キスケと会員外のかがみ、中塚で八ヶ岳は小同心クラックに行ってきました。
いつもの美濃戸から歩き始めますが、荷物が結構重い。
病気してから雪山に行くたびに体調が優れなくて、今日の登攀は無理なんじゃないかと思いいろいろ考えていたら、なんとか3時間で赤岳鉱泉に着く。
休憩すると体調が回復してきたので小同心クラックへ。
大同心ルンゼへ入り、ちょっと行くと大同心稜に乗ります。
大同心稜を詰めて行くと目の前に大同心が見えます。
大同心手前あたりでギアを取り付け、小同心までトラバースしていきます。流石人気ルートなので、ここまでもこれからもしっかりトレースはあります。
そして、このトラバースちょっとだけ悪いので、話し合ってここからロープをつけることにします。
ところどころペツルのハンガーが打ってあったりして、ランニングビレイはそれでとれますが、3人でスタカットだと時間がかかる。小同心基部に付いた時には、敗退ラインギリギリ。
急いで準備して登ります。
1ピッチ目最初はフェイスからクラックに入り弱点を登って行く感じ。約40mでピッチを切ります。

岩の様子
2ピッチ目
最初クラックに入って最後出るのでロープが擦れて重かった。
その後もつなげたかったけど、あまりにロープが重いので20mくらいで切ることに。
3ピッチ目
核心と思われる被った所から、始まります。
全体を通して、ガバガバなので思い切っていけます。
小同心の頭でピッチを切る。
ここから、コンテで簡単な歩きがあり横岳直下にでます。
横岳直下は、若干悪くここでももう1ピッチ出して計4ピッチで抜けました。
小同心クラックは、風が強かったものの雪はほとんどついていなくてイージーモードだった気がしますが、二人は結構怖かったみたいで精進あるのみと燃えていました。
二人はまだ経験が浅いので、今回は僕は全てリードで行きました。
横岳に着いた時間が、16:45…
時間がかかりすぎている。
赤岳鉱泉戻る為、硫黄岳を目指します。
硫黄岳直下がいつもらしいが風が強い。なかなか歩きにくく踏み抜いたりもします。
硫黄岳までも結構遠く感じて、夕暮れが迫ってきてるので赤岳鉱泉まで急いでおりましたが、途中で暗くなってきてしまいヘッデン。
結局、赤岳鉱泉に着いたのは19時前…
赤岳鉱泉を出てから帰るまで、9時間かかってる。これは遅すぎる。
この調子なので、次の日からの登攀はもっと経験を積んでから行こうという話になり中止。
次の日は、初日の疲れからかみんなぐっすり眠ってました。
初日の行動時間は、13時間近いからね。疲れたのでしょう。
ゆっくり起きてご飯を食べて下山しました。

なんだかこの写真NHKのテムレスの特集で使われたらしいです。