晶がめり込んだような形状で、その部分がへっこんでいるという世にも珍しい形をしている。 まるで、クラックをモルタルで埋めたような形。ローリングストーンの対岸の斜面のほんとにかすかな踏み跡をたどって、かなり苦労して岩場についたが・・・。コケコケでした。
写真じゃよく分からないけど、クラックにめり込んだ周辺がコケだらけで、その影響か岩もしけしけ。ちょと登れる状況じゃない。
ちなみに隣の「タジヤンV」は・・・。

いったいどれぐらいの長い歳月、このルートは登られてないのだろうか? 合掌・・・。
どっと疲れて下降。 結局今日は2本登っただけで終りでした。明日は天気が崩れてきそうなので、小川山を脱出し、増富近辺の某所泊。
7/25 朝起きたらピーカンだったので、カサメリ沢へ。
私は積年の課題「プラチナム」11cをやる。このルートがなかなか登れない理由は実ははっきりしていて、いつも連休最終日とか、体が終わっている状況の日に登ろうとしているから。で、今日もまた同じパターン。でも昨日はたいして登ってないから何とかなるかな〜。
1回目ムーブ思い出しトライ。2回目核心で落ちる。そして充分休んで3回目、核心ムーブをこなして「もらった」と思ったところで、なぜか変なホールドをつかんでしまい、動けなくなってしまった・・・。本日終了。
しもさんは、「ゴンベイU」11aにトライ。しかし、リーチの関係か、どうしても出来ないムーブがあるようで、頑張って2回やってましたけどRPならず。
「(初日の)「私の傾斜」は、難しいところが一ヶ所も無かったけど、これは難しいところばっかりだ」とのこと。
カサメリは全般にグレードが厳しい感じかなあ。
ざっとひと雨来そうな雰囲気になってきたので、そそくさと撤収して帰りました。珍しく3日とも天気に恵まれて、真夏のクライミングを満喫できました。