2004/7/11

2回目の入院  闘病の記録「化学療法編」

 今回はある程度体調を整えての入院です。最初の入院は救急入院でとにかくわけも分からずの入院でしたが、今回は約一ヶ月の化学療法の予定です。準備万端というわけではないものの、余裕のある入院といってよいでしょう。治療のメド、その経過、入院生活の工夫などある程度わかっていました。慣れてきたというべきでしょうか。

 また職員の方や患者さんも以前入院していた時の顔ぶれも多いようです。部屋は最初に一週間入院した部屋でしたが、前回退院時のメンバーといっしょでした。同じ患者が繰り返し入院しているということでしょうか。しかも、急性リンパ性白血病の場合6ケ月程度の入院は必要で、メンバーがある程度固定されてしまいます。同じメンバーで、それほど多くない人が繰り返し入院しているのが実情でしょうか。

 化学療法の内容は、地固め1回目とほぼ同じ、連日9時間の抗がん剤の点摘です。ニノシタビン・ミトキサントロン・エトポシド の3種です。しかも、ナディア (白血球数が最低になる期間)が2週間と比較的長く、ダメージが大きかった。食欲なく、痔の痛みは強く、寝たままの状態が続き、寝返りも打てないときもありました。また脱毛も激しく、数日で一気に抜けました。手足の筋力低下も少し強いようです。

 また、同室の患者さんが急変しました。昼間、売店や院内を歩き、年老いた患者さんに声を掛けていた元気で屈強そうな患者さんだったのですが、夜中にトイレで倒れ瀕死の状態で重症個室へ行かれました。元気そうな人が急変するというのが血液がんの怖さです。そんな患者さんの変化を他の患者が見ていく病棟でもあります。患者さんに動揺がないといったら嘘になります。でも、病棟の雰囲気はそれを緩和してくれるのも事実でしょう。最初の入院時に感じた落ちついた穏やかな雰囲気が病棟をおおっています。

 

*ニノシタビンの商品名はサンラビン。ミトキシサントロン(MIT)の商品名はノバントロン、薬剤が青色なので尿が青から緑色になる。エトポシドの商品名はラステット、血管痛や点滴漏れがしばしばおこる。病室内ではこの血管の点滴漏れの回数が患者の勲章となる。それだけ多く苦痛を味わってきたという勲章である。

 *ナディア 白血病の化学療法の経過において血球数の変化は「Uの字」の形をとる。抗がん剤を投与すると、1週間ぐらいかけ白血球・その他の血球が低下し、2週間ほどデータが谷底となり、1週間ほどで血球が回復してくる。このデータが谷底の時をナディアといい、このときに強力な支持療法をする。

 
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