ブログ投稿は久しぶりのiwaです。
1月末にインフルにかかり、病み上がりで少し心配していましたが今年も戸隠に遊びに行くことができました。
メンバー:iwa(CL)、キスケ
装備:ダブルロープ×2、スノーバー×2、イボイボ、アイスピトン、懸垂用土嚢袋・竹ペグ
タイムスケジュール:
2/14(1日目)
初日は行動時間がそれほど長くないので2時に名古屋を出発して、下道ドライブ。
長野市の渋滞に巻き込まれ上楠川の登山口到着は10時になった。
例年に比べて雪はかなり少なく、すでに林道の路面が見えてるところもあった。
当然、ラッセルもなくサクサク進む。
上楠川沿いは渡渉の連続。
ツェルト設営用に持ってきたポールが大活躍。
キスケはビビリながら?の渡渉。
元気なキスケは飛んでた。
12時半に天狗原に到着。
正面にP1稜が見え、心の中で「あんなに立ってたっけ?」と思う。
この天狗原のラッセルが深いとかなりしんどいのだが、今年はくるぶし上程度で楽チン。
天狗原からは小さなアップダウンを繰り返すが、ルートファインディングを間違えると余計に難しくなったりする罠がある。
キスケは夏道に設置してある鎖に誘い込まれて行き、引き返した場面も。
熊の遊び場手前で14時半。
ここをベースにする事に。
3連休で入っただろうテント場跡を利用してツェルトを張る。
しっかり貼って快適空間の出来上がり。
室内空間はテントより広いので正直なところテントよりツェルトの方が好き。
夜中は特に風もなく快眠できた。
2/15(2日目)
朝明るくなってきた7時にスタート。
朝一から熊の遊び場の急登を登る。
傾斜は強いが、雪は締まっていて登りやすい。岩壁手前までノーロープで進む。
いつもならここからロープを出すけど、そのまま行けそうだったのでそのまま進む。
雪も安定していて登りやすい。
そのまま無念の峰まで登る。
目の前には核心部が見えるが雪が少ない…
無念の峰から5mほどのクライムダウンが出来ず、竹ペグで懸垂。
その先は細いナイフリッジになっていた。
蟻の戸渡りにキノコ雪は付いておらず激細の一本橋。
よろめくような強風が吹いていてバランス取るのが難しい。
プラトー手前で凍土にイボイボとアイスハーケンを打ち込んでビレイ点を作成。
フォローのキスケも怖かったようだ。
1番の核心のプラトーは雪庇崩し用にスコップを持って登りだす。
下部は雪が付いておらず、岩登り。鎖も出てた。
立木に登り、雪庇崩し……
と思いきや、すでに崩された後だった。
ガッカリしてプラトーの上へ登り上げハイマツでビレイ。
キスケを登らせて、先の様子を伺いに先行させる。
雪壁手前でビレイ点を作る。
ここの雪壁も雪付きが悪く、ラインは選べそうになかったので先行者のラインをたどる。
スノーバーがよく効いてくれた。
スリングのかかった立木でビレイ。
何年か前に自分達が残してきたスリングらしいものがかかってた。
一旦ロープをたたみ、1峰ピークまで登る。
ここまで雪が少なかったが、ここは膝上ラッセル。
最後に雪庇を乗っ越して1峰ピーク。
時間は11時。
さっきまでの強風はなく、快適な場所だが早めの下山開始。
帰りは先ほどの立木から懸垂1回目。
プラトー上のハイマツから懸垂2回目。
蟻の戸渡りはロープを出して通過。
さらに竹ペグ懸垂したところもロープ出して登り返す。
しばらく降りていった先の太い立木の下からなら熊の遊び場まで届くと思い懸垂3回目。
だが、10mほど届いていない感じだったので途中の松の木でピッチを切り4回目の懸垂。
熊の遊び場からも懸垂して、全部で5ピッチの懸垂。
幕営地まで戻り、撤収。
気温が上がり、雪庇が落ちる音も聞こえる。
アイゼンが団子になり春を感じながらの下山になった。
途中からワカンにしようかと思ったが、埋まりはしないのでそのまま砂防堰堤まで。
アイゼンがある事でキスケは「渡渉が楽だ!」と喜んでいた。
早く降りた理由は展望台に行く為。
見せたい景色がここにある。
山の中じゃないけど…
晩御飯は長野市にある夜来香(イエライシャン)で唐揚げ定食。
これはヤバイやつだった。
以前tokuと行った谷川のあしま園を超えてる。
しかも並盛り。
これは敗退しました。(お持ち帰りして翌日美味しく食べました。)
信大の生徒はこれを食べきるらしい。
これが強さの秘訣か…
