SOS Dan web siteにて来春の公開が発表されていた『涼宮ハルヒの消失』の公開日は来年の2月6日に決まったそうです。
来年の4月くらいに公開かなと思ったら、2月に公開らしいです。
『対馬奪還戦争1』 著・大石英司
〔あらすじ〕
巡航ミサイルによると思われる攻撃で竹島の守備隊は壊滅した。これを日本の仕業だとした韓国政府は、空挺を対馬に降下させ対馬奪還を目論む。
しかし、サイレントコアを中心に山間部に逃げ込んだ対馬警備隊は、韓国軍に対して執拗な反撃を行う。
日本と韓国の対馬を巡る戦いが始まった。
〔感想〕
『北方領土奪還作戦』に続いてのシリーズものです。
前回は日本が「攻」でロシアが「守」でしたが、今回は韓国が「攻」で日本が「守」に回ります。
こう言っては悪いですが本作は、『北方領土奪還作戦』と同じく現状維持――日本が対馬を奪還で結末を迎えるでしょう。今までの大石英司作品で、現状が動いた記憶はありません。そういうわけで、日本がどうやって韓国の侵攻を受けた対馬を奪還するかの過程を楽しんでいこうかと思います。
本作が出た時点(8月25日)では、民主党が政権を取っていませんでしたが、本作では民主党が圧倒多数を取ったとして書かれています。首相は、明確な記述はありませんが、おそらく小沢幹事長でしょう。前原国交相は防衛相として登場します。どうでも良いですが、前原大臣の顔が思い浮かびません(汗) 韓国の大統領も冷静な目で今回の戦争を眺めている様子です。
5作くらいまで及ぶシリーズだと思われますので、韓国軍が対馬に上陸して、対馬警備隊と小規模な戦いを展開したり、対馬に向かう韓国海軍に対して、F−2がミサイルで攻撃するなどのドンパチはありますが、本格的なドンパチは次回以降に持ち越しです。
『北方領土奪還作戦』のように、終盤がはしょられたりしないことを願います。
〔余談〕
中公文庫から『魚釣島奪還作戦』と『沖ノ鳥島爆破指令』が出版されました。サイレントコアが登場するお話では、10年近く前に刊行された『アジア覇権戦争』シリーズ以来です。しばらくC★NOVELSで出た作品の文庫化が進むのでしょうか。
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