今日は朝から早起きをする。
8時の便で残り2名の参加者が到着し、6名全員が揃った。
今回は特に参加者の目的はイダキだけでなく様々違った目的来ている人たちばかりだ。
まずは許可証をとりに行くためにダンガル(ジャルーの妹さんで一番の理解者である。)を迎えに行く。彼らの住む場所に行くとジャルーやファミリーたちがごっそり出迎えてくれた。おかげで昨夜の空港煙草事件などどこか吹っ飛んでしまった。
とりあえず座れといわれたので、おみやげを渡す。今回は100円ショップで買った子供のおもちゃ類をごっそり持って行った。光るもの、ぬり絵セット、シャボン玉などなど。あっという間に子供たちの人だかりであんなにあったものがあっという間に消えていった。他の参加者からもいろいろプレゼントを持って行ったので、皆両手にプレゼントを抱えて嬉しそうだ。
そうしたら小さい子をだっこした人がやってきた。その小さい子を見て「あ、ヨーチン!」と声をかけてしまった。ヨーチンはジャルーの孫で前回の訪問でイダキを吹き始めて大きくなったなあと思っていた子供だ。でもダンガルが「ヤカ、ヨーチン(ヨーチンじゃないよ)」という。そういえばもう少し大きくなってたかな?と思うと「ヨーチンはあっちだよ」と指を指す。
そりゃ、びっくりしたよ。半年経ったらすっかり少年になってた。あの赤ん坊だったヨーチンが!子供の成長は本当に早いね。
そしてパーミッションをとりにディムルというこのあたりを管轄しているオフィスへ。無事許可が降りると、また彼らの住んでいる場所へ戻る。ひとしきり、のんびりして、イリカラのアートセンターへ。いよいよ増築の工事も終わりに近づき、大きなスクリーンのあるシアターも完成した。ダンガルもついてきたので、新たに数本イダキを選び、再びジャルーたちのもとへ。近くの海岸を歩いたり、昼寝をしたり、そりゃあ、まったりした時間を過ごした。
そして今日のクライマックスとなったことが起こる。
「泥がにをとりに行くぞ!」ダンガルが言う。
思い立ったが吉日!ということで以前住んでいたスキービーチへ行く途中の道からオフロードへと入り、少し走ったところで車を止めた。目の前にはマングローブの密林。鞄は置いていくように、といわれる。皆、何でだろう?と思いながら密林の入り口へ。そこからはサンダルを脱ぐ。一歩密林にはいると・・・・
すげ〜〜〜〜〜〜〜〜。
なんだこれは??
宮崎アニメの世界?
マングローブの根っこが絡み合うように密集してる。
その中を泥の中や根っこの上を歩き続けるのだ。
いや〜、確かに鞄はじゃまだ。
でも、なかなか思うように進まない・・・。
すると、ダンガルが「1匹見つけたよ!」と叫ぶ。
その根元には大きな泥がに!!!!
結局その1匹しかとれなかったけど、
夜焚き火で焼いてくれて食べた爪の美味しかったこと!!
あんなでかい爪を食べるのははじめてだ〜〜とみんな感動ひとしおでした。
あの満天の星空の下で食べたあのあじはしばらく忘れられそうにない。


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