2005/12/31

毎日父さん  毎日父さん

 年末のお忙しいところ、このブログにお寄りいただいてありがとうございます。我が家のパソコン<ホームコンピユーターですが>は年賀状作成や子供たちなどに占領され、何日間かアップできませんでした。

 このブログのタイトル毎日「とうさん」を漢字変換すると、毎日「倒産」と出てきます。これはまずいということで「父さん」に変えました。
 思えば、景気は少しよくなったものの、毎日ように多くの会社が倒産しているわけですね。お騒がせマンションで倒産した木村建設のような会社もあるでしょうが、一生懸命やり繰りしたにもかかわらず、やむを得ず会社を閉めたところも多いでしょう。

 また、病気について言えば、急性白血病は発症率からすると、毎日何人かは新たに発症しているわけで、この大晦日に病名の告知を受け、治療をしている人は数多くいるわけです。

 毎日毎日いろいろな事が起こっています。でも決して倒産や病気は不幸ではないと思います。よく言われるように不運であるけれど、不幸ではないのでしょう。倒産や病気によって、真実も見えてきます。仕事、家族、友人、生きること、お金、好きなことなど何が大切なのか、誰が大切な人なのかが少しは見えてきます。
 でも、悲しいのも確かです。その悲しさを受け止め、幸福になることも可能なのではないでしょうか。倒産や病気を克服し、幸せになる。倒産転じて父さんになる。

「毎日父さん」には親父ギャグだけでなく、そんな深い熱い思いが込められています。

 それでは、皆さん、よいお年をお迎えください。
0

2005/12/27

お見舞い品と日用品  患者学入門

 入院中のお見舞い品や日用品で役立つものを考えてみました。

は愛読書、4コマ漫画集、ショートショート、雑学集、コメント付きの小さい写真集、雑誌など、長い文は集中力が無く、なかなか読めないことが多いです。 

ポータブルCD・MD。ソフトは音楽だけでなく朗読・落語など「語り」もよいと思います。早朝に放送される落語を楽しみにしていた患者さんがいました。

ラジオは電波が入らないことがあるところがあるのでよく確認してください。

テレビは大抵の一般病院では個人で見られるようになっていますが、地上波だけだと結構飽きてしまいます。オリンピック、サッカー、野球などスポーツは応援で同室の患者が盛り上がります。

DVDプレヤー、ゲーム機などを持参している人もいました。DVDソフト、CD、本など有料でもよいので貸し出しできるとよいと思います。病院の売店や病院のそばにレンタルショップがあれば、結構需要があるのではないでしょうか。

携帯電話は一般病室内使用禁止ですが、たとえば面会コーナーなどは可能なところがあります。メールは助かります。自分のペースで送受信できるからです。

パソコン、特にインターネットができればよいですが、なかなか一般病棟ではむずかしいのが現状です。ポケットコンピューターを持参し、結構役立ちました。この文章も一部にポケットコンピューターを記録していたものを使用しています。最近は携帯電話の機能が向上し、ポケットコンピューター程度の機能があり助かります。

小ノート・メモ・小カレンダーなど小さいものは役立ちます。小カレンダーは入院中時間の感覚の喪失を防ぐのに役立ち、体重の変化、検査データなどこまめに記録していた患者さんもいました。

水なしシャンプー、つめきりなど意外な日用品が役立つことがあります。化学療法時の脱毛の際には、絨毯コロコロや荷造り用ガムテープは必須です。

スティックコーヒー、ティーバックなど病院以外の味が欲しいこともあります。ただし飲食物は多くの患者は制限を受けていることがあり、例えば白血病の場合、生ものや皮の薄い果物もだめです。

宅配の花は病室より家族へ送るとよいと思います。花は感染源となることから持ち込みを禁じている病棟もあるし、何より花は家族の落ち込んだ気持ちを和ませてくれます。

お見舞いの中でも直筆の絵手紙通信を定期的に送ってくれた友人がいました。定期的に送ってくるということは「忘れていないぞ」というメッセージであり、時に絵は言葉以上のコミュニケーションとなります。仲間に支えられているというのはこのことです。
               
 続きはRead Moreへ


続きを読む
2

2005/12/26

抗がん剤と副作用5  患者学入門

E地固め療法・維持強化療法
 急性骨髄性白血病の場合、地固め療法・維持強化療法*を、入院で、かなりの回数をすることがあります。病気が寛解状態である程度おちついていても、入院し抗がん剤を点滴しないといけません。

 その時は大した症状はなく日常生活も支障ないのに、再発予防ということでわざわざ状態を悪くし、そしてまたデータが上がり、状態が戻ってくるのを待つ、せっかく作っては崩す賽の河原の石のようなものです。なんともいえぬ無力感におそわれるのは確かです。その上、職場復帰・社会復帰のタイミングは難しくなるし、その間の家庭も大変でしょう。

 それでも患者が治療に同意するのはやはり再発が怖いからです。寛解導入治療だけではかなりの数の白血病細胞が体内に残っているといわれています。

 
F化学療法専門医
 化学療法専門医の資格の必要性が言われています。化学療法は進歩しましたが、その効果的な使用法・使用量の検討や副作用防止などは抗がん剤の扱いに慣れた専門医でないと難しいからでしょう。欧米各国には多くの専門医がいるのに我が国にはいないとの指摘は確かにそうだと思います。とすると、放射線科医、麻酔科医、病理医のように主治医とは別に化学療法をする専門医として位置づけることが求められるでしょう。

 また、化学療法専門医の必要性が増した背景には化学療法が進歩した他に、がんの疾病構造の変化があると思います。かつては日本では胃がんの有病率が高く、早期発見、早期の外科治療が求められました。そのため、内視鏡の技術、外科技術、術後管理などめざましく進歩したと思われます。しかし、現在では例えば肺がんの有病率が増加し、治療も外科療法だけでなく、放射線治療や化学療法の併用の必要性がある疾患が増加したこともあるのではないでしょうか。

 支持療法や抗がん剤の副作用に熟知した血液内科医は化学療法専門医にふさわしいかもしれません。

続きを読む
0

2005/12/23

クリスマスの灯  毎日父さん

 去年の12月23日は何をしていたのかな〜と古い手帳を見直してみました。その日は骨髄移植を予定している病院へ妻と一緒に見学に行った日でした。予定していた患者さんへの面会は果たせませんでしたが、無菌室の見学(もちろん室外からですが)や入院生活についての説明を受けました。移植は決意していたものの、不安半分、希望半分でした。

 そして、今年は家で家族と過ごしています。クリスマスも家族と一緒に過ごせそうです。クリスマスはみんなに平等にやってきます。サンタさんのプレゼントは中身こそ違うかもしれませんが、貧しい人にも、お金持ちの人にも、病気の人にも、元気な人にもみんなに贈られます。クリスマスの希望と愛の灯はみんなを照らすと思います。今年のクリスマスはそんな思いにさせます。

 ちょっぴり無理をして「クリスマスの灯」の記事にしてみました。

クリックすると元のサイズで表示します
 他の人のクリスマスはトラックバック先へどうぞ
0

2005/12/22

抗がん剤と副作用 4  患者学入門

D医薬品副作用被害救済制度*
 抗腫瘍剤・免疫抑制剤の多くはこの制度から除外されています。私の使っていた、使っている薬剤も除外されています。命が助かるならば副作用はかまわぬということでしょうか。あるいは、どこまでがんによる症状か薬によるものかはっきりしないためでしょうか。また副作用の出ない使用量では効果がなく、ある程度の副作用は覚悟しろということでしょうか。その理由はわかりません。
 
 がんを生活習慣病とし予防を政策展開することも必要ですが、薬品の安全性と危険性と有用性を把握し、それを救済制度にしっかりと位置づけることがより重要だと思います。このことは単に医師だけの仕事ではありません。薬剤師・看護師・患者・ソーシャルワーカー・製薬会社・行政機関など皆の協力していく必要があります。抗がん剤併用療法実態調査が始まっているとはいっても少し遅いように思います。

続きを読む
0

2005/12/22

レイザーラモンHGが好き!  毎日父さん

 今日は雪模様です。ちょっと寄り道。

今年、レイザーラモンHGさんが大ブレイクしました。子供に見せたくないテレビタレントのc純唐ノなりました。でも、実はお母さん方には人気ではないでしょうか。HGスタイルは映画「ポリスアカデミー」の中の登場人物のモチーフだそうです。そういえば、どこかで見たような懐かしい感じもします。

 全国的には素顔をあまり公表しませんが、関西圏では所属の吉本新喜劇でサングラスなしの素顔を出しています。役柄も比較的素朴な役柄が多いようです。本名住谷正樹の素顔は素朴な純情な青年ではないでしょうか。言葉遣いもとても丁寧です。兵庫県出身で大学は京都の某有名私大です。卒業後、一旦地元生協に就職したようです。ちなみに、全国的にまったく無名の相方レイザーラモンRGは別の京都の私大出身で、私の母校でもあります。

 この経歴からなぜか親しみを覚えてしまいます。生協の共同購入であのHGスタイルで登場したら、奥さん方に人気が出たかもなーとも想像したりします。

 グーンと寒くなりました。HGスタイルで風邪をひかないでくださいね。「フゥー」(子供達に言わせると本当は「フー」だそうです)

0

2005/12/21

抗がん剤と副作用 3  患者学入門

C心筋障害・臓器障害
 白血病を3回の再発を克服した人が心筋症で、心臓移植を余儀なくされた例がありました。心筋の働きが弱ったためでしょうか。
 また、握力がなくなる、足のカがなくなるなどの症状は多くの患者さんにありますし、私自身も経験しました。筋肉に対するダメージは確実にあると思います。特に足の筋力はかなり落ちます。単に入院中の運動不足ではないでしょう。入院中は平らなところでの生活が多く、筋力の衰えがあまり自覚できないだけであって、外出・外泊等をすると自覚せざるをえないのではないでしょうか。

 心臓以外には腎機能・呼吸器・肝機能等への影響もあります。腎機能についていえば、白血病細胞が抗がん剤によって大量に破壊されると、その残骸が腎臓に障害を与えます。そのため予防的にザイロリックが処方されます。
 また、体調は尿量・体重と関係があるように思います。抗がん剤使用開始後2・3日目ぐらいから体重が増加します。あまり増加しないように利尿剤が使われることもありますが、体重が増加している間身体はかなりつらくなります。尿量は1日に2000cc以上あっても身体に毒素が溜まる感じです。その後、1日3000cc程度の尿量があり、そうすると身体が比較的楽になります。

 「抗がん剤は溜めるものでなく流すものだ」という同室の患者さんの助言が実感されます。

続きを読む
0

2005/12/20

抗がん剤と副作用 2   患者学入門

B脱毛
 女性の場合、ショックは大きいと思います。そこのところは女性ではないので良く分からないので申し訳ありません。実際的に困るのは頭皮を傷つけしまうこと、頭髮のあとしまつが大変なことです。身体的につらいのに、処理が大変となります。荷造り用ガムテープや絨毯コロコロを使いますが、この作業が結構大変です。また、男性の場合、まゆ毛・体毛の脱毛の方が精神的にショックかもしれません。抜けるとは思いませんでした。何か情けなくなる感じです。同室の先輩患者の一言に助かりました。「まるで、小学生みたいやなあ。」と。
 
 また脱毛は退院した時、社会関係上問題です。しばらく感染予防のためのマスクと頭皮保護の帽子をつける必要があります。マスクに帽子ではスーパー、デパート、銀行、電車の中などで怪しまれてしまいます。また職場復帰した時に、やはり違和感があります。スーツに脱毛・スキンヘッドでは何かそぐわないのです。

 今までのメガネが似合わなくなりました。当分治療が続くので、髪の毛がはえてこないとわかって、作り変えることにしました。「スキンヘッド・メガネをファッションのひとつにしよう」にというデューク更家のようなメガネ屋さんのアドバイスは助かりました。

 昨今のスキンヘッド・坊主頭の流行は脱毛した患者にはうれしいことです。なお髪の毛は治療が終われば、1・2ヶ月後ぐらいから生えてきます。髪の質はかなり変わりますが。
0

2005/12/19

抗がん剤と副作用 1  患者学入門

 化学療法時の副作用などについて気づいたことをまとめてみました。人によって異なりますので、あくまでも参考ということで留めて下さい。

 @抗がん剤の副作用について
 白血病の治療に使われる抗がん剤の副作用には骨髄抑制・消化器障害・粘膜障害・肺毒性・心毒性・肝毒性・腎毒性・神経毒性・脱毛・皮膚毒性などがあります。よく抗がん剤の副作用で吐き気・脱毛がいわれますが、吐き気については、対応する薬剤がでてきているし、無理に食べないほうがいいこともあります。脱毛も時期が来ればまた生えてきます。やはり一番注意しないといけないのは、骨髄抑制でしょう。命にかかわるものです。

 A骨髄抑制について
 骨髄抑制とは抗がん剤の副作用により、骨髄の働きが弱められ、貧血、白血球の減少による感染・発熱、血小板減少による出血などをおこすことをいいます。
 血液がんの場合、造血器である骨髄の働きを抑制し、健康な血液の細胞の生成を促さないといけませんので骨髄抑制は不可避です。できるだけ副作用をなくすために強力な支持療法をします。
 でも、他の臓器がんの場合、副作用以外何ものでもないと思います。血液を治療しているわけでもないのに、なぜ白血球・血小板などが激減するのか、という思いを患者はもつのではないでしょか。
 血液がんはデータだけをみると結構きびしいことをしているように思います。白血球が100/μL、血小枚が1万台/μLなどというのも経験しているわけで、それでも生きています。抵抗力・免疫カがゼロに近いといってよいでしょう。そのため,痔・虫歯・蓄膿のような普段であれば、別に大したことがない症状でも、大きく影響します。しかしそれで苦痛はあるものの何とかしのいでいけます。支持療法のおかげです。
 こんな治療の蓄積を他の臓器のがんには役立たせることは出来ないのでしょうか。
 
0

2005/12/17

がん生還者5 がん患者と介護保険  患者学入門「がん生還者」

 がん患者の多くはがん治療後、日常生活が可能となるにはそれほど時間がかかりませんし、ある程度身辺自立できている方は比較的多いかと思います。しかし、後遺症・併発病・病状の悪化等で要介護状態・要支援状態になった場合はどうしたらよいのでしょうか。介護保険法のサービスの利用は可能なのでしょうか。

 65歳以上の方で、保険料等の支払いをきちんとしておれば可能でしょう。しかし、2号被保険者である40歳〜65歳未満の医療保険加入者は今のところ、がん患者は対象となっていません。40歳〜65歳未満の医療保険加入者は原因が「特定疾病」によって生じたものに限定され、現在のところ15疾病で、まだ「がん」は入っていません。見直しの議論があり、この「特定疾病」について、社会保障審議会介護給付費分科会(第34回資料2−1)というところで、現在検討中のところです。リンクしましたので、ご覧になってみてください。Adobe Readerというソフトが必要です。

続きを読む
0



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ