26〜27日の2日間でせんだ、ハサヤン(記)のコンビでミズガキ山でマルチピッチクライミングを中心にしてきました。
26日 不動沢カーテン状壁 ○友ルート(4ピッチ5.10a)
9:00ごろ カサメリ沢駐車場
10:00ごろ 不動沢カーテン状壁○友ルート 取り付き
13:00ごろ 登攀終了
13:30ごろ 取り付き場へ
アプローチは黒森コースを不動沢沿いに歩き丸木橋で不動沢の反対岸へ渡ったところを左の下流側へ行くすぐに取り付きです。
ザックは15Lを1個フォローが持ち、中身はバックロープと水とテーピング・バンドエイド。シングルロープで登ります。
1P目(スラブ) せんだリード−ハサヤンフォロー
出だしはコケ付着していて滑るので気が抜けない。少し上がったところでカムセットできるけどまともにフォールすると外れるかもしれないので落ちられない。
10mぐらい上がったところに2本打ってあるハンガーボルトへこのあたりからコケもなく乾いた岩となってました。そこから次のボルトまでは左へトラバースしてから上がりましたがこのトラバースが緊張しました。(このトラバースのスラブが核心みたい)
次のボルトまでかなりランナウトしているので指三本くらい入る穴ポケットにエイリアンカムをセットし次のボルトへ、そこから上がり木に残置スリングがありここで1ピッチ目終了。
1ピッチ目出だしのコケコケをリードするせんださん
2P目(スラブ~チムニー~スラブ)ハサヤンリード−せんだフォロー
木からスラブを登り水平方向へ伸びるフレークへ、そこからフレークを使って左へトラバース、上部にチムニーへ行こうと思いましたが、ここの出だしで4番キャメを2個必要、その前フレークで2個使用してしまい、4番キャメで登るのは危険と判断し、ここでカムで支点を作ってピッチを切り、せんださんにセットしてカムを回収、ここの支点から私がリードでチムニーへ突撃、チムニーへここで6番キャメがあれば気楽なんですが出だしで6番キャメを使用してしまい、奥への方のクラックにマスターカムをセットしたが不安、とにかくフォールできない状況だったので無理して突っ込んで大きなテンションかけるのならA0したほうがいいと判断しカムをつかんで上がり、2番キャメをセット、このカムはしっかりしていたのでテンションかけても大丈夫、上部は狭くなりチムニー登りは不可能なので、ヘルメットを外し左へトラバースしチムニーから脱出、脱出する瞬間がもっとも緊張、必死でした。
スラブを少し上がったところの木に残置スリングがあるので2ピッチ目終了、チムニー登りでかなり時間をかけてしましました。
2P目チムニーへ突撃する私
2P目チムニーへ突撃中の私
3P目(スラブ)せんだリード−ハサヤンフォロー
木から少し右へトラバースし一段上がりスラブへ、ルートをしっかり見れば難なくこなせそうです。ここでもボルト間隔がありランナウトしているので、せんださんは穴ポケットにエイリアンカムをセットしてました。
4P目下部(スラブ)ハサヤンリード−せんだフォロー>、上部せんだリード−ハサヤンフォロー
右へトラバースし、上の藪のほうみたいでしたがロープの流れが悪く、ここでピッチを切り、せんださんにリード交代して終了点へ到着、往路懸垂でなく、踏跡があったのでそこから歩きていこうとしましたが途中で切れ2ピッチ懸垂して取り付きまで戻りました。
休憩の後、屏風岩の寒々ルートへ移動、すでに取り付いていたので登るのをあきらめ、不動沢愛好会ルート(1P目5.10a、2P目5.10b)せんださんオールリード、私は○友ルートですでに廃人と化していましたがフォローなのでがんばって登り、両ピッチともワンテン。1P目はフレッシュなときにはリードできそうかなぁ・・・。
上部まで登ったあとはクライムダウン、途中エンペラークラック、よろめきクラックを見物しながら取り付きへ移動、時間は18時手前、本日終了。
いつもの高根の湯で体を癒し、せんだ家へ、せんだ奥さんの手料理を美味しく頂きました。
27日 十一面左岩壁 山河微笑(5ピッチ5.10a)
7:30ごろ みずがき山自然公園キャンプ場駐車場
9:10ごろ 十一面左壁 山河微笑ルート 取り付き
9:40ごろ 登攀開始
13:00ごろ 全ピッチ登攀終了、山族’79黄昏ルートの終了点より懸垂下降
14:00ごろ 取り付き場へ
せんだ奥さんの手料理と睡眠十分で体調は昨日よりよい感じ、アプローチはみずがき山自然公園キャンプ場駐車場から登山道へ沢沿い歩いていきます。
途中で道を間違えクラック地獄エリアへ行ってしまい時間を少々ロスでしたが行きたかったエリアなので結果オーライ。
少しもどり明確な踏み跡発見、十一面へ向かいます。
末端壁よりさらに奥へ行ったところに十一面でした。
アプローチは結構しんどい。
取り付きに到着後、すぐに別の2パーティも取り付きにきました。
山河微笑は人気な感じ、急いで準備、今回は後続もいるのですべて千田さんリードで登ることにしました。
1P目(クラック、フェイス)
離陸の5mぐらいのハンドクラックバチ利きまではステミングを駆使して登る、その後のフェイスもバランシーな感じ、カムセットも難しそうな感じ、自分がリードするのは早いと思いました。
1P目の出だしをリードするせんださん、バランシーさを要求されます。
2P目(チムニー)
広いチムニーをステミングで登る、だんだん広がっていき股が避けそうなぐらい開脚でした。最後の乗り越しが怖いです。
2P目の出だし、この先に股がさけるチムニーが・・・
3P目(クラック)
出だしは木登りしてフィストサイズより大きめのクラックからハンドサイズのクラックへ移る際までが難しかった。そのあとはハンドバチ効きが続いていきました。
3P目の出だし、ちょうどこの上あたりが難しいか・・・
4P目
右へ少し登ってからクライムダウン、クライムダウンカムをセットして行きました。
5P目(オフウィズス)
核心ピッチ、リードのせんださんも相当緊張したピッチ、出だしからオフウィズス登り、アームロックかアームバーとヒールトウを駆使して登っていきました。
私はザックとヘルメットを荷揚げして軽量でいきました。
核心の4P目をリードするせんださん
オフウィズスを越えてからは半分クラック、半分スラブを登って終了点へ到着、終了点はなにもないのでカムで作成してました。
私はフォローでしたが一応ノーテンでいけましたーヤッター!
となりの山族’79黄昏ルートの終了点ハンガーより懸垂、取り付きへもどりました。
下りてからはやっとランチタイムせんだ奥さんが握ってくれたおにぎりが超美味しかった。
時間があったので山族’79黄昏ルートの1P目のみ登る。
これがまた難しい、リードのせんださんはフリーで抜け、私はリングボルトにヌンチャク掛けA0駆使して登りました。
もうクタクタで帰りのアプローチは必死でした。
この2日間しっかり登り込むことができ、また新しい発見もできたのでモチベーション上々です。
せんださん、せんだ奥さんいつもいつも面倒ありがとうございます。
せんださん毎度のポーズ☆
私もポーズ☆