2010/8/8
非血縁者間でも末梢血幹細胞移植の実施へ 患者学入門
毎日新聞8月7日付朝刊によりますと、「厚生労働省の造血幹細胞移植委員会がこの10月から非血縁者間でも末梢血幹細胞移植の実施することを了承した」とのことです。
ドナーは骨髄バンク(骨髄移植推進財団)に登録した人から選び、実施施設はとりあえず、5から10施設で始めるとのことです。
末梢血幹細胞移植の場合、血液中の造血幹細胞が少ないために、「顆粒球コロニー刺激因子(G−CSF)」で、増加させる必要がありましたが、G−CSFの中長期的安全性が十分に確認されていませんでした。親族間の末梢血幹細胞移植でG−CSFを使用したドナーが白血病で死亡事例があったからです。
このたび、「G−CSF投与に伴う短期の重篤な有害事象は最小限に抑え得ること、中長期の健康異常にも投与との因果関係が明らかなものは無いことが確認された。」とのことで、了承ということになりました。
従来の骨髄移植では全身麻酔の手術が必要でしたが、その必要がなくなり、ドナーにとって負担が少なくなります。
骨髄移植バンクも、「骨髄移植」だけでなく、「造血幹細胞移植」全般のかかわることになります。
毎日jp
http://mainichi.jp/select/science/news/20100807k0000m040031000c.html
第31回厚生科学審議会疾病対策部会造血幹細胞移植委員会 資料
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000000iu8a.html
0
ドナーは骨髄バンク(骨髄移植推進財団)に登録した人から選び、実施施設はとりあえず、5から10施設で始めるとのことです。
末梢血幹細胞移植の場合、血液中の造血幹細胞が少ないために、「顆粒球コロニー刺激因子(G−CSF)」で、増加させる必要がありましたが、G−CSFの中長期的安全性が十分に確認されていませんでした。親族間の末梢血幹細胞移植でG−CSFを使用したドナーが白血病で死亡事例があったからです。
このたび、「G−CSF投与に伴う短期の重篤な有害事象は最小限に抑え得ること、中長期の健康異常にも投与との因果関係が明らかなものは無いことが確認された。」とのことで、了承ということになりました。
従来の骨髄移植では全身麻酔の手術が必要でしたが、その必要がなくなり、ドナーにとって負担が少なくなります。
骨髄移植バンクも、「骨髄移植」だけでなく、「造血幹細胞移植」全般のかかわることになります。
毎日jp
http://mainichi.jp/select/science/news/20100807k0000m040031000c.html
第31回厚生科学審議会疾病対策部会造血幹細胞移植委員会 資料
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000000iu8a.html
