メンバー
iwa、toku(記)
前日に80mmくらい降り、ちょっと厳しいだろうと思いつつも、とりあえず行くだけ行ってみる。
実は、私はこの日の2日前まで手足口病と言う、大人は滅多にならないと言われる病気に苦しめられていた。
しかし、この病気。大人がなると本当にツライです。
約一週間もそんな事があったので、山に飢えていた私は最悪滝を見るだけでもいいと割り切って入山する。

ここならヒルは下からも上からも来ないだろうと考え、魚止橋の上で準備をする。
私はネオプレンの短パンとベストを着用。iwaさんはお決まりのファイントラックの衣装で身を固めるが、ネオプレン系はなし。高性能のファイントラックならネオプレンなんて不要みたいです。ホントかな?

最初は魚止滝。7m。
宇賀川本流は最初からほぼ諦めていたので、見学だけして再び登山道へ。
しかし、左岸の壁から行けたのでは?なんて今では思ったりもするが、あの時は登れると思わなかったので仕方ない。
しばらく登山道を歩いて五階滝を目指す。この区間にはヒルがたくさんいました。
ジョニーをたっぷりかけてきたのですが、ヒルの中にもジョニーに強いヤツがいるかな。3匹ほど靴にしがみついてきました。
しかし、この根性は立派だと密かに感心していた。自分は根性論と言うのは持ち合わせていないと思うが、ちょっと見習ってみようと思った。

五階滝です。水量に少しびびっていましたが、ヒルから勇気をもらったので気合いを入れて私がリードしてみる。
実際に登ってみると容易でした。それよりも終了点用なのかな。リング付きのハンガーがバッチリ打ってあるのに驚いた。この先も連打されていたら悲しい気持ちになりそうだったが、結局はここだけでした。

廊下帯。まだ寒くないので、できるだけ水に入りながら進む。

この岩の左はやさしいが、あえて右から突っ込んでみる。

しかし、猛烈なシャワーに跳ね返されて撃沈。

CS滝2条5m。トポには右からとあるが、この日の弱点は中央のリッジから左抜けでした。
抜けのところのホールドが悪く、そこが核心。

続いて8m滝。落ち口あたりが少し難しい。

この頃から寒くなってきて、できるだけ水から逃げながら進む。
でも、iwaさんは意外と平気みたいだ。さすがファイントラック!

後半の滝はトポと合わなくなってきて、この滝もどれかは不明。

標高800m付近はトポとも合わず、本当に大丈夫なのか不安にる。
トポで2:1のとのろは1:1に見えるが、そこを左に進むとやっとトポと合う滝に出合う。

奥ノ二俣を左手に進み、ここで休憩して着替えをする。
iwaさんは沢靴を脱ぐとヒルにやられてました。
私も1匹くっついていましたが、運良く吸血はされず。

山頂付近は涼しくて快適でした。
下山は金山尾根で。
駐車場でお互いにヒルチェックをして阿下喜温泉に急ぎました。

阿下喜温泉から10分弱の『四川』さんで2人とも『ローバー飯』をいただく。
ローバー飯は角煮丼です。これは美味。超オススメです。
実は、ここは昔は阿下喜温泉の向かいにあったお店で、私も行った事があるところでした。
変わらない懐かしい味でした。