2022/5/10 惜別の歌 漢詩
漢詩を歌うたびに思うことは、やはり自分自身の琴線に触れる詩文に
出合った時ですが、中国梁 の時代400年代の詩人「 范 雲」の別詩も
そうした詩の一つです。
別 詩 (范 雲 )451 〜 503年
洛陽 城 の東 西 長 らく時 を経るの別 れを作 す
昔 去 るとき雪 花 の如 く今 来 るとき花 雪に似 たり
詩の心・・・・都洛陽の町で東と西に別れて以来、そのままになってしまっていたが、
その友をおもい懐かしむ詩です。
叙情と叙景が織り交じって、尽きせぬ思いが伝わってきます。
別れた昔は、雪が散る花のように美しく降っていたが
今ここでは、再び友に会えぬことを悼むかのように、
散る花もあの時の冷たい雪のように思われるのである。
日本吟道学院ではこの詩に小林旭のヒット曲になった
かの古賀政男さんが詩吟の節調こそ「日本人の琴線に最も響く」と言われたそうですが、
良い詩に巡り合い、それを声にして歌うときに自分の琴線に触れる喜びが
詩吟の魅力でもある。
出合った時ですが、中国梁 の時代400年代の詩人「 范 雲」の別詩も
そうした詩の一つです。
別 詩 (范 雲 )451 〜 503年
洛陽 城 の東 西 長 らく時 を経るの別 れを作 す
昔 去 るとき雪 花 の如 く今 来 るとき花 雪に似 たり
詩の心・・・・都洛陽の町で東と西に別れて以来、そのままになってしまっていたが、
その友をおもい懐かしむ詩です。
叙情と叙景が織り交じって、尽きせぬ思いが伝わってきます。
別れた昔は、雪が散る花のように美しく降っていたが
今ここでは、再び友に会えぬことを悼むかのように、
散る花もあの時の冷たい雪のように思われるのである。
日本吟道学院ではこの詩に小林旭のヒット曲になった
かの古賀政男さんが詩吟の節調こそ「日本人の琴線に最も響く」と言われたそうですが、
良い詩に巡り合い、それを声にして歌うときに自分の琴線に触れる喜びが
詩吟の魅力でもある。