tokuさんと御在所にアイゼントレしてきました。
今週は、豊田や名張や鳳来といろいろいきましたが、成果はオランウータン5.11cのみ。名張は、ジュマンジ5.10aをテンテンどころか1時間くらい登ってました。ちょっと登り方のコツを掴んだのは、よかったです。トップロープでは、ノーテンなのにやっぱりリードとなるとカムのセットの煩わしさと恐怖感でうまい具合に体が動かない。
思った事は、僕の実力では名張はまだちょっと早いので瑞浪でいろいろなクラックを触る事から始めようと思います。
一緒に行ったSは、オンサイトでしたがギリギリだったそうです。コツを聞くと気合ですとか、根性論しか言わないので困ったものです。
さて本題の御在所アイゼントレ。
この日の内容は、一壁と前尾根をつるべで登ること。
じゃんけんで僕が負けたので、先行になってしまった。
これで、核心と思われるP6を僕がリードする事になってしまった…
とりあえず、2ルートをリードする。
前回登ったのにビビリにビビってのリードで先が思いやられる。ただこの問題は、アイゼンの前爪を長めに調整したら解消されました。
問題の前尾根。
アイゼンとグローブ、ピッケルをつけて登ります。ただ午後から晴れる予報だった天気は、ずっと雨でした。
これは、完全に御在所に歓迎されている!!
P7はtokuさんリードで行きますが、ぬけのちょっと悪いところでも何も問題無く登っていました。しかし、やはりそれなりに難しいです。
P6は僕がリード。ここはもうね。難しい。1手悪いところの下あたりから普通に難しくて、アイゼンで登るとなると5.10cはあるんじゃないかと。
それに加えて岩は雨でベトベトでタダでさえグローブでフリクションは効かないのにさらに追い討ちをかけられてます。
昨日登ったオランウータンより難しいと思いましたが、なんとかぬけれました。フォローのtokuさんもそこでは結構時間がかかっていたのでやはり難しいんですね。
そこからは、それなりに難しいが淡々とこなしていきノーテンのままヤグラについてしまった。前のピッチをtokuさんがガンガンに伸ばしたから、僕がリードする事になってしまった…
前尾根を登る前に唯一自信がなかったのが、ヤグラなんですよね。しかも、歓迎されてるから雨があられになってきておまけにめっちゃ寒いです。ずっと震えてました。
ヤグラの最初で前爪二つを細いクラックに入れてねじる動きが出てくる。所謂アイゼンジャム!?
そんな動きした事ないけど、やってみると意外と出来るもんなのですね。
しかし、その後からも難しくて結局僕は5メートルくらい登って敗退。tokuさんに代わり普通に登っていました。
僕は、フォローで登って結局核心部を超えられず…A0でもなんでもしてとりあえず上まで抜けました。
1箇所カムが取れなくなってしまって、とりあえず今日は諦めるしかないので下山開始。
懸垂するもロープが水を含んで滑らない。体制を崩しながらおりました。
もうあたりは暗い…そして、寒い…ここから、ちょっと悪い前壁ルンゼを降りなければいけない。
焦ってはいけないと思いつつも、状況がよくないとやはり焦りは出てくる。焦りつつも慎重におりて、裏道に合流。
寒くて一刻も早く温泉に入りたかったので、アクアイグニスまで速攻で行って温泉に入りました。
普段使わない動きや、恐怖感や寒さからひどく疲れました。

萩ホルでご飯
アイゼンで前尾根を登るのは、難しいですね。
しかし、これはかなり自信になると思うのでやってみる価値はあります。
ヘッデンで悪いところを歩く訓練もしておくには越したことはないし、学ぶべきことはまだまだ多いです。
翌日、残置したカムを回収に行ったが雪が降ったらしく、ヤグラまで取り付けず…また回収に向かいます。

白い御在所