2007/4/30 初夏 海辺の四季

1月の末に花摘みに千倉で買って植えたポピーはまだ元気に咲いています。

朝飯を待つ愛犬ロンとハナ、一冬を外で過して毛がふかふかだ。

長柄町の「生命の森」の書斎〈トリニテイ〉の庭のメタセコイアの若葉が
木漏れ日に揺れて爽やか。

庭のオープンテラスでパスタの昼食。
初夏の陽にメタセコイアの揺れゐたり

グランドではラグビー、トップリーグの「クボタ」が合宿練習、相撲取りのような
フォワァード選手の巨人達が練習前の記念撮影。昨日の香港、先週の韓国戦では、
カーワンH/C率いる全日本が80点差の完勝。
爽やかにポパイ軍団並びけり

森林浴の後はやはり海に出てみたい。
海には森と同じくマイナスイオンの効果があり潮風は「海気浴」とも言われる。
カラフルなサーファーの店夏来る
海晴れて沖に艦船過りけり

田舎町の旧家には大きな鯉幟が方々に泳いでいます。

2007/4/30 一人静 草花

NHKの朝ドラ「どんど晴れ」は岩手が舞台です。
我が故郷「一関」の友人から「一人静」の写真メールが送られてきました。

山林や丘陵の日陰に群落をなし,20センチほどの紫色の茎の先に白色の小さな花を
穂状に開き,その淋しげで清楚な姿を、源義経が愛した「静御前」になぞらえて名づけられた。吉野山中での二人の別離の故事に重ね「吉野静」とも言うそうです。

「二輪草」 茎は柔軟で10〜20センチ2本の長花柄を出し白い花を開く。
山地にしばしば群生している。演歌にも二人は二輪草とうたわれている。

「猫の目草」 20センチ位の淡黄色の小花を集めて咲く。
ネコの瞳孔に似ている。

昨年、一昨年の4月29,30日は一関、平泉、厳美渓の満開のお花見に出掛けて
いたものだ。今年も今頃はお花見日和だろう。
本日の九十九里は25度の初夏です。

2007/4/29 SAUTERNES(ソーテルヌ)白ワイン ワイン

ボルドーの5大地区のひとつであるソーテルヌ地区産の白ワイン。
ブドウの天然の甘さが身上のこのワインは法芳香高く濃厚な甘口と
コクを持っている。
口に含んだ瞬間に広がる濃厚な甘さは女性が好むかもしれません。
グラスを重ねるワインではなく食欲を促す上品な甘さです。

◆Sauternes ソーテルヌ地区◆
グラーヴの南部に位置する。 この地区のセミヨン種のぶどうは、晩秋に発生する貴腐菌(ボトリティス・シネリア菌)の作用でぶどうの水分が蒸発し、糖度を増す。
この貴腐ぶどうから造られるソーテルヌは、蜂蜜のような芳香を持った天然甘口ワインとなる。 フォワグラやテリーヌや、ロックフォールチーズなどと相性がよい。
しかし我家の夕ご飯は鰯のミリン干、ホーレンソウのおひたし、冷奴、納豆。
ソーテルヌの甘さは後まで上品に引きます。

心に残る名言
山は西からも東からでも登れる。
自分が方向を変えれば、新しい道はいくらでも開ける。
松下 幸之助(松下電器産業創業者)

2007/4/29 若葉 海辺の四季

朝からの初夏の日差しに誘われ日曜の朝は若葉を見ながら外で朝食とする。

朝食は特製青汁、ヨーグル、リンゴ、パンと珈琲の定番。
青汁にはバナナ、黄粉、ゴマ、牛乳が入っている。ヨーグルトは牛乳から作った
お手軽な自家製カスピ海ヨーグルトです。

やっと取り払った炬燵掛け布団が干してあるのが見えますが、春の日が早々と来て
寒が戻り、又春が来ては冬がきて、またまた春が来て今日は一気に初夏。

タラの芽は葉が大分伸びてきました。間もなく葉に覆われタラの木の判別が判りづらく
なります。まだまだ美味しそうなタラの芽も見えます。


2007/4/28 高津の富(お金は天下の回りもの?) エッセイ

落語にはもちろんお金を題材にした噺もあるのですが、桂枝雀師匠の「高津の富」
(高津の富=現在の宝くじ)は次のようなまくらで始まります。
お金は天下の回りもの。回りものと言いますからどこへでも回っていくのかと
思いますとそれが違うのだそうです。回る道が決まっているのでございます。
ルートがあるわけでございますね。・・ですからその道のニアバイ(すぐ近く)に
いる人には回ってまいりますが、ファーラウェイ(遠くに)にいる者には生涯かかっても回ってこんというのがお金というもんやそうでございます。

お金というものは淋しがり屋やそうでございますね。
あまり強いもんではございません。そりゃそうでしょう。わしゃ一番の大将やと
威張っているあの一万円札でもなかなか独り立ちはできないのでございます。
一枚では立てません。

ですから例え2、3枚の一万円札を懐にしましたところで
それは仕方がないのでございます。1枚や2枚では淋しいのでございます。
もっと仲間のたくさんいるところへ、飛んで行こう、飛んで行こう。
お金は、あるところへ、あるところへとどんどん集まるようにできているのでございます。・・・・と、こんな感じです。お金は淋しがり屋で、大事にしてくれるところ、
仲間がたくさんいるところへ集まるもので、その道筋にいない者には回ってこない・・
たしかにその通りかもしれません。

心に残る名言
貧者は昨日のために今日働き、
富者は明日のために今日働く。
二宮 尊徳

2007/4/27 躑躅燃ゆ エッセイ

花は葉に八重の大輪が咲誇る中,躑躅(ツツジ)が山里に町の街路の植え込みに
家々の庭先に燃えています。

近所の躑躅屋敷のツツジは満開です。
昨日の雨に洗われた後の朝のツツジは見事でした。

東京の根津神社の境内にある約2000坪のつつじ苑はつつじの名所として良く知られています。

館林市のつつじが岡公園には約11万uの園内に、50余品種1万株のツツジが
咲き誇り、中でも高さ5mにも及ぶ巨樹や樹齢800年を超えるヤマツツジの古木は
世界に類がない有名な所です。

週末はツツジ狩りが良いですね。
館林のツツジもヤマツツジ古木群が(旧公園)満開やや過ぎ
キリシマツツジ古木群は(新公園)7分咲きのようです。

(滝ツツジ)
心に残る名言
仕事の核をつくっておけば、
いろんな仕事に広がっていく。

2007/4/25 森林浴 日記

主催する年2回の詩吟の仲間の「ゴルフコンペ」。雨の日を選んだ訳ではないが
9回目のコンペで始めての雨。
しかし友部の宍戸ヒルズCCはまさに新緑の芽吹き時。

装具を付けた足ではさすがにプレーは控えたが、カートに乗って一緒にコースを
回って、森林浴を堪能。
雨の上がった午前中は緑あふれる森林で、風や空気、せせらぎの音、小鳥の声
鶯の谷渡りなどを聞いたり感じたりすることはそれだけでも癒しの効果絶大。
マイナスイオンを浴びる「森林浴」の効果は雨の中でも最高。

八重桜が満開であった。地元の人たちは牡丹桜と言うようです。
プレーしない身には何とも美しく見える。つい伊勢大輔(いせのたいふ)の一首を思う。
いにしえの 奈良の都の八重桜 けふここのへに 匂ひぬるかな



雨上がりの木々の芽吹きも雨の中の芽吹きの山々も目に優しくいい森林浴と運動になった
石楠花もいい時期を迎えていた。
本降りの雨を力に木々芽ぐむ

心に残る名言
明日ありと思ふ心のあだ桜、
夜半に嵐の吹かぬものかは。
親鸞

2007/4/23 水芭蕉 エッセイ

雪溶け水の中に白い花を咲かせる「水芭蕉」
“夢見て咲いている”ミズバショウです。葉がバショウ(芭蕉)の葉に似ているので,
この名前になりました。

信州の81万本の水芭蕉大群生地!奥裾花自然園、尾瀬の水芭蕉、
信州戸隠森林植物園 の水芭蕉など有名ですが、今年の暖冬で例年の5月連休時期より1週間くらい早まりそうです。
秩父の水芭蕉園は4月12日にすでに開園し見頃を迎えているそうです。

水芭蕉公園のハイキングの季節になるともう初夏の風情ですね。
ご心配を頂いている小生のアキレス腱切断ですが、翌日からギブスで固定して
歩いていますが、本日装具になり一層歩き易くなりました。
もう少しでゴルフが出来るかな?
昨日までのプラスチックギブスは下の写真ですが、今は装具技術が進んで、入院、安静
の昔の治療ではなく翌日から怪我の足に加重してしっかり歩き普通の生活で自然治癒を
するようです。周りから見ると大変そうに見えますが痛みはなく普通の生活なのです。


まあ注意一秒怪我一生と言われますから、体の動きが頭で考えているように動かない
と言う事ですかね。

(もう見納めの水仙)
心に残る名言
努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る。
井上 靖(小説家)

2007/4/22 タラの芽 海辺の四季

自宅の裏山に山菜の王様タラの芽が出てきた。
養殖のタラの芽は一年中出回っているが、野生のタラの芽は最高。

自生のタラは、ほとんどその芽を折られています。
それほど有名で、それほどおいしいのです。
ウドは毎年地上部が枯れて、春に地中から芽が伸び出してくる草ですが、
タラは棘だらけの枝の先端に芽がつく木です。
タラは枝を少ししか出さないので、一本の木に芽が数個しかありません。
家の近所は人も少なく外から人が来ないのですぐ傍に自生のタラが沢山見かけます。

タラは棘だらけです。軍手をしても役に立ちません。
芽先はナイフで丁寧に採ります。
何と言っても天麩羅が一番でしょうかね。

タラの芽には、赤っぽいのと青い(緑)のがあり、青いものの方がトゲが少なく
美味しいです。
(次の人の為に、そして来年の為に、新芽だけを手で採りましょう。木を切ったり、
折ったりしたら木が死んでしまいます。)



山菜を獲り、海に蛤を探る、こんな田舎の暮らしは長閑なものです。

心に残る名言
プロ野球選手が野球が好きなように、
プロのビジネスマンは仕事が好きでないといけない。
三木谷浩史

2007/4/21 蛤(はまぐり) 海辺の四季

久々に九十九里を大網から南下しドライブに出掛けるが風が強く海の色は茶色の濁り水。
風が止むと九十九里の広大な砂浜には風紋が現れる。

岬町の太東崎灯台も風が強く茶店のおばさんの手作りの蛸飯ご飯をいただき、千葉港の
近くで獲ったという大きな白っぽい蛤(はまぐり)の酒蒸しを試食し、蛤を買う。
海に詩の無き日蛤を喰らひけり

今晩は当然お酒のつまみは蛤の酒蒸し。
酒を沸騰させ蛤を入れて落し蓋を落とすだけのお手軽料理。
以前は九十九里の遠浅で干潮時には良く獲れたけど最近はさっぱり獲れず、地元の名物
焼き蛤も殆どは中国、韓国からの輸入ものが実情だ。

小粒は蛤のお吸い物。
縄文の遺跡から出土した貝の80%近くが ハマグリとのこと、縄文人はきっと
他の貝よりも好んで食べたのだろう。 ハマグリには神話や昔話が数多くあり、
雛祭りにもサザエと一緒に供えるという風習もあり、日本人の食文化の中でも蛤は
古い伝えもあります。

「桑名」は昔から蛤の名産地として知られています。木曽川、揖斐川、長良川の河口に面し、真水と海水が混じり合った水域が、古くからの蛤の漁場でした。水揚げ高は30年前には年間3,000トン近くに上りましたが、木曽岬干拓事業や水質汚染などで激し、1995年度には年間1トンにまで減少したのです。まさに幻の食材となったわけです。現在は地元漁協が、稚貝の飼育に成功し、放流が軌道に乗ってきたために、20〜30トン前後にまで回復し、絶滅の危機は一応回避できたものの、高級食材となっています。
「輸入物とは味がちがう」といわれ、数は少なくなってきても、桑名産にこだわる料亭、専門店もあります。
「その手は桑名の焼き蛤」は、うまいことを言ってもその手は食わないことを
言い桑名の蛤の名を高めています。

心に残る名言
強さは「肉体的な力」からくるのではない。
それは「不屈の意志」から生まれる。
マハトマ・ガンジー

2007/4/21 躑躅(ツツジ)屋敷 海辺の四季

近所の躑躅(ツツジ)屋敷が見事に咲き始めました。
桜が終ると若葉と色鮮やかな躑躅が目を楽しませてくれます。

まだ5分、6分の咲き加減ではありますが、近所では有名なツツジ屋敷で、
「どうぞご自由にご覧下さい」と看板を立て臨時の駐車場まで隣に用意してくれています

ツツジ (躑躅) の代表品種に、オオムラサキツツジ(大紫躑躅)、キリシマツツジ
(霧島躑躅)、リュウキュウツツジ(琉球躑躅)、レンゲツツジ(蓮華躑躅)がありますが
、これらの躑躅がこの庭には名前入りで説明されておりました。

ツツジ(躑躅)と似た花に同属の、 サツキ(皐月) があります。両者の違いは、春咲くのがツツジ(躑躅)、初夏から咲くのが サツキ(皐月) と言われるそうです。

ところで、躑躅という漢字ですが
中国で毒性のあるツツジを羊が誤って食べたところ、足ぶみしてもがき、うずくまって
しまったと伝えられています。このようになることを躑躅(てきちょく)と言う漢字で
表しています。従って、中国ではツツジの名に躑躅を当て、日本へもその中国で使われていた名称躑躅が入って、つつじと読むようになったと言われているそうです。

心に残る名言
寒さにふるえた者ほど太陽の暖かさを知る。
人生の悩みをくぐった者ほど生命の尊さを知る。
ホイットマン(アメリカ詩人)

2007/4/20 穀雨(こくう) 日記

穀雨(こくう)は二十四節気の1つ。4月20日ごろ。および、この日から立夏までの期間。
春雨が降って百穀を潤すという意味だそうです。

春に3日の晴れ無しと言われ、4月は晴れの続くのは2日くらいしかないそうで、
おまけに4月に雪が降ったり、つい
この前「お花見」をしたばかりなのにもう冬が来たような陽気。

穀雨かな田中に父祖の墓祭る
ギブスになって以来海をみていないなあ、明日は海辺のドライブに行こう。

心に残る名言
振り向くな、振り向くな、後ろには夢がない。
寺山 修司(劇作家)

2007/4/18 筍 海辺の四季

筍の旬を迎えています。
近所の竹やぶ、散歩道にも雨後ニョキニョキです。


先日詩吟の友人から自分の山で採れた朝採りの筍と蕗をいただきました。
実は筍堀りをしようと誘ってくれたのですが、あいにくこのギブスの足ではね。
まあ、筍ごはんに若竹煮をいただきますか。

トリロジー3個ダイヤ計1カラット。
筍よりも少し高いかな。
2007/4/17 鈴蘭水仙 草花


水仙もそろそろ終りに近づいてきた。
黄水仙も大方花をしぼめ鈴蘭水仙が頑張っています。

八重水仙もまだ頑張っています。

寒の戻ったような今日の寒さですが、藤も咲き始め、ハナミズキも咲き出しました。

心に残る名言
私を天才と呼び、成功者というのはあたらない。
何もかも精一杯の努力をしただけだ。
エジソン
2007/4/16 田植 海辺の四季

今朝の出掛けに田植の風景を見ました。
先週頃から田水が張られていたので、いつも連休前位だなあと思っていたら、
方々に田を植えたばかりの小さな早苗が風に揺れていた。

田植機械で植える田は見る見る間に一人で終ってしまう。
早乙女が田植歌を歌いながら並んで田を植える風景は昔の風物詩となってしまった。
<b> 田を植ゑる雨本降りとなりにけり
<b> 水攻めの如く田水の張りにけり<b>

椿もほとんどその大きな花を地に落としてきており、大ムラサキツツジが
咲き始めていますが、大門さんが撮った最近の椿をご紹介します。

落ち椿も又風情がありますね。
<b> 椿百貌さまざまに落ちてをり<b>

<b> 心に残る名言
悩んだり迷っていても前には進めません
走り出せば、必ずなにかを得る事ができるんです。
和田秀樹<b>
