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2015/6/3  中庸  漢詩

今週の幕張本郷の詩吟教室の課題吟は明治天皇の侍講となり、教育勅語の草案に貢献した

幕末・明治の間学者元田東野作の「中庸」

  中庸 元田東野         

 勇力の男児は勇力に斃(たお)れ 文明の才子は文明に酔う

 君に勧む須らく中庸を択(えら)び去るべし 天下の万機は一誠に帰す


元田東野(1818〜1891)幕末・明治の漢学者・・肥後熊本の生まれ、

 武士の子として藩主の小姓から横井小楠にも師事した。

 第一次長州征伐に参加し戦功あり、のち熊本藩の侍講となった。

 明治四年大久保利通の推薦で、宮内省に出仕して侍講・皇后宮御用係から宮中顧問官・

 枢密顧問官などに累進した。

 このときに井上毅らと共に教育勅語の草案にも関わった。

 明治天皇の侍講となり天皇側近として20年間奉仕する。

解説 中正不偏の中庸の道を実践すべきことを述べたもの。

通訳 勇気をたのみ、腕力をほこるものは、結局は粗暴と無分別によって

 身を亡ぼしてしまうものであり、ただ文明にあこがれる才子は、文明に心酔するあまり、

 わが国固有の美点長所をわすれて無節操軽薄な人物になりかねない。

 そこで、君にぜひ勧めたいことは、常に不偏中正の道をえらび、

 これに則した考えをもち、行動をとることである。

 「中庸」にあるごとく、天下のあらゆることが起こる微妙な点は、

 すべてただ一つの誠によるものであるから、それを失わないようにしなければならない。


詩吟の教室では一通りの解説と吟じ方をキーボードの伴奏で行い、

一人一人に吟じてもらうのだが、この詩文に魂のこもった吟声を聞いていると、

何とも歯がゆい永田町の政治家や、霞ヶ関の官僚達のことを思ってしまう。

明治の時代には滅私奉公、世の為、人の為の生き方・考え方の人材が輩出したが、

今の国のリーダー達は受験戦争に勝った勝ち組や、政治予備校出のボンボン達が闊歩し

自分の出世、名誉・金銭欲の強い、自己中心型が多いように思う・・。

そして彼等は責任は他人に転嫁し、詭弁を弄して自己保身と他人の足を引っ張り、

人を中傷し、利権の斡旋をして、外国人からも違法の献金を受けなんら恥じようとも

責任を取る事もなく、国民に増税を提案して、自らの高い報酬を下げようともしない。

自分が良ければ子孫の代にどうなっても知らん・・・の厚顔無恥な人が多いように思う。

永田町・国会や霞ヶ関の人達にもこの元田東野の「中庸」の精神を学んで貰いたいものだ。

師曰く・・常に不偏中正の道をえらび、これに則した考えをもち、行動をとることである。

「中庸」にあるごとく、天下のあらゆることが起こる微妙な点は、

すべてただ一つの誠によるものであるから、それを失わないようにしなければならない

ご参考 

侍講・・・明治時代、天皇・東宮に書を講じた官職。




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