令和元年12月12日
庶民の暮らしが豊かになった江戸時代。お伊勢参りがブームになったり、滝沢馬琴の『東海道中膝栗毛』がベストセラーとなり、旅が庶民のものとなった。
中世から近世にかけて豊前に訪れた文人墨客の紀行を集めたち『中・近世の豊前紀行記』は私も宇佐の近世、近代史を研究している立場から大変重宝し、参考になっている。
貝原益軒、古河古松軒、伊能忠敬などが宇佐八幡宮を訪れて、いろんなコメントを残している。
ところで昨日宇佐市民図書館で借りた二冊、『江戸の旅を読む』と『近世紀行文集成九州編』。
いずれも福岡教育大の教授板坂燿子氏(宇佐市出身)の著書である。
この中に私の読んだことのない佐藤信淵の『佐藤信淵九州紀行』と作者不詳の『菅の下葉』に宇佐八幡宮へ来たときのことがのことが載せてある。
またしばらく楽しめそうだ。

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