人材マネジメント論―経営の視点による人材マネジメント論(高橋 俊介)
この本も僕が4年前に労働組合の執行委員になった時に買った本です。結局、少しだけ読みかじっただけだったのですが、今回改めて通して読んでみたら人材マネジメントについて実によく整理して書かれていて、非常に勉強になりました。
人材マネジメントの3大要素として組織運営、人材フローマネジメント、報酬マネジメントにわけて、それぞれ行われてきた手法のメリット、デメリットについて書かれています。今の自分の会社の人事制度で使われている手法はどれなんだろう、そしてこれからはどの手法を用いればいいのだろうかということを考える良いたたき台になります。
人事制度を議論する時は感情論が強くなりがちですが、こういった人事制度に関してよく書かれている本を読んで考えのフレームワークをしっかり作った上で、情と知をもって議論を深めていきたいと思います。
ちなみに僕が読んだ本は最近全面改訂されて、
人材マネジメント論―儲かる仕組みの崩壊で変わる人材マネジメント という形で出版されているので今度はこちらも読んでみたいと思います。

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