4歳の頃、新しい家に引っ越してきて、唯一の遊び相手は妹。
妹にとっても僕が唯一の遊び相手。
毎日毎日飽きもせず、スカンクや白くて長い猫とかのぬいぐるみで人形劇ごっこ。
日向ぼっこも、お散歩も、おやつもご飯も、いつでも2人で楽しんでいた。
古ぅ〜いラジカセに自分たちの声や歌を録音して、再生ボタンを半押しにして2倍速で流れてくる滑稽な音を聞いて楽しんだりね。
いつでもゲラゲラケラケラ♪ひっきりなしに笑っていた。
僕の一番最初のお客さんは妹だったのかもしれない。
妹に笑ってもらうのが大好きだった。
何をしていても興味津々で後をついてまわってきて、いっぱい笑ったり泣いたり怒ったり。
だんだん成長していく妹の姿を、その頃の僕は複雑な思いで見ていたに違いない。
こうやって結婚して土屋家を出ていった妹は、やっぱり逞しく見える。
複雑な思いはない。
ないのか?
うん。
お母さんが死んで向こう、ず〜っと母親役でがんばって来た妹。
弟はまだ中学生の思春期真っ盛り。
ぐったりと肩を落として生きる気力さえ失いかけていたお父さん。
舞台舞台で滅多に顔を見せない兄の僕。
苦労かけたもんなぁ。
「ちゃんと幸せになりなさい」って言ったら「もう幸せだもん」だってさ。
そりゃ当然だわな。
三河高原キャンプ村はとても涼しくて、結婚式にはもってこいの天気だったそうだ。
キャンプファイヤーの残り火で焼いた岩魚と五平餅、美味かった。
飲み放題の缶ビール、あんまり味覚えてないけどとにかくよく呑んだ。
ウェディングケーキの板ホワイトチョコ、半分食べたけど予想通り食べ過ぎだった。
ツルッパゲの陽気な外人さん、一緒にギター弾いてくれてありがとう。
ところであなたは結局どこのどちら様で?
妹が追っかけしているDJさん、我侭な妹ですんませんでした。
それにしてもあんた随分カッコいいね。
あっちこっちで酔いつぶれていた2人の友人の皆々様、本当にありがとう。
直接お礼が言えなくてごめんなさい。
それにしても妹と目が合った時のあの表情!
久しぶりに妹らしい素直な顔を見れて、兄はそれだけで来た甲斐があったというものだよ。
幸せそうで何よりだ。
でももっと幸せになりなさい。
きっと2人ならできるね。
生きていくうえで大切なことを学ばせてもらえた夜だった。
2人はこれから新婚旅行でポルトガルに行くそうだ。
ま、英語圏じゃないけどね、2人とも英語ベラだから頼もしいかぎりさ。
結局弟のテントには泊まらず、実家にたどり着いたのが4時過ぎ?
我が家のプリンセスプリンは相変わらずの寂しがり屋さんでした。
お昼過ぎまでダラダラ寝て、お母さんのお墓参りをして、ざるきしめんをすすって帰ってきた。
今夜はピザで乾杯でした。
僕はいいことがあると宅配ピザを頼みます。
胃がね、勘弁してくれって言ってます。
何を吐かそうとも弱音だけは吐かせません。
頼むよ旦那さん。
妹よ、不幸せになったら兄はただじゃおかない。
7月が終わりを告げようとしています。
怒涛の夏本番がやってくる!
兄は・・・、へへ・・・、兄らしいことは何も出来ませんが、はい、僕らしくがんばります。
P.S. 後30分で仕事上がりだというのに、東岡崎駅からキャンプ場までの一時間半の道程を、チキチキマシン猛レースも真っ青のドライビングテクニックで、地図もなく、当然あっちこっち迷いながらも携帯片手にクシャミしながら走破してくれた粋なTAXIの運ちゃんよ!よく生きてたどり着けたと心底思うよ。運賃も大幅に勉強してもらっちゃってありがとう。運転中、後ろでギターかき鳴らしてごめんなさいでした。ちゃんと帰れたか心配したのは一瞬だったけど、あなたは本当にカッコいい!!お陰で無事妹に歌を聞かせることが出来たよ。本当にありがとう。
今日は日記帳のない僕のための記事です。
いや、「今日も」か?
読んでくれた人、ありがとう。
ハハハ、まだ酔っ払ってるなこりゃ・・・。

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