ボルゾイはペットショップに並ぶことが滅多にないので、値段の目安が分かりにくいと思います。
今はネットが普及していますので、値段を調べたり、比べたりすることは比較的容易になりました。
しかし実際に犬を見て、その金額が納得できる金額かどうか検討するまではなかなか難しいと思います。
ましてや見慣れない、比較対象の少ない犬種。「本当にこの犬はボルゾイとして問題はないのか?」判断するのは、よく見かける人気犬種より難しいのではないでしょうか。
ここでは私自身が考える、犬の値段について正直に述べさせていただきます。
ボルゾイに限りませんが、異様に安い犬っていますよね。「お買い得!」と飛び付く前に、「何故こんなに安いのか」を考えて下さい。
最初から安い犬。最初からその値段で商売が成り立つということは、経費や手間がかけられていない、ということが考えられます。
産ませて育てるのにかかる経費…
交配料、エサ・ミルク代、医療費、意外とかかる交通費、広告代、24時間冷暖房費、そして人件費、等々
そして子犬が無事全員良い飼い主さんに巡り会えるまでの世話に費やした時間を時給に換算すると…
まぁ考えたことは誰もないでしょうが、それはもう気が遠くなりますので、考えたくありません!
この項目…けっこう愚痴かもしれません(^_^;)
子犬が4か月以上、3頭くらい残っている場合…そこへ設備修繕費用や、備品買い直し費用がプラスされます笑…いや、笑えないんですよ!
犬舎の壁で穴のあいてないところの方が少ないですし…設備全然修繕してませんね。
話を戻します!
シビアな考えになりますが、「赤字とわかっていても、これ以上置いて維持費がかさむよりマシ」と育ちすぎた子犬の値段を、かなり下げて売る場合はあります。
管理の良いお店、ブリーダーさんから購入するなら、それはお得な場合もあります。
どういう犬に育つかある程度予想がつく、ワクチン済みで病気の心配が少ない等のメリットが考えられます。
しかし管理が悪く、営利のみが目的のお店やブリーダーさんだと、犬が病気等のトラブルを抱えていたり、アフターサービスや十分な説明が受けられないこともあります。
特にボルゾイは大型犬ですので、管理が悪いと足が真っ直ぐ育たずちゃんと走れなかったり、中型犬のサイズで成長が止まったりということもあるのです。
こういうお店や犬を見ると「ここから出してあげたい」と思ってしまうのも無理はないと思います。でもこういうところから犬を買う人が増えると、お店の人、繁殖者は「適当な管理でも十分儲かる」と安易な繁殖、商売を繰り返してしまいます。
できれば買わないことと、あからさまに環境が悪いと思ったら保健所に通報してもいいと思います。
もちろんきちんと視察、指導、処分してくれるかは各管轄で違うと思いますが…。
うちの実家には一度保健所の人が「犬がたくさんいるのを見かけたので」と、飼育環境を確認に来たことがありますよ。

破れたところをガムテで補強

そこを更に剥がしてるの

子犬がいると、ソファは一年持ちません


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