2007/7/23
ときどき「六壬占断口訣」の注文をいただく。
ありがたいことである。今日もある方から
お振込みをいただき、メール添付でお届けした。
今日はそのあと、「六壬占断口訣天の巻」の
内容をちょっと読み返してみて、ふと銭老師の
言われていた口伝を思い出した。
(一般のブログ閲覧者の方には何のことか
訳がわからないと思いますが、御寛恕
くださいませ。m(_ _)m)
さて、六壬神課の課式は天地盤を定め、日干と
日支をもとに四課三伝を出すのであるが、銭
老師に言わせると「この課式を人にたとえると、
三伝は顔の目鼻のようなものであり、四課は
四肢のようなもの、そして、天地盤はその内臓
のようなものである。」ということだ。
つまり四課三伝というのは日辰に注目して
スポットを当ててその日の占機を取り出した
ものであり、もっとも目立つ部分なのである。
…その他の隠れた目立たぬ動きは内臓である
天地盤に網羅されているというわけだ。
これは医者が患者を診断し、その内臓の病を
把握するのと似ている。…また内臓を直接
調べることも出来ますな。
…秘すべし、秘すべし。

0
コメントは新しいものから表示されます。
コメント本文中とURL欄にURLを記入すると、自動的にリンクされます。
投稿者:圓寂坊
北斗柄さん。
本の内容を読むより先に、CDロムをインストールして
使わせてもらってます。あれ、便利です〜♪^_^v
内容については、また熟読させていただき、感想などを
書き込みさせていただきます。
投稿者:圓寂坊
おぉ、ネットに載ればきっと売れ行きは順調でしょう。
増刷、増刷〜♪
因みに、私は岩田書院さんに直接頼み、昨日入手いたしました。
来客があったりしてまだ目を通しておりませんが…。(;^_^A
それにしても、岩田書院さんってあまり商売っ気が
ないような。
投稿者:圓寂坊
補足。
…当りすぎると天機を漏らす事になるので、福徳や寿命などが
削られていくことになるように思いますので、分かっていても
漏らさない方が良いかも知れませんけど。
そういう意味では、何でも分かるというのもやっかいですよね。(;^_^A
投稿者:圓寂坊
はい、おそらくその日の天地盤の中にあらゆる事象が
要素として含まれているのだと思います。名人になれば
天地間の色々な事象が分かるようになると思われます。
…もちろん、私はそのような境地には程遠いですが。(-_-;)
そういう風に推測できます。
投稿者:けん
圓寂坊さま
「陰神」の概念ご教示くださりありがとうございました。名称も聞いた事があるだけで、具体的にどのようなものかは存じ上げませんでした。
六壬は『武備志』で見て以降一度研究したいなという願望はあるのですが、どうしたらよいかもわからず、またなんせ自前のパソコンがなく圓寂坊書籍部のお世話になりたいなと思ってはいますが未だ機会を得られずにいます。
貴重なご教示くださりありがとうございました。
投稿者:圓寂坊
こんにちは、けんさん。コメントありがとうございます。
けんさんは六壬を研究されておられますか。実は
この口伝よりも前に認識しておくべきことがあります。
それは「陰神」の概念です。三伝は置いておくとして、
六壬の四つの課というのは、本当は二つの課であり、
第二課と第四課はその陰神なのです。これが見えると
六壬の世界が広がりますよ。ははっ。(*^-^)
投稿者:けん
ご無沙汰しています。
今回の六壬の口伝、術数にも興味がある僕としては(ただ名称等を少し知っている程度ですが)とても目からウロコでした。
最初拝見したとき、閲微草堂筆記にでてくる術者をふと思い出しました。
本当に奥が深いのですね。