21日から一週間、モンベルの「アウトドア義援隊」および「RQ市民災害救援センター」の呼びかけに応じて災害復旧のボランティア活動に参加してきました。
メンバー:G、しも
うまく言葉に出来ませんが、強烈な一週間でした。
現段階での活動の基本は支援物資を被災者に届けることです。
(これは今後どんどん変化します。)
ロジスティックとしては、
1.山形県天童市に巨大な倉庫を借りて、そこに全国からの支援物資を集める。
2.毎日トラックで天童から宮城県登米市の現地本部に物資を供給。
3.毎日10台ぐらいのボランティアのワンボックスなどで物資を各避難所や自宅で被災されている方に届ける。行き先は主に気仙沼市、南三陸町、石巻北部。
↑3/30修正 現在は、陸前高田や大船渡まで範囲を広げているそうです。
RQ市民災害救援センターのツィッター:@rqcenter
4/3追記 現地でのボランティア活動を紹介したustream番組
これ以外にも今後様々な活動が展開される予定です。
まだまだボランティアが足りない状況です。
現地はまだ不安定な状況だけに、私達のような野外で自立して生きられる人の出番ではないかと思います。
数日以上連続して活動できる方は是非申し込んでください。
RQ市民災害救援センター
アウトドア義援隊(天童)
ワンボックスとか軽トラとか持っているのが理想的ですが、なくても荷物の仕分けや本部のマネジメントやボランティアスタッフの食事作りなど、仕事はいくらでもあります。
コメント欄に質問いただければ出来るだけ答えます。
この情報を出来るだけ多くの人に伝えて、支援の輪を広げましょう。
以下、活動の様子をご覧下さい。

登米の本部。体育館の半分が物資の置き場所で、半分はボランティアのテント村

朝の食事&ミーティング風景。この日は総勢50人ぐらいいた。

本部は登米の山の中で、朝はかなり冷え込みます。

気仙沼の鹿折地区

本吉町の小泉中学校の避難所に向かう。奥の高台にあるのが避難所。
400人が避難されてます。その手前の住宅地は壊滅的な被害を受けています。

やはり本吉町

ここの避難所では、富士川のラフティングガイドの会社が貸してくれたバスで被災者を温泉まで送迎する活動を私達のグループでやってます。
また、神戸からボランティアに参加されている「ひまわりおじさん」は
資材を一式トラックに載せてきてきて、避難所にホットシャワーの設備を作ったりしてます。

唐桑地区に向かいます。唐桑のコメリ。

唐桑公民館。この避難所は20人ぐらいのこじんまりした所です。
避難所にいる方々は家だけでなく、本当にすべてを失っています。
今日はダウンジャケットや靴を届けました。登山靴もこれから始まる家屋の片付けにはやくだつでしょう。
ここに行くと被災したおばあちゃんたちから毎回お菓子をもらえました。

小原木中学校。
ここの集落では180件中150件が倒壊しました。
ここは毛布類がまだ充分でなかったので、大量に届けました。
ここでは被災者が自力で簡易なお風呂を作られました。
お年寄り達は毎日まき割りに精を出されてます。
みんな遠洋漁業のOBで、タフです。
手伝いたい!

鮪立地区の避難所。
米などの食料や毛布、サンダル、衣類を届けました。
先の見通しは全く立たないながらも、みんな元気なので少し安心します。
手前の4人はボランティアです。

避難所の横に海兵隊のヘリが突然降りてきたりもします。

一旦本部に戻って、午後の便の積込み。
フロアスタッフがきっちり仕分けをしてくれてます。
60kmを一日2往復します。

夜のドライバーチームのミーティング。より良い支援のために遅くまで論議が続きます。

行政からもらえる避難所の情報は、必ずしも100%ではありません。
各地区の担当者は地域をしらみつぶしに回って小さな避難所を探し、情報を共有します。

これは避難所ではなく、ボランティアスタッフの寝場所。
青森のチームにテントは不要です。「大五郎」さえあれば。

ボランティアは、20代から60代まで全国から様々な人が集まっています。
みんな意識も能力も高いです。

気仙沼市内。

陸前高田市郊外
見渡す限りがれきの山です。