シシウド[猪独活](セリ科)
本州〜四国、九州の日当たりの良い草地に生える大型の多年草。一度開花し、結実すると枯死する1稔性植物です。
草丈は1〜2mになります。葉は2回〜3回に分かれる羽状複葉で互生します。小葉は先が尖り、縁には細かい鋸歯があります。
7〜11月、大きな複散形花序をだし、白色の小さな花を多数咲かせます。果実は2分果で、表面に油管が明瞭に見えます。
根を「独活(ドッカツ)」と言って、鎮痛、鎮静に用いられる薬用植物でもあります。
よく歩く林でシシウドの花と出会いました。夏休みに旅先で見たことがありますが、近所でも咲いていることに驚きました。
小さな花ですが、セセリチョウの仲間がたくさん訪れていて、盛んに蜜を吸っていました。
せっかくの週末、台風がそれてくれることを願います。
7月中旬 横浜市内にて
