1日目
ゴンドラとロープウェイを乗り継いで自然園駅を出発。天狗原から白馬乗鞍岳経由で天狗の庭の予定のはずが、気づいたときには小蓮華岳東側の稜線に出るルートで登っているというひどい失態を早速やらかしました。これはひどい。ツアールートが一本道だと思い込んで人の流れについて行ってしまったのが原因といえば原因。そのまま白馬池方面に進めば天狗の庭に向かえそうだったのでそのまま進んで、ここからは逐一地形図を見ながら少しずつ滑走して蓮華温泉着。適当な場所にテントを張ろうとしたら小屋の人にテント場を案内されました。

天狗の庭で慣れない重荷での滑走

蓮華温泉のテント場から見た雪倉岳
2日目
3日目の雨天での下山に安心できるだけのものが足りなかったので、計画していた雪倉岳の往復はキャンセルしてテント場を天狗原付近まで上げておくことにしました。地形図と道標を確認しながら振子沢を登り返して幕営装備をデポ。それから目の前の白馬乗鞍岳の東斜面を登って滑り、そのまま振子沢を滑るも雪が悪くなったので中断。登り返してから白乗東面をもう一度滑ったところで僕のが転んでポールを折ったので行動終了。今回の失敗その2.夕食を終えたころから湿雪が降り始めて、夜半には雨に変わりました。

振子沢の登り返し

白馬乗鞍岳東面の登行

ガスに包まれたテント場。このあと右端のスキーが倒れることに....
3日目
テントを出ると立ててあったスキーの1組が雪解けによって倒れていました。バインディング側に倒れていなかったら紛失してました。横倒しにして流れ止めをしておくべきでした。失敗その3.雨は引き続き強くて視界は20m未満くらい?幸い風はまだ吹かず。地形を確認して歩き始めましたが、どちらに向かっているのかわからなくなり、GPSを確認したところ真逆に向かっていることが発覚。失敗その4。しかも2度目のルート間違い。落ち込んでもいられないのでコンパスをベアリングして登り返しました。天狗原からビジターセンターへ続く斜面には重たい新雪が乗っており、雪崩が怖いのでターンを切らず、少しずつ横滑りで新雪を崩しながら下降。樹林帯に入ったあたりでたくさんのトレースが見えてきたので、地形図を確認しながら辿って行き、最後は圧雪された車道〜スキー場を滑って下山しました。あっさり終わるはずが随分長引いた1日でした。
失敗に次ぐ失敗の山行でした。事故なく無事に終えたのはたまたま運が良かっただけだと思うべきでしょう。行程縮小に関してはその点よかったのかもしれません。一方で重荷での滑走、雪ブロックでの風除け作り、ホワイトアウト中の行動などなど、良い経験になった部分も大きかったかと。今回は自分に余裕が無くて、ホワイトアウト中のナビゲーションは自分でやりましたが、次回は他のメンバーに任せたいと思います。