タイトルは関係ない。本文と関係ない。
最近夕食を食うとすぐ眠くなるにゃー、ということで(どういうことだ?)久しぶりに読んだ本の感想でも。
『ワルボロ』 ゲッツ板谷・幻冬舎文庫
ゲッツ板谷の自伝的小説、なのかな? 今度映画化するらしい。
うーん、面白いような面白くないような。一つ一つのエピソードは面白いんだけど、文章力と構成力で損してると思う。展開が都合よすぎというかなんというか…
あとラップで相手をディスる(まあ簡単に言えば韻踏みながら相手の悪口いうこと)場面が結構出てくるんだけど、なんか驚異的にダサい! ダサいにも程がある。
まあね、著者初めての小説だしね。多少は割り引いてみてるけど。
少なくとも俺はエッセイの方が好きです。
『からくりアンモラル』 森奈津子・ハヤカワ文庫
森奈津子によるエロシリアスSF短編集。
SF。あとエロ。ちゃんとSFしつつも尚且つエロい、そんな感じ。
作者は非常に力量のある人だとは思うんだけどね、同じ著者のSF短編集だったら、エロバカSFを集めた
『西城秀樹のおかげです』・ハヤカワ文庫の方が好きかな。『哀愁の女主人、情熱の女奴隷』『エロチカ79』は非常にアホでいい。
この短編集で好きなのは『繰り返される初夜の物語』『レプリカント色ざんげ』『ナルキッソスの娘』あたり。
どうでもいいけど、西澤保彦の森奈津子シリーズ(森奈津子が主人公のミステリ)はかなり気色悪いよ。内輪ネタとか。
ルパン三世曰く
『今は、これが精一杯』

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