屋久島
7010とfumiで屋久島に行ってきました。
開通したばかりの九州新幹線と高速船トッピーで屋久島の安房(あんぼう)港に到着したのは午後6時30分。
予約しておいた宿のちょんまげのおじさん(屋久島では超有名人だそうです)が迎えにきてくれ快適な宿とおいしい食事で明日の縄文杉への散歩に備えた。
2011年9月23日
朝4時40分に宿を出て屋久島自然館に。縄文杉への登山口である荒川口まではマイカー規制があり、そこからマイクロバスでの送迎になる。片道850円
世界遺産に指定された事もあり縄文杉コースは大変なにぎわいでうんざりする程人がいる。コースタイムで10時間を要し、往復距離は22キロの散歩となる。
いつものごとく装備の全ては私の担当でfumiは完全な空荷。
6時分出発。延々と続くトロッコの軌道を歩き続けた。
樹齢7500年とも2500年ともなんとも年齢不詳な縄文杉ですが、想像以上に大きかったので満足。
2007年にカリフォルニアのセコイア国立公園でジャイアントグリズリーというかっこいい名前の巨木に会ってきたが、縄文杉も充分引けをとらない。

ジャイアントグリズリー

縄文杉
写真だと人が映っているジャイアントグリズリーの方が大きく見えるかな。
縄文杉の周囲はデッキで囲われて近くまで行けません。
雨が多い屋久島と乾燥したカリフォルニアでは全然気候が違うのだけど、どちらもその土地に適応した巨木が存在する事にダーウィンが語る
「最も強いもの、賢いものが生き残るのではなく、最も変化に適応したものが生き残る」という言葉を思い出した。
ある意味ではクライミングや登山は自然への適応能力が高い部類の人がやる事が多いように感じるが、果たして私にも、この縄文杉やジャイアントグリズリーのような力が眠っているのか?ちゃんと目を覚ましてくれるのか?
もう一つの見物はNHKの「まんてん」という朝の連続レテビ小説で有名になったウィルソン株。
秀吉の時代に切られたという400年以上も前に切られた株が朽ち果てる事無く存在している事にまず驚いた。生きているとは言いがたい状況なのだが死でいるとも思えない。この状況をどう説明したら良いのか分からない。ただ「ある」ということだろうか。
株の中に入る事が出来て、空洞になった株の底を水が音も立てず静かに流れていた。見上げると丸く切り取られた森の緑が目に眩しかった。

株の中
他にも巨木満載、緑満載で楽しい道中なのだけど、帰りのトロッコ軌道は正直辛かった。登山口に戻ってきたのが3時30分。
2011年9月23日
翌日は100名山ハンターとなって宮之浦岳へ登山。
登山口の淀川入り口へは前日借りておいたレンタカーで約40分。
こちらも往復10時間位のコースタイム。巨木、巨岩満載の登山道で楽しい。
登山道は水が豊富で至る所から水を汲む事ができる。
11時に宮之浦岳に登頂。

証拠写真

とにかく緑が濃い。
fumiもよく歩いた。
空荷とはいえ出発前は仕事が毎回超ハードで、あんまり寝てないにも関わらず良く歩き通しました。
水が美しく焼酎三岳がおいしく温泉も最高。
屋久島はまた訪れたい。