今年もやってきましたボッカ訓練。
今年は東海山岳会17人、春日井山岳会9名、日本山岳会東海支部の学生1名+ぺぺ の
合計27人+1匹という、この25年ぐらいでは最高の規模での実施となりました。
途中から雨が降り始めるという悪条件でしたが、トップの2人は6時間を切り、また非常に多くの完走者を出すなど全般にハイレベルな大会となりました。
みなさんよく頑張りました。
担当者としてもとても楽しかったです。ありがとう。
以下、ひとまず記録のみ載せます(鎌ヶ岳にたどり着いた人のみ)。
間違いや不足がある場合はお知らせ下さい。
恒例の
「大追記大会」よろしくお願いします。
KURA 5時間55分 (優勝 3年ぶり2度目)
7010 5時間57分
BEN 6時間13分
I谷 6時間16分
S木(春日井) 6時間25分
せんだ 6時間25分
S藤(春日井) 6時間27分
しもさん 6時間40分 (女子の部優勝)
Iwa 6時間40分
O野 6時間45分
Ume(春日井) 6時間46分
Y川(春日井) 6時間51分
Shimizu 7時間03分 (非公式エントリー)
M井(春日井) 7時間12分
S原 7時間15分 (非公式エントリー)
WAKA 7時間43分
いしかわ 7時間47分 (非公式エントリー)
Kamba 7時間47分 (非公式エントリー)
追記:I谷
この訓練自体は入会した4月より意識しており、準備して臨むことができたと思います。たぶん訓練前のトレーニング回数は一番多かったのではないでしょうか。なので、実は結構な意気込みで参加しました。作戦まで立てて…
その作戦とは、
1:休まない作戦
2:ジェル大量摂取作戦
3:ストック突きまくり作戦
1は、ペースを適度に保つことと、一歩ごと交互の足を一瞬休ませることで極端な疲労を避けまとまった休憩を取らない。ザックを下ろさないことを実行しました。
2はカロリーを計算し、一定のペースで摂取することです。今回10個のジェルを用意し45分に1個食べました。基本的には食事中も出来るだけ立ち止まることを避け、口に咥えたままたべました。
3は、頑丈なダブルストックを匠に使い、登りではガシガシプッシュし、下りでは腕で衝撃吸収しながら常に4本足で歩くという作戦です。
ここまで周到な準備をして臨んだ今回の訓練を振り返ってみます。スタートと同時に先頭集団に加わり、やや後方から様子を伺う作戦でスタート。が、しかし松尾尾根の1/3ぐらいでだんだんと引き離され、O野、iwaにも抜かれてしまう。ああ俺の時代は終わったんだ(始まってもいないが)、とふてくされてしまいやる気ゼロに。もうやってらんねー状態でトボトボと登りました。結局7分遅れで釈迦に到着。その後、下りで駆け抜けるしもさんにも抜かれました。
だが今回の作戦が功を奏したのか、国見までにおにぎりを喰らうしもさん、肩甲骨を故障したラビットO野、やる気のなくなったiwaを抜きさり、時々千さん、俵弁当の7010さんと追い抜き追い越し、結構良いポジションまでに持ち直しました。特に新人トップになってからは俄然気合が入り、御在所から武平峠までは走ってかけぬけました。武平までの下りでは、千さん、BENさんを追い抜くことができました。左足はつって、右足はこむら返りっぱなしでしたが、気合でカバーしました。
しかし気合で行けたのもここまで。さいごの登りにさしかかった時、雨が強くなり出したためカバーを装着しようとザックを下ろしたら、気が抜けて休んでしまい、その間にBENさんに追い抜かれました。あとは惰性でなんとか順位をキープし、遠回りを避け岩場を直登しゴールしました。タイム、順位共に満足いくものでしたが、もう少し頑張りがきけるようにならねば、と思いました。
kamba
ジムで膝を痛めたこともあり今年は非公式エントリーの出場。マイペースで歩きましたが、今年は新入会員さんも含めてみんな早いこと!いやー、みなさん有望な逸材ですねえ。のんびりしてしまったことを少しだけ反省して一句。
登れても 歩けなくては 山屋失格
字余りのお粗末さまでした。
追記 kura
今年も無事終わりましたね、この一大イベントが・・・
そう、私が一番ブログに力を入れるイベントです。
I谷氏以上にしつこい内容にしたいと思います。
まず、帰国そうそう段取りしていただいた上に、訓練中走り回って動画まで取っていただいたG氏に感謝いたします。選手より大変そうでした・・・ご苦労様です。
また、私が居なかったためにすっかり段取りを押し付けてしまったsimoさん、taroさんすいませんでした。
そのかいありまして、苦節3年。3度目の正直、三年目の浮気とも申しますが、とうとうあの、七千とび十、いや、7010氏をおさえて優勝することができました。
なんど画鋲をポケットに忍ばしたことか・・・・
いや、しかし3位以下を見ると今年はとんでもない。特に新人の参加の人のレベルが高すぎる。
3位BEN氏、I谷氏などは、去年の7010氏に迫るタイムで、私のタイムを上回っている。
その為今年は事前の計略があまりうまくいきませんでした。
秀吉も言っております。「戦いが始まったときには8割結果が決まっている。」
その秀吉の計略策略を見習い事前に各所に手を打ったが。。。
miya氏 彼の休日出勤を謀る。見事に成功。
BEN氏 子どもに行かないでと駄々をこねさせる。成功!しかし、ふりきってきてしまった。なんと言う親だ!!
I谷氏 ドイツで危険な病気に感染させる。感染しているはずだが意外と元気。不発
7010氏 各種計略を1ダースほど張り巡らしたが全て不発。
せんだ氏 信玄の霊に守られているため不可。
その他 まあ、ほかはだいじょうぶでしょう・・・
と、たかをくくっていたら。
意外とがんばっている BEN氏
なかなか追いつけない せんだ氏
着かず離れずの I谷氏
まずいな、なんだか今年はおかしい。
すると、するするO野氏にぬかれる。
こんどはiwa氏・・・・おんや?
しまった!!策略すべきだった! まだまだ秀吉には及ばず。
ま、まあ、だいたい釈迦の稜線に出るまでには追いついて、だいたい見えてくる・・・
おや、こんなところで7010氏がやすんでいる! 今年はおかしい!! 我々は時代の変わり目にた
っているのか!!
ありゃ!見えてこないじゃないですか!釈迦分岐なのに!!
せっせと走る。お、やっとBEN、Iwa氏に追い付く。抜いてから休憩。追いつかれる前に出発。われながら姑息だが、これしか手がない。おかげで1時間後との休憩も一度も3分休めない。
お!やっと鳩峰でO野氏が視界に入るものの、なかなか追いつけない。中峠でやっと追いつくかなり背中が痛そうだ。表面上はいたわりつつ、心中では笑顔。本心を表に出さない男はつらいものだ。
俄然元気になって、あとは自分との戦いのみなので大分楽になる。
しかし、後ろからBENは迫るしI谷もどれぐらい伸ばしてくるか。せんだ氏もUMEさんもいつ飛び出てくるか。
しかし何も考えず国見を目指す。しかし、例年通り3回ピークにだまされる。しかし去年よりかなり調子よく登れた。半泣きになりながら山頂。
あとはひたすら下る。国見峠まではあっという間だが、山頂までの登りは結構精神的に来るものの、人が多くなるので気は休まる。
山頂でG氏が天候の判断を迷っているところに、私の「3年目の幻のホームランは嫌だ」光線を受けてまあ、大丈夫でしょう、ということにしてしまった。この判断のおかげでより訓練がドラマチックに盛り上がることになりました。
さあ、ここまでくれば、道さえ間違えなければいけるはず。5時間もうまくすれば切れるはず!もう、優勝する妄想をしつつ走ればいいだけなので、かなりルンルン♪ (゚ェ゚*) ルンルン♪状態。
しかし、ここで恐ろしい情報が。。 信頼の置ける某情報筋より入電。
「例の男が10分遅れにて」 ぬぅあぬぃ! 彼は、しんでるはずでは? わすれていた、彼の真の恐ろしさを。。。 妙に早いんですよ彼の足は!!
武平でガレ場を下ってくる人は居ないか見張りつつ、ここでも2分ほどの休憩。毎年履き続けたボッカ専用パンツ「ボッカーランナー2(メーカー:くろがねや 特徴:丈ちょっと短め)」を脱ぎ去り、最後の血の一滴まで出し切る準備。
まいとしながら、ほんとにつらい登り。もう、のろいの呪文を唱えながら歩くしか方法はありません。なんだかいつもと道が違うような・・・・ いや、頭のほうが間違っているのか・・
すると、山頂の裏側につき、ゴールの帯が!! 芸が細かい!! やった!この瞬間のために、人がレッドポイントしようが、何を使用がボッカ中心に考えてきた甲斐がありました。ん?良いのかそれで?
しかし、そんな余韻もつかの間・・・2分後には7010氏とうちゃく!!
よかった、休憩を少なくして・・・ 来年もこんなデッドヒートになるのでしょうか!!!
今年は、2人とも序盤が大変調子悪かった。これは純粋にボッカトレーニング不足でしょう。しかしラビットの存在のおかげでかなりハイペースになり、結果としてボッカ慣れしている我々が最後までぎりぎりの力を出せたのでしょう。
毎年思いますが、やはりボッカはトレーニングの数、それ以上に1回あたりの時間でしょう。
ま、いずれにしても来年が大変です。
7010
今年勝てば3連覇だったんですが、なかなかそう甘くはありませんね。KURAさんおめでとう。
鎌ヶ岳山頂のゴール手前5分の所でKURAさんの姿を捉えた時は幻かと思ったけど追い抜くには遅すぎでした。
終わってみれば5時間57分。目標だった6時間を切る事ができて良かった。
レースを振り返ると松尾尾根では気持ち悪くなって早々に休憩をして大勢に追い抜かれ、釈迦の分岐で7位。しかも今年は新人が頑張るがんばる。
後から見たGさんの映像には駆け抜けていくKURAさんやO野君の姿が!とてもまねできん。
平地を走る気力も無く鳩峰に着き、いつもならちょっと上の方に登って景色を見ながら大休憩をするのだけどみんな休まずにガンガン行くから僕もそれに釣られて弁当をほんの少し食べただけ。
ええんかな〜自分らしくないぞ〜と思いながら歩き疲れ果てて根の平峠で休憩。ああ、また抜かれてゆく。7位での再出発。いつもならおいしいはずのお弁当が今日はせわしなく口に放り込んで水で流し込むだけ。もったいない。
急かされて歩いたせいでいつもより気力が無く、足も思ったように前に出ない。
しかし辛いのは僕だけではなかった。国見の登りは毎年辛いけど一人、また一人と追い抜く事が出来、国見の下りでついに2位まで浮上。
調子に乗りいかに倉田さんを出し抜くかを考えた物の思いつく策は道を間違えて薮笹に突っ込んでてくれないかな〜
などという他力本願な考えばかり。
武平のガレバの手前で見つからないように休憩して(やはり見張っていたんだ。普通そうしますよね。)最後のエネルギーチャージ。
ちくわ揚げと俵おにぎりをカルピスで流し込み一気に鎌の頂上まで行く事に。
そしてついに頂上直下の新しい巻道で傷ついた獣のように前屈みで苦しそうに歩くKURAさんを発見!
どうする??普通に追ったら勝てないぞ?
頂上の方を見上げると登山道を外れて直登出来そうなガリーが。最後の勝負にでるか?どうする??
しかし少し登ってみた物の疲れ切った体にかなりの重荷。落ちるかもしれん。
いかん、止めとこう。心は行きたがるのだが体が断固拒否。
登山道を忠実に進み、KURAさんに2分遅れでゴールとなりました。
それにしても今年は参加者の多くが全然休まずに歩いて本当に凄いね〜。
来年は・・・。もう考えたくない。えらすぎる。痛すぎる。