来週の旭東稜に向けたトレーニングを先輩方にお願いして御在所前尾根に行ってきました。
メンバーは7010、shimizu、miya、I谷、iwa、wakaの6名。
前回0関さんとiwaさんが前尾根で苦戦をしたのを聞いていたのでかなりビビっていましたが、P7に着いて岩を見上げると雪ベッタリ。確かに全然違う姿だ・・・どうやって登るのかさえ想像できない感じでした。
とりあえずP7はこの状態では新人が抜けるのが難しいのでP6からスタート。
2パーティーに別れ、最初は7010、I谷、waka。後続でshimizu、iwa、miya。
ドキドキしながら7010さんが登るのを見守っていましたが「悪い悪い」とか叫び声が聞こえてくる。やっぱり難しいのかな・・緊張が高まる中「ビレイ解除〜!」の声。
I谷さんが先に登って、やはり「やべえやべえ!!」の連呼。。そしていよいよ私もスタート。
とりあえずピッケルを片手にスタートしましたが、そいえばピッケル使って岩登った事なんてないのでどうふりまわしていいやらわからず、パニック。P6の下部で早速手こずっていると、もう次パーティのshimizuさんが登ってきて「冬はA0でも抜けれれば何でもいいから」とA0のススメをしてくれて、すかさずガッチリヌンチャクを握りしめ、何とかチムニー下まで突破。
フラフラしながらチムニーを見上げると、I谷さんから荷物がぶら下がっている。ガーン。こんなんして荷物あげられへん・・。と思いつつも前に習えでハーネスにスリングを結びザックにつなげる。
雄叫びと共にI谷さんがチムニー突破。いざゆかん!と離陸するもののぶら下げた荷物が岩にひっかかるし、アイゼンの爪跡を追うものの足が外れて何度も落下。下でニヤニヤしながら見ていたshimizuさんが「アイゼンから火花が出た」と驚いていました。
泣きべそをかきながら旭東稜にホイホイ立候補した自分を呪いましたが、とにかくこの宙吊りの状況をなんとかせねばと、渾身のパワーで何とか突破。なんてこったい、、、もしこんなんが続くならとても体が持たない!ヤバイヤバイ。
P3を登るI谷さんと後続のsimizuさん
でも考えると私の核心はP6で、後はP5の出だしでテンションを一回かけてしまいましたが、その後は落ちることなく抜けれました。(最後のヤグラはまきました)P5からP4の取り付きまででI谷さんがリード。shimizuパーティもそれぞれリードを交代しながら登っていました。結局リードをしなかったのは私だけでしたが、もう少し時間を下さい・・
でも次回前尾根に来る時は、リードに挑戦したいです(P6以外で・・)
この日は風がなく、雪もそんなに降っていなかったのでそこまで凍えることなく、クライミングを楽しむ事ができました。となりの中尾根を登っているkamba、O関ペアやアイスクライミングをしているパーティも見えました。雪岩ミックスのクライミングは初めてだったので、いつも本でしか読んだことのない冬の本チャンの世界がどのようなものか、雰囲気がわかることが出来て興奮冷めやらぬ一日でした。下り道もバテバテのズルズルで全然皆についていけず今日2回目の泣きべそになりましたが、帰りの車では早くもう一度行きたいなとはしゃいでいました。(そしてその後38度5分の熱まで出ました、興奮しすぎです。。)
リードの7010さん、すごかったです。
つきあっていただいた先輩方、本当にありがとうございました、ここが登れれば旭東稜はいけますよね?!