今日は特になにもね〜
黒猫に触ろうとしたら逃げられたことくらいか。
そんなんなので読んだ本の感想でも。
川上弘美 『おめでとう』
本屋でなんとなく手に取ったこの本。マジ大当たりだった。
この作品、ふつう恋愛小説というカテゴリに入る作品だと思うんですが、それ以上にいくつかの作品で良質の幻想小説、SF小説的なエッセンスが感じられて非常に楽しめた。
収録作品のほとんどは妙齢の女性が主人公で、不倫とかなんとか割と生臭いシュチュエーションが出てくるのに、まったくヤラしくない。
「臭い」はないけれども「匂い」はあるといったところだろうか。
俺は表題作でもある『おめでとう』がイチバン好きです。わずか3〜4ページほどの小短編にも関わらずえっらい深い。オススメ。
この人のほかの作品も読んでみようかなぁ。
上遠野浩平 『殺竜事件』
ブギーポップの人が書いたファンタジー(一応)推理小説。
無敵に素敵な竜(ドラゴン)が密室(洞窟)で死んでて、わ〜マジか落ち着け、って言う作品です。
いや、結構オモシロかったんですが、う〜ん。ラストにチョットだけもやもや。
けどブギーポップよりは大分好き。ブギーポップも評価はしてるけど。
金子一馬の絵はなんちゅ〜か、アレだな。竜のデザインはスゲーと思うけどね。
それとあとがきにBGMとか書いちゃうあたりブギーポップの作者だなぁと思いました。

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