ホテルうまやど

どうも俺はネガティブな人間で、ちょっとしたことでも落ち込んでしまう。


自分に自信を持てたことなんてほとんど無いし、自己嫌悪の嵐に襲われることもしょっちゅうだ。


だけど、今日のような天気のいい日の朝に道を歩いて、鳥かなんかの声を聞いたりしていると、それが人生の目的なんじゃあないかと想ったりもする。

たまたま借りた映画四本中二本どっちともにクリスティーナ・リッチが出とりました。

クリスティーナ・リッチといえばアレですよ。一般的にはアダムスファミリーのあの女の子だけど、サブカル者・オサレさんにはむしろヴィンセント・ギャロが監督主演したダメ男がバカ娘を拉致る云々の映画『バッファロー'66』のが有名かな？

もうね、久しぶりの再会に思わず「う〜ん、立派になって…」ですよ。色んな意味でな。なんか安達祐実をＴＶで見たときの気分ね。顔は土屋アンナ風だったけど。

ということで今回見た映画。

『ギャザリング』The Gathering (2002)
クリスティーナ・リッチ主演。

野次馬ＵＺＥＥＥＥＥＥＥ〜！！！
とまあそんな内容のホラー映画。

いや、嫌いじゃないですよ？
むしろモチーフとか素材とかはかなり好きな感じ。

でもセクロスシーンはいらん。マジいらん。


『スリーピー・ホロウ』 Sleepy Hollow (1999)
主演・ジョニー・デップ。クリスティーナはヒロイン。

みんな顔が白い映画。
やっぱり画はきれーな、さすがティム・バートン。
ジョニー・デップが斧で樹の根っこザクザクやるたびに血がビュービュー出るシーンとか、村の若い衆がダブルシックルで首なし騎士と戦うシーンとかはＢ級感がでててグー。クリストファー・リー伯爵がチョイ役で出てるし。
前に一回見た事あったけど、前より楽しめたにゃー

クリストファー・ウォーケンの首無し騎士がマジ怖い＆カッコイイ。
あれか？　あのラストの首くっつけたらグチョグチョっと再生していくシーンは『ヘルレイザー』がモトネタか？

結論。クリスティーナ・リッチはイイからだしてる（特にギャザリングの方）…そして地味に安達祐実も。

読書をしていてついつい徹夜してしまった。

歌野晶午 『葉桜の季節に君を想うということ』 文春文庫

う〜ん、凄い！

背表紙の紹介文に「あらゆるミステリーの賞を総なめにした本作は、必ず二度、三度と読みたくなる究極の徹夜本です」と書かれるだけのことはある。

歌野晶午は何冊か読んだことがあって、その実力は十二分に知っていたものの、ここまで成長するとは思わなかった。特に初期作品に比べるとエライ違いだ。

個人的には、京極夏彦の『姑獲鳥の夏』、殊能将之の『ハサミ男』『鏡の中は日曜日』、綾辻行人の『十角館の殺人』、島田荘司の『異邦の騎士』などを読んだとき以来の衝撃。

またミステリ熱が再発しそうだ。

歌野、やりおる喃。良作です。


以下、ネタバレのため『葉桜』を読んでない人は見るの禁止。絶対禁止。