「[旅日記]2006.11.12アーネムランド4日目」
日記
あれ?今日は日記はアップしないんじゃなかったの?
そう思っている人もいるだろう。
実はGikalまでは行かなくなったのだ。
朝、ジャルーの所に行くと、ドフィヤ(ジャルーの奥さんであり私のヤッパ(姉)に当たる人だ)に呼ばれた。今日1泊する予定のGikalは日帰りで行くことになったという。まあ彼らの約束は必ず変更になるから慣れっこだが。イダキの木を切りに行き、レインボークリークで泳いでGikalに顔を出して帰ってこよう、という。もちろんそう彼らがしたいのならそれに反対する理由はないし、参加者の中には電気も水道もないところでキャンプということにちょっと不安を覚えていた人もいたので、何人かはややほっとした様子だ。
さて、それなら善は急げと出発しようと思っていたら、ジャルーの息子であるラリーが一緒に行くと言っておきながらハンティングに行ってしまう。彼が帰ってくるのを待って出発しよう、ということになったが、なかなか帰ってこない。仕方ないので何人かで探しに行くことに。その間残りの参加者は子供達の遊び相手となる。やっと戻ってきたら、ラリーの車のエンジンがかからなかったり(結局押しがけをしてかかった)、ジャルーの車にカートをつけたりして、どんどん出発が遅くなる。そして必要なもの(水とか食料とか、イダキを切る道具とか)を買って、なんだかんだで11時半は過ぎていた。
それでもそこからまずGikalへの道のりを走る。空港へ向かう道を空港の直前に左へ次第に未舗装道路になり、ガーマフェスティバルの会場へはいる道の手前で左に。そして次第に道は細くなり、ユーカリ林に車1台が通れるほどの小道をひたすら走る。
2時間ぐらい走ったところで、車を止めてイダキカッティングに森へはいる。ジャルーはどんどん奥へ入っていった。そしてドフィヤから呼ばれて私は彼女と行動をともにすることになる。するとドフィヤはどんどん木を切り始め、そのたびに木を倒すのに使われ、のこを入れるのに使われ、みるみるうちに11本のイダキを切り倒した。「もう充分でしょ?」そういったら「いや、クリスマスの前に車を買わなきゃいけないから、あと2本切り倒すよ」と。厚さと労働ですっかりばててしまった。切るところまでならいいのだがそれらのイダキを車の所まで運ばなくてはならない。これが大変だ。他の参加者に助けを求めて、運びきった。もうバテバテだ。
それを見てダンガル(ジャルーの妹)が「今日はよく眠れるよ」といったので「いいや、きっとヤッパの悪夢を見るね」と言い返したら彼女は大爆笑していた。
結局Gikalにはたどり着けず、レインボークリークでの水浴も時間が無く中止となった。
でも1日これだけ体を動かしたらホテルに帰ってからの食事も旨かったし、満天の星空の下で入るややぬるま湯のプールも気持ちよかった。
明日は切ってきたイダキの製作の手伝いをする予定。

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