メンバー naga、aka、taro
昨年から勢力的に山スキーをこなしているイケイケ若手の二人組に混じって、素人に毛が生えた程度のおじさん会員が参戦というイレギュラーな山行でしたが、今年はボチボチ雪山復帰という流れから、仲間に加えて貰いました。しかし私自身、五年ぶりの山スキーというブランクに加えて、当日は悪天で雪質はガリガリ……。
おまけにいざ登り始めてみると、六合目の小屋に到着した頃には視界が効かず、他の登山者やベテランっぽいソロスキーヤーさんも躊躇っているような状況。それでも再び晴れ間も覗いたので、大休止を取ったあとは行けるところまで行ってみることに……。
傾斜と雪質から判断して、避難小屋からはスキーを背負って登行に切り替えました。締まった雪質のおかげでラッセルがなくて楽でしたが、天候が天候だけに頂上から標高差百メートルほどのところで登行を止め、シールを剥がしていざ滑降。 傾斜は見た目30度ほどかな。アイスバーンの上にわずかな新雪が乗っているような状況にもかかわらず、さすがはふたりとも雪国育ちだけあります。特に切れるようなエッジを効かせ、急斜面でも難なく滑ってゆく永田くんの姿には舌を巻きました。対して私は体勢を崩さないようにするのが精一杯。ゲレンデではこなせたテレマークターンも、制動を効かせるのに手一杯でした(泣)。
一応、傾斜が緩くなると多少はコントロールを効かせることができ、久々に自然の雪滑りを愉しむことはできましたが、雪質も相まって私の実力では少々厳しかったです。やはりラッセルが厳しくても制動が効き、新雪のシュプールを浴びることのできる滑降がいいですね。来年度はもう少し実力を高めて、奥美濃や奥飛騨のエリアに行きたいです。
