2015/4/2
トレーニングの蓼科山 山・自転車
新潟の山を一緒に歩いた仲間は、皆足が速かった。
私もコースタイム位では歩けると思うのだが、長距離を歩く人ってコースタイムの8掛け以上で歩きますよね。
これから長いコースもテント泊もしてみたい私、怠けていられない。
そこで、今日は歩きたい欲求からではなくて、トレーニングしなくちゃの半義務感からの山だった。
振り返ればこの景色

中央アルプス

御嶽山
トレーニングなら、なんといっても「時間:効率」のいい蓼科山です。
今日の蓼科山、天気はいつもながら最高!
しかし、昨日の里の雨は山でも雨だったのだろうかと思う、テカテカツルツルの凍った登山道・・・
ずうーっと、シリセードの跡を歩くようなものです。
ツルツルの登山道にステップの跡などまったくないうえに、細かく出てくる深い踏み抜きの穴。
気の許せない道だった。
いつもなら平らな道は時間稼ぎにさっさと歩くのだが、今日は第2急登を登り切った後は足が進まない。
第3急登、これほど辛かった道は昨年5月の雪の涸沢以来だと、思うほどきつかった。
いつになっても森林限界に出ない。
体調が悪いのかと、さえ考え始める。
この急登を、いつもの倍は時間かけて登ったと思う。

森林限界まで出た時、この先は楽になるから歩く気なら歩ける。
でも、この冬は素晴らしい蓼科山山頂からの展望は2度も見ているから景色への欲求はない。
ここからは、私の苦手な岩と雪のコラボ。
岩がだいぶ出ている景色を見て、下ることに決めた。
しばらく下った景色のいいところでお昼です。

南アルプス
今日、第1急登が終わったあたりで、もう下って来る人と立ち話した。
蓼科山をいつも歩いている柏の人がいるという話は聞いていたが、その人だった。
柏から何で蓼科山なのですか?
と尋ねると
ここの景色は素晴らしい。
そして、滑落の心配がなく雪崩の心配もない。
トレーニングに最適です。
と、いう。
ああー私の思っていることと似ている!と、話が弾んだ。
ここをせっせと歩いておけば、北アルプスのどこでも歩けますよと励まされる。

北アルプス:穂高や常念岳がよく見える
下りの判断が正しかったと思ったのは、下り道で2度も転んだからです。
一度目は、雪に滑ってではなく、岩や根っこにつまづいたのでもなく「なぜここで!?」と、思う平らな道。
二度目は、岩が露出しているところを回っている時にアイゼン同士を引っかけた。
今日は、上まで行く体力が私には欠けていたと思う。
どちらも疲れが出ているから起きた。
怪我にならずに良かったと、最後の最後まで気を抜けない春の雪山だった。
3月蓼科山
http://wind.ap.teacup.com/yamanoniji/287.html
1月の蓼科山
http://wind.ap.teacup.com/yamanoniji/274.html

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