オニシバリ[鬼縛り](ジンチョウゲ科)
いつもの林縁で、オニシバリの花が咲き始めていました。3年前から観察している株ですが、その時よりも生長した姿が見られます。
花の盛りを迎えたようで、枝に隙間なく花を付けています。
花の色は黄色と言うより黄緑色と言った方が良いですね。花の中央には黄色い葯が目立ちます。
この株で実を見たことがないので、これは雄花なのでしょう。
少し離れた林縁には、別のオニシバリがあります。こちらは上のオニシバリより先に見つけた株です。
その頃は笹薮に隠れるように生えていて、見つけるのに苦労しましたが、今ではササよりも生長して見つけやすくなりました。
花は咲いていましたが、上のオニシバリとは花の付き方が違います。
花の数も少なく、花弁も後ろにやや反り返り気味です。
花の中央もやや広く、柱頭らしきものが目立ちます。
ここでは、夏に生る赤い実を観察したことがあるので、これは雌花なのでしょう。
夏にまた、その確認に出掛けなければなりませんね。
2013年の実
3月中旬 横浜市内にて

