三宅島5日
キャンプ場では朝4時から小鳥の囀りがシャワーのようでした。おかげで早起きしてしまったけどアラームで起こされるより爽やかな目覚めです。
明日は荒れる天気予報なので、明日帰ることにしました。なのでクライミングとしては今日が最終日。またPO壁に行きました。本当に下り坂になるのかあと思うぐらいの快晴。
@ アカコッコ(5.10a)
ジャミングしやすい素直なクラック。PO壁にしては短いルートでした。
海に近いのでビレイしているとすぐ後ろに波音を感じます。
A 築穴パン(5.9)
アカコッコのすぐ隣りです。出だしのクラックにはびっしり小石が挟まっていてジャミングできませんでした。
B 喜島三宅(5.10c)
ジャミングやフェースのホールドを使ってハングを次々と超えていくのが楽しい。長さもあって満足。星☆☆。
C 霧の中(5.10a)
滝の右側にあるルート。岩の表面が白い結晶で覆われていてポロポロしました。なのでスリップしそうで慎重に登りました。風向きによっては滝の飛沫がかかります。
貸しきりの岩場で休んでいるときも、波のひくのにあわせてカラカラと砂利が鳴るのが聞こえたり、遠くの漁船とか御蔵島を見たり、と飽きることがありません。今日で終わりと思うと寂しくなりました。
最終日はまた民宿に泊まりました。大きな真鯛がとれたといって、豪快にタイづくしの料理を出してもらって二人ともタイだけで満腹になりました。
三宅島6日目
起きると風強く雨も時々降っていました。朝食を食べてダラダラしてから町におりてお土産を買うともうやることがありません。帰りの船の情報を見ると、予定通りの時間に三宅島に来るけど着岸できるかは不明、となってました。やはりけっこう波が高いようです。
民宿の女将さんも東京に行くというので港に送ってもらい、一緒に待っていると船が着岸できて乗船しました。女将さんのアドバイスでかなり早めに酔い止め薬を飲んだのが良かったのか全く酔わずにすみました。
20時前に竹芝埠頭に到着。品川駅から名古屋の最終便は21時半ぐらいだったのでその前の便に乗れましたが、それでも余裕は30分ぐらいしかありませんでした。0時前に家に着きました。
予定を少し繰り上げて帰ってきたけど楽しかった!環境も良かったし、ルートやボルダリング課題も増えているらしいのでまた行きたいなあ〜、と思わせてくれる素敵な島でした。
全体のまとめ
・名古屋から三宅島に行くとき、前日夕方に新幹線に乗れれば翌朝には三宅島に着けます。
・三宅島から帰るとき、船が東京に着いてから最終の新幹線に乗るのにあまり余裕がありません。
・三宅島に行く前に宿かレンタカーを予約しておかないと移動が不便です。
・民宿は島の南西部の「伊波荘」に泊まりました。クライマーは薄木荘を利用することが多いようです。薄木荘からだとルートのメインエリアであるPO壁、黒潮ドーム、富賀浜に歩いていけます。ただ、伊波荘からでも車で5分ほどですし、今回は女将さんが車で送迎してくれました。
・キャンプ場は無料ですが泊まる旨をFAXしておく必要があります。
・キャンプ場はトイレ、温水シャワー、屋根付きのテーブルと椅子、があります。
・スーパーで一通りの買い物はできます。全て定価でした。
お勧めされた築穴パン、海苔弁が美味しかったです。サバサンドはcafe691ではもう扱ってなくて、島北部のスナッパーで予約の必要があるそうです。
・島に5泊6日して他のクライマーにあったのは2回だけでほとんど貸切でした。
・今回、日向は暑かったです。春のクライミング適期は3〜4月かもしれません。
・三宅島にクライマーが一番来るのは11月の3連休のあたりだそうです。去年はPO壁に9パーティいたようです。