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2021/10/17  松尾芭蕉「奥の細道」俳句の旅  日記

松尾芭蕉「奥の細道」俳句の旅(1644年ー1694年)

元禄二年(1689年)弥生も末の7日、芭蕉は門弟の曾良を伴い江戸深川から舟で

千住に出て奥羽、北陸の各地をめぐる六百里、160日に及ぶ長旅に出かけました。

魚屋の杉山杉風や多くの門人に送られ、

「行く春や鳥啼き魚の目は涙」

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旅に生き、旅を住処とした西行の足跡を辿り、野ざらし紀行、笈の小文、

更科紀行に続く旅はまず日光へ、

「あらたふと青葉若葉の日の光」、

一日に30`から40`を歩く健脚は那須・黒羽に掛り、草刈の農夫に馬を借り、

後から付いて来る子供に名を聞くと「かさね」と言う、

「かさねとは八重撫子の名なるべし」、


西行が清水流れる柳かげと詠った

「遊行柳」の所で早乙女達の田を一枚植えを去ってゆく様子を見ていて、

「田一枚植えて立ち去る柳かな」と、

須賀川にて「風流の初めやおくの田植えうた」、芭蕉には各地に門人や

俳句の知人がおり、宿を提供してくれる句友、又土地の名主から興を受けたことなど

から、芭蕉隠密説などがあるが芭蕉は当時の世俗的な俳壇から距離を置き、

風流、侘び、寂(さび)を追求してきた。

江戸を出て三月、武隈に着くと、

「あやめ草足に結ばむ草鞋の緒」、

松島に向かい、余りの美しさに、ああ松島や松島やと嘆息を漏らし、

「松島や鶴の身をかれほととぎす」、


いよいよ一関に入り、5月13日に平泉に向かい義経主従最期の地となる高館に登る。

「三代の栄耀一睡のうちにして大門の跡は一里こなたにあり・・」

杜甫の影響を受けていた芭蕉は「国敗れて山河あり、城春にして草青みたり・」と

頭に過ります

「夏草や兵どもが夢の跡」

「五月雨の降りのこしてや光堂」


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芭蕉はいつまでも涙にくれていた。

一関から深谷、岩崎、岩出山へ庄屋の家に泊めてもらうが、

馬が同居する家で蚤、虱に襲われる。

「蚤虱馬の尿する枕元」、

尾花沢に出て、また当地の弟子たちに迎えられ紅花の収穫期に

「まゆはきを俤にして紅の花」、

いよいよ山寺・立石寺に、ニィニィ蝉の鳴く中、濡れ苔に滑らぬように足を踏みしめ

登り続ける。「山寺や石にしみつく

蝉の声」を「さびしさや岩に・・」

「閑さや岩にしみ入る蝉の声」
と筆を書き加えた。

6月3日に最上川の急流下りを体験し、

「さみだれを集めて早し最上川」、

6月15日、松島と並ぶ景勝の地、象潟を目指し、越王勾銭の愛人だったが、

敗戦の結果、呉王夫差への贈りものにされた博幸の美女「西施」のことを思い出し、

その憂いを

「象潟や雨に西施がねぶの花」、


鳥海山を遠望して酒田に抜け、7月2日新潟に着き、

目の前に広がる佐渡島に銀河の掛るのを眺めて、

「荒海や佐渡によこたふ天の川」、

7月12日高田・能生を後に糸魚川を過ぎ市振りに到着、

今夜の泊まる宿は伊勢参りの遊女も同宿。

「一家に遊女の寝たり萩と月」、


黒部川を渡り犀川を散策して金沢へ、地元の芭蕉門下の一笑の早世を悼み

「塚も動け我が啼く声は秋の空」、

9月3日、150日、六百里に及ぶ奥の細道の旅の終着地大垣に着きますが、

すぐに江戸には戻らず、伊勢神宮に参拝したり、伊賀上野の家郷に帰ったり、

奈良、京都に遊び、大津の膳所に住みついたりして3年ぶりに江戸に戻ったのは


1691年(元禄4)の10月末、その後に書き上げた旅行記「奥の細道」は冒頭

「月日は百代の過客にして行きかう年もまた旅びとなり・・「と書き上げると、

旅への思い止まず、また次郎兵衛を伴い西国に向います。

「菊の香や奈良には古き仏たち」

「秋深し隣は何をする人ぞ」


大阪で寝込んでしまった芭蕉の病は重くなり、門弟の見守る中、病床で

「旅に病んで夢は枯野をかけめぐる」

辞世の句を詠み、旅に生きた51歳の生涯を終えました。

遺言で琵琶湖の畔、大津市の義仲寺の境内に俳聖芭蕉の墓がひっそりと建っています

                        参考文献

                            松尾芭蕉 小倉 肇
                             
                            芭蕉   伊馬春部
                             
                            松尾芭蕉 嶋岡 晨

                            奥の細道吟詠集 加藤龍宗










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