朝明での新年会の翌日は、恒例(?)の鈴鹿の秘境を巡る旅。
今回の課題は知る人ぞ知る「イブネトライアングル」。なにやら大麻草の栽培でもやってそうな名前だが、愛知川のさらに向こう側にイブネ、クラシ、銚子という三つのピークが正三角形にならんだ草原の台地がある。そこにラッセルで行きました。
結構遠いのだけれど、体力だけでなく雪庇の突破、地図の読解力や時間配分など、いろんなものが求められ、鈴鹿にしてはかなり楽しめたかな? みんなヘロヘロになりました。
メンバー:せんさん、shimizu、7010、しも、G
7:50出発。 朝明からまずは中峠へ。中峠への登山道はトレースなし。最後の方は夏道を無視して、沢のどんずまりにあるきれいな尾根上の急斜面を登っていく。

こんな感じで、なかなか良い。
すると最後に雪庇が出てきて、これを正面突破。本格的です。

鈴鹿でこんなことをすることになろうとは・・・。

上から見たところ。 落ちたらどこまでも行ってしまいそうです。
無事稜線にあがって、中峠へ少し下る。9:50
ここで7010君が「飲みすぎで頭がいたい」と言い出して、ここから一人で下ることになる。

一人さみしく去る7010
残り4人で愛知川への沢を下る。もちろんトレースない。愛知川本流はゴルジュにかかった橋を渡る。本当は通行禁止。10:20
ここから愛知川に沿って登り、オゾ谷出合からオゾ谷に入る。
トライアングルの一角のクラシに登るのにはいくつかのラインがあるようだが、今回は雪がかなり重く安定しているので、出来るだけ沢詰めで登っていき、最後適当なところでクラシの北東尾根に突き上げるコースをとった。
せんさんのラッセルが早くて参りました。
最後のほうは、かなり急なルンゼから雪壁を登って、標高約1000mあたりで北東尾根に出る。

12:15 クラシ山頂。 ぼんやりしていると気付かないぐらいの地味な山頂でした。
ここから草原になっているイブネの頂上台地にでて、イブネに向かう。この辺が今日のハイライト。
天気は悪いけど、それはそれで美しい景色を楽しむことができました。

クラシからイブネへの道。
12:55 イブネ着。
天気も悪いし、もういい時間だし、お腹もいっぱいだったけど、千さんがどうしても銚子にも行きたいっていうので、銚子に向かう。
まあ、今日を逃すと私の人生でもう一度銚子にくるチャンスはないかも知れないのでね。
視界がないので、地図と首っ引きで、2回ほど行ってはもどりしつつ何とか銚子へ。
13:40 銚子と思しき場所には標識が見あたらず、そこが本当に銚子なのかどうか若干疑問はあったけど、まあ良しとして帰ることにする。この頃には一人元気だったせんさんもだいぶへばってきて、ほんのわずかな登りにも悪態をつきながら帰路をいそぐ。
オゾ谷は一気に下り、先ほどの橋までもどるとそこからは稜線への登り返し。運命を呪いつつ、だらだらと登って15:40中峠。
そこからは、7010君がトレース付けてくれた夏道沿いに下って、16:50駐車場。
みんなで、「8時間行動だ。すごい」とか言い合っていたが、今になって良く考えると9時間行動でした。
その後、四日市の「ちゃん」に行くが18:00開店なのでまだ閉まっていた。でも千さんがどうしてもちゃんで食べたいっていうので、昔行ったことのある桑名の1号線沿いのチャンに移動。しかし桑名のちゃんはペットショップに代わっていてすでになかった!
しょうがないので、iphoneで朝日町にあるちゃんの本店を探し出し、ついにトンテキをエンジョイすることが出来ました。
何事もあきらめないことは肝要です。