2007/8/26

マイケル・ムーア監督の「シッコ」  毎日父さん

 マイケル・ムーア監督の映画「シッコ sicko」が25日より公開されています。映画は見てませんので、出来映えはわかりませんが、アメリカの医療保障制度の問題点を指摘した作品であることは確かでしょう。

 アメリカは先進国では唯一、一般国民を対象にした公的、社会的医療保障制度のない国です。その点からみればグローバルスタンダードではありません。

 他方医療費は世界一。当然、先端医療技術は優れていますし、様々なシステムも優れていています。しかし、多くの国民はその恩恵を十分にうけていないのではないのでしょうか。 

 そのアメリカがテロ支援国家として戦争した相手はイラクでした。そのイラクでは被雇用者中心に、広く国民を対象にした社会保険制度による医療保障制度があり、医療の給付の他に、日本で言う傷病手当金や出産手当金もあったようです。「あったようです」というのは資料が古いもので、詳しいことはわからず、イラク戦争後はどうなったかはわからないからです。

 ぜひマイケル・ムーア監督にはキューバのグアンタナモ基地だけでなくて、イラクに行って取材して欲しかったですね。もっとも、入国は許可されなかったでしょうが・・・





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2007/8/20

残暑お見舞い申し上げます  お散歩カメラ

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   日中は猛暑ですが、朝夕のつくつくぼうしの声が少し涼しさを感じさせます。

   朝夕がどかとよろしき残暑かな  阿波野青畝
    
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2007/8/15

石井一男さんの展覧会があります   毎日父さん

 私の無菌室での闘病を支えてくれた石井さんの絵の展覧会が9月1日から9月12日までギャラリー島田で開催されます。

石井さんの女神像は移植2年後の今も私たちを見守っています。

 ギャラリー島田  http://www.gallery-shimada.com/index.html
 石井一男さんの紹介    http://www.gallery-shimada.com/ishii.html
 石井一男の小さな美術館  http://ishii.mai433.com/index.html
 「石井一男の小さな美術館」は石井さんご自身のサイトでなく、石井さんの絵を紹介するための小さな美術館です。

  
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2007/8/14

英国 ブレア政権のNHS改革 4  患者学入門

D英国NHS改革からの日本でも参考になることとしては
1財源の確保(予算の増額)とサービス供給量の拡大
 対GDPでは英国と日本はOECD先進国で下位を争っている。

2サービスの量と質の標準化 全国基準・ガイドラインの策定・監視体制の強化

3公的病院(国公立・大学付属・社会保険病院等)の役割の再確認と運営に国民・地域住民・患者等の参加 

 特に社会保険庁廃止のあおりをうけ、社会保険病院・厚生年金病院の統廃合・廃止の話が議論されていますが、地域において大きな役割をもっている病院が多いと思います。運営主体は変わっても、その役割は継続すべきです。そして、その運営形態はNHSのFTが参考になるのではないでしょうか。

4システムのIC(インテリジェント・コミュニケーション)化
 電話医療サ−ビスの導入
アメリカのテレホンサービスや韓国の診療報酬オンライン請求などは先進的と思います。

5薬剤師・看護師等の権限の拡大 
などがあげられます。

 
 そして、アメリカの医療保障制度についての問題点を描いたマイケル・ムーア監督の「sicko」が8月25日から劇場公開されます。世界で医療費が一番多いアメリカの医療保障制度の問題点を浮き彫りにします?英国・米国その他の国の医療の実情がでてきます?
 見ていないのでよくわかりませんが・・・・

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2007/8/14

英国 ブレア政権のNHS改革 3  患者学入門

Cそこで、ブレア政権はNHSの改革を行いました。
その方向のポイントは
1積極的に投資し、供給能力の拡大
2サービス水準の目標・全国基準を策定
3地方分権化、効率化
4民間部門の積極的に活用
5患者選択の拡大・サービスの多様化・個別対応化
です。

具体的にはRead Moreへ


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2007/8/14

英国 ブレア政権のNHS改革 2  患者学入門

Aそれに対し、日本は、社会保険制度。制度の運営責任は国にありますが、各保険者(市町村(国保・老人)・健康保険組合・共済組合・政府管掌(社会保険庁)等)が運営しています。財源は保険料が主体で公費も投入されます。医療の供給主体は民間・国・地方自治体・独立行政法人・公益法人等多様です。

 患者負担は3割から1割負担。(上限が設定されてたり、低所得者は低額です)患者側の選択もある程度可能です。保険医療機関であれば、基本的には何処の医療機関でも自由に受診できます。(大病院に直接行きますと、費用が余分に必要であったりしますが)また、開業医に受診するのに、数日待たされるというようなことは、よほど人気のある医師でない限りありません。

 半面、小児科・産科の医師不足、専門医の不足、がん治療が地域によって水準の差があったり、患者負担が毎年のように増額する、加入している健康保険によって自己負担が異なるなどの問題点があります。(それ以外にも一杯あるかもしれませんが、とりあえず、NHSと対比できる点に絞ります。)サービス供給量・質が地域・疾病・診療科等によって格差があり、保険者間の制度の違いがあるといえます。また患者負担が最近特に増えてきたといえます。

B英国と日本の共通点は医療費の予算あるいはGDPに対する総医療費の少なさがあげられます。確かに先進国はどこでも、急増する医療費の対応に抑制しようとしています。しかし、いつのまにか、英国と日本は先進国の中でもGDPに対する総医療費の水準は最低となりました。
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2007/8/14

英国 ブレア政権のNHS改革 1  患者学入門

 英国のブレア政権はニューレーバーを掲げ、1997年から2007年まで、政権を担当しました。その政策の概要は7月26日の記事にアップしています。

 その中で英国の医療制度であるNHS改革が話題になっていましたので、色々調べてみました。もし、制度の誤解等がありましたら指摘してください。

 まず、前提として、NHS(国民医療サービス・国民保健サービス)は日本と仕組みが違い、問題点も異なることを理解しておく必要があります。他方、共通の問題点もあります。
 
@基本的には英国のNHSは国営医療サービスといえます。運営主体は国。財源は税が主体。医療の供給主体もNHSトラストやGP(NHSとの契約)が中心です。
その結果、原則患者負担は無料で平等ですが、反面、患者の選択が無くサービス供給量の不足・質の低下等の問題で、組織が巨大で非効率となっています。
  
 具体的には、スタッフは約100万人でありながら、GP(一般医)への診察が数日待ちという例もあり、また入院待ちが平均で3ヶ月ほどです。(1996年)医療機器も少なく、病室も古く狭く、消毒清掃の不十分などから感染症の問題も生じていました。また、一部の富裕層は私的な医療を求めるため、患者間の受診格差や治療内容の格差、貧富よる格差も生じてきました。

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2007/8/9

記事の見出しから  患者学入門

 昨年の医療費をめぐる2紙の新聞サイトの記事の見出しが異なり、その対比が面白いのでご紹介します。同じ厚生労働省の発表も表現がかなり変わります。

「概算医療費:0.1%増で過去最高を更新 06年度」
(毎日新聞 2007年8月8日)
「診療報酬引き下げで、医療費横ばい…昨年度32兆4千億円」
(2007年8月8日 読売新聞)

 また、別の資料をもとにしていますが、同じ昨年の医療費についてまったく別の表現の見出しになっています。
「入院の診療報酬、1.5%減・4年ぶりの減少」
(2007年8月7日/日本経済新聞 朝刊)

「過去最高を更新」「横ばい」「4年ぶりの減少」それぞれ印象がまったく異なります。医療費・医療政策に対する各新聞の考え方の違いなのでしょうか。

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