夏合宿3日目 せんだ、ハサヤン組で十一面奥壁「一粒の麦」を登ってきました。
取り付きまでのアプローチは以下のとおり
十一面正面壁から右寄りの踏みあとをたどるとケルンと木にテーピングテープがしるしてあるのでそれをたどりながら登っていく。(木に赤テープがしるしてあるのがあるが違うルートへ行ってしまうので注意)
しばらくするとシロクマのコル手前(シロクマコル10m下くらい)に右へと踏みあとがあり、それをたどりと急登するしばらくすると赤いフィックスロープがあり、その横には岩小屋がある。左側にバンドがあるのでそこのフェイスが取り付きです。
みずがき山自然公園キャンプ場から取り付きまでのアプローチタイムは間違えなければ1時間半ぐらい。
登攀タイムは以下のとおりでした。
9:30取り付き
15:00十一面奥壁頂上
15:30取り付き近くの岩小屋
リードはほぼ全てせんださんがしました。
私は1P目しようとしましたがクラック上部のところで自分がフォールし、ケガするイメージしか沸かなくせんださんに交替、まだまだ登る能力がありません↓
全ピッチ登り相当難しいです。私がリードするなんてまだまだ先って感じました。
詳細はリードしたせんださんのほうがよくわかっていると思いますのでお願いしまーす。
遅ればせながら、ひっそりと追記します。(せんだ)
「このルートは素晴らしい!」まず初めに、この一言です。
残置物無しで(*実際は、2ピッチ目終了点に雨天脱出用(?)のスリングが残っていたので現地回収)、6ピッチのマルチを堪能できます。2P目、6P目は秀逸ですし、3ピッチ目以外はいずれもそれなりにピリッとしています。そして、不思議なことに、10〜15分の歩きで取付きに戻れます。何時間もかけて登ったのに・・・・。
1ピッチ目は、ハサヤンに先行してもらいました。途中でピッチを切ったのはよいことで、今の実力に応じたセルフマネジメントができていたのではないかと思います。できれば、それぞれの判断をもっと早くできるようになることが望ましいです。
2ピッチ目は、#3以上のキャメロットを何個持っているか? で、印象がかなり異なってくると思います。私たちは、〜旧#3.5を1個加えて、#4までを2セット持っていきましたが、もう1~2個余分にあった方が無難は無難です。#5、#6は無しでもどうにかなります。
5ピッチ目のオフィズスも、なかなか手ごわい。十一面のGさんパーティから「おーい」と声をかけられましたが、余裕がなくて返事できませんでした。
6ピッチ目は、出だしの10c/dのパートよりも、その後の長い長いコーナークラックが「いい雰囲気」です。終了点からは、十一面正面壁の様子も一望できます。棚に座ってハサヤンをビレーしながら、冬に岩尾根をぐるっと縦走するような遊びもできるのではないか?など考えてました。
なお、アプローチの道は、私たちが参照としたトポ情報と異なり、踏み跡が整備されています。
(ハサヤンたちが、初日に左稜線から降りてきた道と同じ。ガメラ菊池さんが整備された?)
余談ながら、「一粒の麦」の取付きに行かず、さらに踏み跡を一段上がる(フィックスロープあり)と、広い場所に出ます。そこには、すぐにでも開拓できそうな、きれいなチムニー〜オフィズスがありました。すでに登られているかもしれません。見た目は10aぐらいに見えましたがどうでしょうかね。
今回は、楽しいルートに誘ってくれたハサヤンに、大感謝です。地力をつけて、今度はパーティリーダーとして、ぜひ再登してください。
2ピッチ目を登るせんださん
十一面正面壁のほうで仲良く座っているshimizu&waka