2007/3/31 楢の芽吹き エッセイ

前庭の楢の芽吹きが少しずつ始まってきた。
例年より2週間ほど早いかも。

水仙、ポピー、キンセンカ、パンジー、ノースポールも春栄を競っている。

八重山吹の花も咲き始めましたが、我家の桜は一分咲き位です。
東京よりいつも1週間くらい遅いようです。
九十九里は温暖で暖かいイメージですが、空気が澄んでいて朝晩は結構寒いのです。

これから盛岡へ墓参りに出掛けます。

心に残る名言
先が見えなくたって、まずは
一歩を踏み出してみること。

2007/3/30 レッサーパンダ エッセイ

上野公園の中にある上野動物園のレッサーパンダ。
ヒマラヤ、およびミャンマー北部から中国にかけての山林に生息。
単独で暮らし、タケやタケノコ、果実などを食べます。
ジャイアントパンダと同様、前足の種子骨が発達した「第6の指」があります。
レッサーパンダはジャイアントパンだの隣におり、例によって
「立ち止まらないでお進み下さい」のアナウンスにせかされて通り過ぎるだけ。

上野動物園は何十年振りだろうか。会社から歩いて行ける近くに有り、
30年近く居るのに、しかも公園は散歩コースなのに行った記憶がないという不思議。
今日は春休みの子供達が来るというので、夕方30分程行ってみた。
朝方の強い雨も上がり昼から絶好の花見日和。
ペンギンが涼しそうに見えた。

花金の今宵は絶好に夜桜の宴ですね。

明日はお彼岸に行けなかった墓参りに盛岡へ行こう。
小岩井農場の牧場の中に一本の桜が咲き背後には雪を頂いた岩手山が聳えています。

これは以前友人から送ってもらった小岩井の一本桜です。
心に残る名言
「天与の花を咲かす喜び 共に咲く喜び
人見るもよし 人見ざるもよし 我は咲くなり」
武者小路実篤
2007/3/29 満開の桜(上野) 草花

上野は満開の桜。
一昨日火曜日の夜は二分〜三分位でしたが、昨日今日の暑さで一気に開いて
しまいました。

与謝蕪村の桜の名句 <花の雲鐘は上野か浅草か>
上野の寛永寺、浅草の浅草寺、ソメイヨシノ桜の名所です。
さまざまな事思い出す桜かな(芭蕉)
夜桜やうらわかき月本郷に(波郷)

昼から大変な人出、みんな笑顔でゆっくり歩いています。
夜桜にシートの陣取りもされて、今晩は暖かく快適な花の宴でしょう。

心に残る名言
今日という日は、残りの人生の最初の一日
映画「アメリカン・ビューティー」
2007/3/27 上野公園の桜 エッセイ

上野公園、公園交番前の枝垂桜。
この桜は公園の中でも早咲きです。

公園大通りは2〜3分咲きでしょうか?
しかし早いのは8分くらい開いています。

早くも夜桜宴会をやっている人たちも見受けられます。
皆さん厚着して着膨れて盛り上がっています。

この桜の下でもシートを敷いて陣取りをしている人が。

不忍池の柳は新芽が池面に揺れて爽やか。
上野の桜はやはり今週末位が見頃でしょうか?
厚着して桜の下の宴かな
花の下骨董市場に名ギター

心に残る名言
積極的に仕事をすれば、失敗するのは当たり前
佐藤 辰雄(明治食品社長)
2007/3/26 芽吹き山 エッセイ

木々の芽吹きが盛んです。
昨日の日曜日に宝石仕入れ会に集まった仲間8人で久々のゴルフです。

好天に恵まれ平均年齢60余歳の8人楽々の1,5ラウンド。
芝青む商いのこと忘れをり
木々芽吹く野山はあくびするやうな
花辛夷大きく背伸びしたりけり

茂原公園の桜も今にも咲きだしそう。
開花している桜もあるのであと1週間位で満開でしょうか。

『ひさかたの 光りのどけき 春の日に 静心なく 花の散るらむ』
『花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに』
百人一首の中で桜を詠んだ歌です。
万葉の歌は何とも雅ですね。
奈良時代には、花と云えば梅を指し、平安時代になって花と云えば桜を
指すようになったと云います。
花を愛でる好季節の到来です。
2007/3/24 彼岸寺 海辺の四季

暑さ寒さも彼岸まで。
海辺を南下し太東崎灯台へ、岬から鶯が気持ち良さそうに歌っている。
水仙、芝桜を植えて地元のおばさん達が地元野菜を商いお茶を振舞ってくれる。
今日は幸運におばさんの手造り「おはぎ」をご馳走になった。

波の伊八の彫り物を廻るJRの観光コースとなった天狗のお寺「飯綱寺」では紫木蓮、
木瓜の花が満開。桜は今にも開きそうであった。
ご住職ご夫妻にお茶をご馳走になり、江戸時代にこの寺に伝わったという「マリア観音」
を拝観し斉藤利三、春日の局、細川ガラシャの伝説の伝わるこの寺の歴史のロマンを
拝聴。
絶壁の下は荒磯囀れり
うぐひすの藪に小石を放ってみる
牡丹餅に母思ひだす彼岸かな
春の寺マリア観音置かれあり

一宮の玉前神社の桜が開いていた。
この神社から一宮の裸祭の神輿が繰り出し一宮海岸の波打ち際で揉み合う。
武者行列など秋には大掛かりなお祭が有名だ。

さざれ石も置かれてあった。

夕方から雨になり、明日は荒れるらしいが暖かくなりそう。
プロ野球パリーグが開幕、マリーン球場はズレータの満塁ホームランで日ハムに4−4の
同点に追いついた所で雨のため引き分け。
春の雨沈丁の香を深めけり

心に残る名言
開き直って、自分勝手に思いをめぐらせた時
人生の新しい台本が差し出されるんです。
古館伊知郎
2007/3/23 鶯と愛犬 エッセイ

春めいてきました。
裏山の藪も散歩道の川べりの鶯もホーホケキョ、ケッキョケッキョケキョホーホケキョ。
鳴声も大分様になり俗に言う「鶯の谷渡り」もすでにクリア。
鶯の鳴き声はホーホケキョだけではなく、ケケッ、ケッキョケッキョと少し 早口気味でさえずっている時がありますよね。これが「鶯の谷渡り」という 鳴き方なのだそうす。谷から谷へ渡る時にこの鳴き声をだすのだそうですが、 谷を渡る時でなくとも、
単に飛んでいる時に出す声なのではないかと言われているそうです。

犬たちも春草を食みながら川土手を、畦道を走り回っています。
うぐひすに正座してゐる子犬かな
鶯やさうかさうかと聞いてやり
うぐひすの藪に小石を放りけり

心に残る名言
孤独は山になく、街にある。
一人の人間にあるのでなく、大勢の人間の「間」にあるのである。
三木 清(人生論ノート)
2007/3/22 姫辛夷 草花

近所の姫辛夷が綺麗に開いてきました。

アップするとお姫様はこんな具合に萼を脱いで花を開いてきます。

池にせり出して辛夷が開き始めています。
寒さから一転又廻り来た春に木々の芽吹きが一斉に始まってきました。
木々芽ぐむ野山の固さほぐしつつ
木の芽風闘志ふつふつ湧きいずる
花辛夷水辺に傾ぎ開きけり

二輪草、キンポウゲ科の多年草。10〜20センチで白花を咲かせる。

心に残る名言
「天与の花を咲かす喜び 共に咲く喜び
人見るもよし 人見ざるもよし 我は咲くなり」
武者小路実篤
2007/3/21 片栗の花 草花

泉自然公園の片栗が咲いたと聞き早速足を運んでみた。
山の斜面にうつむいて花を開いていました。

ユリ科の多年草で高さ15センチ位堅香子(かたかご)の花ともいう。
発芽から平均8年を経て一花が出来上がる。

「もののふの八十娘子(やそおとめ)らが汲みまがふ寺井の上の堅香子の花」
万葉集の大伴家持の作。

上質の片栗粉はこの地下茎の澱粉より取ったものです。
うつむきて片栗の花咲きにけり
片栗や控えめに生き妻六十路

昨日千代田区の靖国神社境内にある標本木の桜6輪が花開き、気象庁は東京での
開花を発表しました。過去3番目の早さで、満開は約1週間後との事です。
今日は甲府と福岡で開花の発表がありました。

心に残る名言
例えれば、鍛冶屋が腕を振って腕が太くなるように、
元気を出し続けると元気は増して来るものである。
三宅 雪嶺
2007/3/19 春蘭 草花

庭に春蘭が先週辺りから見られるようになりました。

楢林の中にひっそりと目立たなく咲き始めますが同じ場所に出てきますが、注意深く
見ないと見落としてしまう。
蕾をを吸い物に、花を茶に用いたりします。

アップするとこんなに綺麗ですが林に野生していると薄霜の中を耐えながら
土筆のような姿をやっと見せてくれました。
花弁に赤紫色の斑点があり、これをほくろになぞらえて、ほくろ、ほくり、はくり、
えくりなどとも言われます。
春蘭の咲きゐし朝の風寒し
春蘭や目立たぬように生くる人

寒い朝が続きます。
花粉と風邪の猛攻を受けて鼻水が止まりません。

心に残る名言
かしこく思われる必要なし、
かしこくあることのみ必要なのだ。
中野 重治(愛しき者へ)
2007/3/18 未来の星たちへ 詩吟

社団法人日本吟道学院が主催する、日本吟道青少年全国大会が
豊島区大塚ホールで行われた。

3,4歳の幼児から大学生まで全国から駆けつけ、こんな少女が「太田道潅」を
「弧鞍雨を突いて・・・」と吟じ始める。
木の芽風大きな声で歌いけり

3人姉弟の見事なハーモニー。「雨にも負けず、風にも負けず夏の暑さにも負けぬ・・」
宮沢賢治の詩を朗詠。

神奈川の高校生8人の気合の入った合吟。
春風や大志を抱きし昔あり

特別コーナー。ダンスチーム6組の若さ溢れるエネルギッシュな踊りが花を添えてくれた


お孫さんたちと「少年老い易く学成り難し、一寸の光陰軽んずべからず・・・・」

礼儀正しく、漢詩、和歌、俳句を朗詠する少年少女と親子の笑顔に触れ合う一日でした。
「未来の星たち」へ、この子達を見ていると日本の未来も明るいかな。
こういう世話役は楽しかった。
凛として袴の少女風光る

心に残る名言
家の上に屋根あり、屋根の上に月あるを、
思うのみにて我が心足る
百田 宗治(何もない庭)
2007/3/17 木瓜の花 草花

木瓜(ぼけ)の花はバラ花の落葉低木、棘のある枝に梅に似た五弁花が固まって咲く、
可愛らしい花です。
花木瓜や農具の手入れしてをりぬ

秋には実となり実を干して漢方薬などにしますが、その実の切り口が瓜に似ている
ことから、漢名を木瓜(もっか)といい、ボケの名はそこから由来しているらしい。

ミモザの花。フランスではイースター(復活祭)の花として有名で、この花が咲くと、
喜ばれ、ミモザ祭が行われる。
初音聞く鍬の緩みを直しけり

風が冷たく、デジカメを持つ手がかじかむ陽気だけれど、桜が咲き始めています。
東海桜なのだろうか、白い花びらが風の中開いています。

寒緋桜も満開だが、今朝のテレビでは富津市で菜の花畑に初雪が舞う映像が放映されて
いました。

池袋サンシャインの近くのアカデミーホールで「社団法人日本吟道学院」の通常総会が
行われた。会員総数一万余名、年間予算1億3万余の活動団体なので、
総会も出席者が多い。先立って行われた吟の発表会で「千の風になって」を
英語と日本語で吟詠された方が印象的だった。
あたたかや英語で吟ず千の風

心に残る名言
今を自分らしく生きない人には
次ぎの道は開けない
2007/3/16 春寒し(東京の初雪) 日記

東京に遅い初雪の観測、千住の方にも霰が降りたそうです。
思わぬ春寒に又コートを取り出し、花粉に悩む日々。
やっと週末の金曜日。

河津桜も終ったし、北の方に探梅に出掛けたいところだが、週末は詩吟の団体の通常総会
と青少年大会があり、春を訪ねる小旅行はお預けとなりそう。

心に残る名言
金が人生で何をなしうるか、金が人生で何をなしえないか。
この二つの問題を正しく解く人は金の真の正当な価値を知る人である。
サンタヤーナ(アメリカ哲学者)
2007/3/14 黄水仙 草花

我家の黄水仙もこの数日の寒さで躊躇っていたがやっと開き始めてきた。

確定申告をやっと本日、締め切2日前に終える。
清楚な水仙がより可愛らしく見える。

水仙が咲きそろいチューリップが咲くころが最も春の庭の美しい頃です。

窓際のシクラメンも今年はまだまだ元気で、昨年以来の勢いです。

春栄を競う草花と前庭の100本の楢の芽吹きのころが1年で最も美しい時です。

心に残る名言
他人はすべて自分よりもアカンと思うよりも、
他人は自分よりエライのだ、
自分にないものをもっているのだ
と思うほうが結局はトクである。
松下 幸之助(松下電器産業創業者)
2007/3/12 寒の戻り 日記

沖縄ではツツジが見頃を迎えているところもあるそうですが、
北国は時ならぬ大雪で、昨日クローズしたスキー場や暖冬に泣いた人たち大変でした。
雪による車の事故も出ているようだ。

ふるさと岩手の義父は時ならぬドカ雪で20センチも積もり2日間外に出てないそうだ。
風も強く北国の春は又どこかへ行ったようだ。

アメリカは昨日からサマータイムに入った。
NYとの時差は14時間から、13時間となった。
日本もエネルギー節減のためにもサマータイムを取り入れたらいい。
就業時間の後明るいと余裕も出るしね。
会社の終った後明るいうちに一杯やるのは実に気持ちも晴れやかだしね。

心に残る名言
毎日掃いても落葉がたまる。
これが取りもなおさず人生である。
田山 花袋