こんなにも
手放しで
喜んでいる
僕は
あの時どうして
心があんなに
震えたのか
その理由はまだ
うまく言葉に
できないけれど
がんばると人は
知らずに汗を
かくように
がんばると心は
いつのまにか
潤うのかもしれない
ミュージカル『5・FIVE』との出逢い。
高校生から憧れていた知念正文さんの作・演出。
うりんこ時代ではちゃんと果たせなかった獅子丸こと児玉俊介氏との共演。
メンバー最年少にして最年長の老け役。
数々のソロナンバー。
6年前の稽古当初、なかなか台本が上がってこず、ミュージカルとは程遠い暑苦しい男たちが、昨日振り付けの小川さんから習ったラストダンスのたった一つのステップを、汗水垂らしながら連日永遠と踏んでいたのが懐かしい。
歌に関しては笑えた。
それぞれのハモりパートが主張しあい、最初はまるでカエルの合唱。
いかんせん設定はプロの人気コーラスグループ。
歌唱指導ののびたさんも、あの手この手で何とか歌に聞こえるように必死のレッスン。
作曲の雨宮さんも流石に諦めた節もチラホラあったが、そこは天下の雨宮さん、最先端技術と素晴らしいセンスで見事僕たちを人前に出しても文句を言われないところまで持っていって下さった。
全く役者はスケベな生き物だ。
自分が生きられそうな場所を見付けると俄然イキイキしてくる。
そのくせ生物だけに腐りやすい。
少しづつ出来てくる台本。
読み稽古もそこそこに演出されていくシーンの数々。
演出家は腕の良い魔法使いだ。
いつの間にか僕たちはそこで息づき始める。
ファイブという作品の魅力を、匠健吉という粋に憧れる江戸っ子気質の職人肌という役所を、十分に表現しきれたとは思えないが、僕なりに楽しみながら板に立つことができたことは非常に嬉しい。
人生において、役者として、本当に素晴らしい勉強をさせて頂きました。
粋…。
禮…。
渋い…。
生まれ変わるとは…。
本当にかっこよく生きるとは…。
男とは…。
人生とは…。
青二才にはわからないことだらけです。
話し込む程に疑問は尽きません。
これからなんだと思います。
ダンディーで面白いお爺ちゃんへの道程は、まだまだ僕には程遠いのです。
『頑張る』は『顔晴る』
辛いこと苦しいことを乗り越えて、いつでも健やかな笑顔でいられますように!
これまでファイブを観て下さったお客様全てに感謝!
昨日は素敵なお花や差し入れもありがとうございました。
遠路遥々観に来て下さった沢山のお客様、観に来れなくても一生懸命応援してくれたお客様、ありがとうございました。
そして何より、最高の千秋楽を用意して下さった玉野のファイブ実行委員会の皆様、本当にありがとうございました。
ファイブは、ファイブを観たいというお客様がいる限り続いていきます。
これからも末永く応援をよろしくお願いします。
またいつか、再会する時が来るかも知れません。
あ〜おもしろかった♪♪♪
ありがとうね、匠さん。
さて!!
次は何をしよっかなぁ〜?
あ、倉庫に着いた…、まずは荷下ろしか(笑)
お家に帰るまでがファイブです♪


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